インターミッション
41日ぶりに「夏」が途切れた。
昨日の北海道は雨模様の肌寒い一日、
7月8日以来41日ぶりに道内全地点で
最高気温が「夏日」の25度に届かず、一気に秋の気配。
連日突っ走ってきた「夏の沖縄旅」リポートも本日はちょっと休憩。
噂の「カフェ島」来間島のお話は明日以降にして、
本日はインターミッション、夏の終わりのパーティーのお話です。
半袖では涼しすぎる雨が降った昨日、
ラグビーの大会を終えて、東京で寄り道をしていた大学生の息子が
いつもの年より遅い夏の帰省で札幌の我が家に帰ってきました。
ふと気づけば、彼が帰ってくる日は、何やら雨が多いような。
21年育ててきて、今気づいた、ヤツは「雨男」だったんだ(笑)。
なにはともあれ息子が帰省、20日は夫の誕生日、ということで、
急きょ、おかえりなさい&バースデーパーティーを開催。
夏の終わりの北海道。
主役は20代の息子と60代の夫。
ムキムキのラガーマンと健康ダイエットにいそしむシニア。
ふ~む・・・メニュー構成をどうしようか・・・。
良き筋肉のためにはお肉も入れたいし、おふくろの味「グラタン」は必須(笑)。
思案しながらご近所スーパーで食材の品定め。
おっ、「さつま姫牛」ねぇ~、手塩にかけて育てられた黒毛和牛とな。
まあ、ちょっと奮発しますか。
そして、お魚はと・・・、雨で海が時化ていたのか、
鮮魚コーナーはいつもより種類が少なめでしたが、
やはり、この時季、ぴかぴかの旬の「イカ」が誘っています。
夫が「イカ」が大好き、
ビヤガーデンでも必ず「イカ焼き」注文するもんねぇ(笑)。
あとは・・・北海の鯛「ソイ」のお刺身などなどお買い物を終了。
さあ、夏の終わりを惜しむホームパーティーの準備を始めましょう。
今回のコンセプトは「量」より「品数」。
今日の涼しさではビールでガツガツ流し込むってな感じでもないしねぇ。
色々あれこれ少量多品種のお料理&冷えたカヴァという気分。
ざざっとメニューを考えてメモに書きだしてみると、ふ~む結構な皿数、
空港まで迎えに行った夫と息子が到着するまでおよそ3時間、
まあ、ベテラン料理人には十分な時間よねぇ~(笑)。
やってやろうじゃないの~♪ クッキング開始♪
夏の終わりのホームパーティー。
本日のお品書きは・・・
「生ハム(ハモンセラーノ・プロシュート・ヴァイヨンヌ)&北海道産メロン」
「朝イカのローマ風フリット」
「朝イカときのこのアヒージョ」
「マッシュルーム(十勝マッシュ)のセゴビア風」
「黒毛和牛のローストビーフ~こく旨ソース添え」
「北海道産ソイのお刺身」
「海老グラタン」
「大浜みやこ(かぼちゃ)の煮物」
「夏野菜のローズマリー・グリル」
新鮮なミニトマト(シンシア)と焼きたてバゲットも添えて
デザートは「特製バースデー・ティラミス~ラム酒風味」。
ざっと10品、確かにこうして書きだしてみるとなかなか壮観ですが、
「ティラミス」は午前中のうちに作って冷蔵庫で冷やしてあるし、
ひとつひとつはそう複雑な作り方ではないので、大丈夫、やればできる(笑)。
え~っとぉ、最初に牛肉に下味をなじませ、
かぼちゃを煮て、マカロニ茹でて・・・
まずは頭の中で、下準備&調理の手順を複層的にイメージトレーニング。
ガスコンロとオーブンとお鍋とフライパンを効率的に使いこなさねばなりません。
コンサート前の指揮者がオーケストラをイメージして
舞台袖で目をつぶってタクトを振るようなもの(笑)。
そう、今宵、私は、お料理マエストロ。
ほんと、お料理って、心身の活性化に抜群に役立つと思います。
手と体と脳細胞と感性を同時に総動員して動かすのですから。
キッチンで一人ダンスを踊りながら微分積分を解くようなもの。
エネルギーは消費できるし、達成感はあるし、
何よりお料理を作ることで、誰かを笑顔にできる。
こんな幸せな脳活トレーニングがあるだろうか(笑)。
バターがジュウっと溶ける音、まな板と包丁が奏でる軽いリズム、
活きのいい朝イカがオリーブオイルの海でパンッ!と跳ねる。
キツネ色になったニンニクの香ばしい匂い、
ローズマリーやイタリアンパセリの清冽な香り・・・。
お皿の数だけ五感が総動員され、
さまざまな音や匂いや手触りに心身すべてが刺激される。
本当にお料理ほど幸せな脳トレはない。
午後6時前、予定の時間に余裕を残して、準備完了。
実家の母も招いて、久しぶりに家族が全員集合。
「おかえりなさい」と「お誕生日おめでとう」の乾杯のあと、
ささやかながら温かい夏の終わりの宴が続くのでした。
ちなみに本日のお品書き10皿のうち、特に好評だったのは
「朝イカのローマ風フリット」。
初登場メニューは、やはり、強い(笑)。
(写真は)
愛する沖縄の焼きもの「やちむん」の器と
夏の終わりのホームパーティーのお料理。
沖縄の青に北海道の朝イカがよく似合う。

