海の森
サッポロの夏を満喫~。
昨日の日曜日、夕涼みがてら大通ビヤガーデンにおでかけ。
目指すはサッポロビール8丁目会場、手には搭乗券を握りしめて(笑)。
なんでも「夏のサッポロ満喫キャンペーン」とかで、
6~8月の新千歳発着のJAL搭乗券で生ビール1杯プレゼントされるらしい。
うふふ、夏の沖縄旅の時のチケット、ちゃんと取ってあったもんね~。
お得情報は見逃さない(笑)。
旅して楽しんで、帰ってきたらタダで生ビール飲んで、また旅話で盛り上がる。
この夏は3倍楽しませていただきました~。
さて、その夏の沖縄旅6日目、1泊2日の「旅中旅」リポートに戻りましょう。
ステイしていた那覇から早朝のJTAで
伊良部大橋の開通で5つの島がひとつながりになった宮古島へひとっ飛び。
宮古島、伊良部島、下地島、そして池間大橋を渡って池間島へ。
お昼ごはんをはさんで一気に4つの島をアイランズ・ドライブ。
さあ、誇り高き池間民族、海人(インシャ)の島に別れを告げて、
そろそろ宮古島へ戻りましょう。
エメラルドグリーンの海に架かる美しい池間大橋を渡って
宮古島の北の端、三角形の島の頂点に突き出る狩俣、島尻方面へ。
この細長い半島を南へ下り、島の南部にある今晩のホテルへ向かうのですが、
確か・・・池間島へ行く途中、このあたりで・・・
気になる標識があったような・・・。
時刻は午後2時半、う~ん、寄り道する時間は少しありますなぁ、
旅人の好奇心がまたムクムクと頭をもたげてきました(笑)。
だってぇ、なかなか見られないよ、「マングローブ」なんて。
そう、標識で見かけた文字は「島尻マングローブ」。
マングローブとは熱帯、亜熱帯地域の河口など
海水と淡水が混じり合う汽水域に広がる植物群のこと。
雪が降る北海道では絶対お目にかかれません。
日本国内ではこの南西諸島以外ではほとんど見られない貴重な自然。
北緯43度から飛行機乗り継ぎ、車走らせ、ここまで来て素通りできましょうか。
早速ガイドブックとスマホで情報リサーチ。
ふむふむ、さほど遠くないぞ、狩俣から島尻集落方面に抜ける道沿いね。
「よく観察していないと行き過ぎる場合も多い」とアテンションも。
は~い、あの標識見落とさないように・・・、
慎重にレンタカーは、マングローブをめざす。
おお~、あったあった、「島尻マングローブ」の標識。
矢印に従って先へ進みと、きちんと駐車場も整備されていました。
しかし車は1台もなく、亜熱帯の水辺は静寂に包まれています。
どうやら国の天然記念物、宮古諸島最大規模のマングローブ林を貸切状態のよう。
おっ?緑の群落の中を行く快適な木道が完備されています。良かったぁ~、
ジャングル探検装備がなくても気軽にマングローブ見学ができる(笑)。
午後の日差しがますます強くなり、木道も真っ白に光っている。
南国の暑さをもろともせず、いざ、マングローブ探検へ。
で、どれ?どれがマングローブ?
そうなんです、わかってるようで、全然わかっていなかった(笑)。
「マングローブ」という名前がついた植物があるわけではないんですね~。
熱帯、亜熱帯の河口など海水が満ちてくる潮間帯に生える植物をまとめて
「マングローブ」と呼ぶのでした。
雪の降る高山に生える植物を高山植物と呼ぶのと同じ。
目の前には水辺から何本もの足をにゅっと突き出した不思議な緑の木々が。
確かにその種類は一様ではなく、さまざま形があります。
これ、全部ひっくるめて「マングローブ」なのね~。
島尻マングローブ林は約1kmの入り江に発達したもの。
宮古諸島で最も大きな規模の群落を形成していて、
しかも川のない島で群生を発達させるのは珍しく、
植物地理学上も貴重な研究対象となっているそうです。
そうかぁ、ジャングルの川のように見える沼地は干潟なのねぇ。
ここで見られるおもな植物は「ヤエヤマヒルギ」「オヒルギ」
「メヒルギ」「ヒギモドキ」「ヒルギダマシ」など。
「もどき」だの「だまし」だの
ずいぶん不名誉な名前をつけられたマングローブ君もいるようですが、
個性的な亜熱帯の緑が水辺から鬱蒼と茂る風景は圧巻。
容赦なく照りつける南国の太陽、濃い緑と、入り江の水と、赤く濡れた干潟・・・
誰もいないマングローブ林に佇んでいると
熱帯のジャングルにたった一人取り残されたような
そんな白昼夢を見ているような不思議な気持ちになる。
ふと・・・目も覚めるような純白の何かが動いた。
美しいシロサギが一羽、水辺でゆったり羽を休めていました。
それは・・・まさに・・・夢のように美しい光景で・・・
私は・・・やはり・・・白昼夢見ていたのだろうか。
思わずスマホで写真を撮ろうとした瞬間、
ふわり・・・シロサギは天女が舞うように美しい純白の翼を広げ、
悠々と入り江の向こうに飛び去っていきました。
マングローブ林にはこうした多くの野鳥の姿も見られ、
シーカヤックで野鳥観察を行うツアーなどもあるようです。
さらに潮が引いたら、キュートなカニたちが主役、
ヒメシオマネキやニナミコメツキガニなどがとことこ干潟を散歩。
亜熱帯の水辺が生んだ豊かな自然環境は
北からやってきた旅人には白昼夢のような別世界体験でした。
寄り道して良かった。
宮古島には山も川もないのに、
豊かなマングローブの林がどこまでも広がっている。
亜熱帯の島の自然のパワーにただただ感動。
三角形をした宮古島のてっぺん近く、宮古空港から車で25分、
島尻方面までちょっとドライブしてみてください。
夢のような「海の森」が待っています。
(写真は)
川がないのに海の森がある。
宮古島「島尻マングローブ」は
夏休みの自由研究のテーマにはもってこい。
シーカヤックツアーやエコガイドさんもいるらしい。
自然好きには超おすすめのスポットです。

