北の島からの贈り物

夏の終わりのフィナーレ・ランチ。

礼文島から獲れたてのウニが届いた。

かの地で船を持つ夫の知人からの夏のご挨拶。

さあ、お米をといで、ご飯を炊いて、年に一度の贅沢ごはん、

絶品「ウニ丼」でお昼ご飯じゃあ~!

昨日の火曜日は平日にも関わらず、

礼文島直送生ウニに敬意を表して、急遽、ウニ丼ランチパーティー。

良かったぁ、今日は予定がオフだから、時間もあるもんねぇ。

美味しいモノはみんなで食べようと、実家の母も呼んで、

目もくらむような豪華昼ごはんと相成りました。

メインはぴかぴかオレンジ色の輝きを放つ極上ウニ。

献立作りが難しい(笑)。

ウニへの期待を高め、ひきたて、風味を損なわないメニュー・・・。

冷蔵庫の野菜や食材たちと相談の上、

「トーキビと桜エビとたまねぎとアーサーのかき揚げ」

「大根と人参と豚肉のきんぴら」「新潟産茶豆」に

「小松菜と舞茸と油揚げのお味噌汁」に決定。

もちろん宮古島の美味しいお味噌で作ります。

農家さん直送の朝もぎトーキビ(トウモロコシ)は

一気に茹でて冷凍しておいた実を使います。

北海道産のタマネギを薄切りにして、トーキビと桜エビ、

そして沖縄の美味しい海藻アーサをボウルに入れたら、

小麦粉、少しの片栗粉を加えて全体にまぶし、

最後に溶き卵を加えたら、練らずにさっくりと混ぜ、

オリーブオイルの海にそ~っと泳がせます。

極上胡麻油の代わりにオリーブオイルを使うのが我が家流。

以前、透明な胡麻油を切らしていたので試してみたところ、

実に軽く、さっぱりと仕上がったので、

それ以来、揚げものもオリーブオイルを使うようになりました。

おおお~、旨そう、タマネギや桜エビ、アーサにトーキビ、

北海道と沖縄の食材がオリーブオイルの海で

美味しいシンクロ団体演技を繰り広げています。

よ~し、カラリと揚がった北と南のマリアージュかき揚げには

沖縄のおいしい塩(マース)を添えて、

大根と人参と豚肉のきんぴらは大嶺工房の鮮やかな器に。

「夏の終わりに乾杯!」。

軽いランチビールを一口、さあ、召し上がれ~。

サクッ・・・ふわり・・・う、うんまぁ~い!

オリーブオイルで揚げたかき揚げは実に軽い食感。

トーキビ、タマネギの甘い風味、桜エビとアーサの潮の香りが合体、

見事に美味しいブーケを醸し出しています。

まずい、ここで食べ過ぎてしまっては

本日の主役「絶品礼文産極上ウニ丼」が入らなくなる。

断腸の思いで(笑)箸を置き、キッチンへ向かいウニ丼の準備に。

少し固めに炊き上げたご飯を器によそって、パリパリの海苔をのせ、

冷蔵庫から恭しく取り出した「ウニ様」を丁寧にお載せする。

う・・・わぁ・・・あ・・・あ・・・美し過ぎる・・・このオレンジ色の輝き。

しかも・・・こんなにたっぷり・・・ご飯が見えなくなるまで・・・

あああ・・・いいんだろうか・・・こんな贅沢な平日のランチ・・・

バチが当たりそう・・・。

興奮と感動で手指がぷるぷる震える(笑)。

「ガンゼ」と呼ばれるエゾバフンウニは温かみのあるオレンジ色。

それより濃い鮮やかなオレンジ色は「ノナ」、キタムラサキウニ。

これほど贅沢なオレンジ色の競演があるだろうか。

ワサビ醤油をたらりと落として、さあ、大きなお口を開けて・・・

いっただっきまぁ~す!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

食卓を沈黙が支配した。

あまりの美味しさに、全員、絶句(笑)。

口に広がる甘さ、旨み、心地よい磯の芳香・・・。

北の海の豊かさが五臓六腑に沁み渡る~。

礼文の海にそよぐ立派な昆布をぱくぱく食べて甘く甘く育ったウニ。

厳しい自然に耐え抜く北の島からの贈り物だ。

最後の一口までありがたくありがたくいただきました。

極上ウニを送ってくれた礼文の知人によれば、

ここしばらく海のうねりが強くウニ漁がずっとできなかったそうで、

久しぶりの漁で獲れた希少なウニだということです。

遠い南の海の台風からやってくる土用波の影響は

美味しいウニ丼とも無関係ではないのですね。

ウニが獲れる北の島と緑のアーサが育つ南の島。

何千キロも離れていようとも、大きな海でひとつながりなんだ。

小さな島の大きな恵みにあらためて感謝した、

超贅沢な平日ランチパーティーでありました。

というわけで、本日は予定変更して北の島のウニ丼のお話を。

南の宮古島のソウルフード「古謝そば」のお話は

明日に順延させていただきます(笑)。

ほんと、島は、旨い。

(写真は)

礼文のウニをてんこ盛り。

こんな贅沢、許されるのか(笑)。

年に一度のウニ祭りを終えて、

我が家の夏は静かにフィナーレに向かう。