ウィング・ビーンズ

本日の日本列島北から南まで、予想最高気温はすべて30度超え。

夏の朝日が眩しい札幌も31度まで上がりそうです。

もはや日本は亜熱帯?

どなたさまも熱中症にはくれぐれもご注意を。

こまめに水分をとりましょうね~。

さて、夏の沖縄旅5日目リポートを続けましょう。

イオンモール沖縄ライカム開業で注目される本島中部を駆け足視察(笑)、

混雑し始めた国道330号線を那覇に向かって戻ります。

定宿ホテルに向かってレンタカーを走らせる夕方、

「今晩の沖縄ごはんはどこにしようかなぁ~」と思案するハッピーアワー。

外食レベルが非常に高い那覇は選択肢があり過ぎて、迷ってしまいますが、

明日の朝が早いので、今夜はホテルから徒歩圏内のお店へ。

那覇の人気店は予約をしないと入れないので、まず電話でお席を確保。

スマホの地図で「ふむふむ、大体あの辺ね」と場所を確かめ、

夕涼みがてら、ホテルを出発、県庁前方面へ向かってそぞろ歩き。

今夜のお店は那覇市役所のすぐ裏手にあって、

県庁や地元テレビ局、新聞社などが立ち並ぶ一角にあるお店。

まあ、札幌で言えば時計台があるあたりよねぇ、すぐわかるよねぇ~、

な~んて余裕をかましていたのもつかのま、

碁盤の目の街に慣れた方向音痴には、那覇のダウンタウンは手ごわかった。

同じような筋道、脇道に点々と良さげな風情のお店の行灯が見えますが、

なかなか目指すお店が見当たらない。

あれ・・・?ここはどこ?・・至近距離にあるはずなのに・・・。

「あのぉ~、迷いましたぁ~」。

情けない声でお店にSOSの電話を入れる。

「あはは、大丈夫、すぐそこですよぉ~」と

電話の向こうのスタッフが優しく誘導、

何のことはない、一つ角を曲がった先に黒塗りの板壁が粋なお店がありました。

那覇の泉崎「わたんじ 通堂町」です。

「いらっしゃいませぇ~!」

店内に入ると一斉に元気な声が迎えてくれた。

中央には大きなカウンターがあり、明るい笑顔のスタッフはみんな笑顔。

靴を脱いであがる広い板の間、高い天井、ゆったり配置された席、

木をふんだんに使い、落ち着いてくつろげる空間にしつらえられています。

近くの公務員やマスコミ関係者、さらに観光客までさまざま客層に愛される

地元人気の居酒屋ダイニングというのも納得。

ほっ、無事到着。コの字型のカウンターにまずは落ち着きましょう。

で、このカウンター席がまた実に心地よいのです。

箸置きとグラスが2人ずつセットで配置されているのですが、

隣の席との間隔がぜいたくにゆったりととられているので、

お隣と肘がぶつかることもないし、会話も気がねなく楽しめます。

これならお仕事帰り、職場の話だって気軽に盛り上がれますよね~。

プライバシーをそれとなく守りつつ、居酒屋の賑わいはキープする。

絶妙なこの席配置、お役所やマスコミ関係者御用達なのもわかります。

やはり那覇の外食レベルは味以外でもポイントが高い。

さあて、まずはお約束のオリオン生をオーダーし、

何をいただきましょうか、本日のお品書きなどに目を通します。

まずは大好きな「じーまみ豆腐(ピーナッツ豆腐)」とぉ、

夏ですものね、これまた大好物の「ナーベラーンブシー」、

ナーベラー(へちま)の味噌煮込みも食べたいし、

ん?「うりずん豆のてんぷら」?

「うりずん豆」・・・初耳ですが、

野宮センサーが「きっと旨い」に振れた(笑)、

「えっとぉ、あとは、このうりずん豆のてんぷら、ね」と早速注文。

ぷるっぷるの自家製じーまみ豆腐に

独特のほのかなひなたの匂いがたまらないナーベラーをパクパク、

白味噌とかつおだしがきいた味噌煮込みは京料理に通じる上品さ。

地元でいただく沖縄料理は本当に滋味深い。

毎日食べてもまったく飽きない、というか、毎日食べたいくらい大好き。

と、そこに、「お待ちどうさまでしたぁ~」とやってきました、

熱々の揚げたて「うりずん豆のてんぷら」。

ほぉ~、これが「うりずん豆」。

えっとぉ、角ばった太めのいんげん豆というか、大きめのオクラというか。

翡翠色の美しい肌がかすかに透ける揚げたてのてんぷらをまずはパクリ。

さくり・・・はふっはふはふ・・・んんん~、旨い~!

肉厚な豆のさやは食べごたえがあって、

爽やかな緑の香りとほのかな甘みが最高。

実の断面がひだのついた四角形をしていて、とっても面白い。

そう、沖縄で「うりずん豆」と呼ばれるこの野菜の正式名称は

マメ科シカクマメ属シカクマメ、

ユニークな形から「四角豆」と呼ばれる熱帯原産のお豆でありました。

沖縄の春分から梅雨入り前までの初夏をあらわす「うりずん」。

「潤い初め」が語源とされていますが、

このうりずん豆が収穫されるのは7月頃から秋にかけて、

沖縄のおいしい夏野菜のひとつであります。

それにしても四方にヒダのついた形はユニークでキュート。

その断面のヒダヒダが羽のように見えるからでしょうか、

英語では「ウィング・ビーズ=翼豆」と呼ばれているそうです。

翼のついた豆・・・食べると旅心がそそられそう。

うりずん豆・・・翼のついたウィング・ビーズを食べたせいでしょうか、

夏の沖縄旅、さらに南のまだ見ぬ島へと旅心が飛んでいきます。

そう、旅の6日目から1泊2日で真夏の宮古島へショートトリップしてきます。

大方の荷物は那覇のホテルに預けて、

1日分の着替えと美しいサンゴの島への憧れを小さなバッグに詰めて、

さあ、明日の早朝、那覇空港を出発します。

翼豆を食べ終えたら、さあ、そろそろおいとま、離島旅に備えましょう。

待っててね~、宮古島。

(写真は)

これが翼の生えた美味しい「うりずん豆」。

和え物やサラダ、スープや炒め物などお料理方法は色々。

おすすめは、やっぱりてんぷら。

夏のお豆の風味が最高。

心に羽が生えますよ~。