いとしの市場
ゆく夏を惜しみつつ綴る。
「夏の沖縄旅」7日目リポートを続けましょう。
1泊2日の宮古島「旅中旅」もいよいよ終盤。
那覇へ戻る飛行機の時間が近づいてきました。
宮古名物「うずまきパン」の製造元「富士製菓製パン」では
サッカーが結んでくれたハートフルな出会いがありました。
旅の神様にまたまた感謝しながら、製パン工場を後にします。
飛行機の出発時刻は17時。
空港近くのレンタカー事務所には1時間前には着くとして、
ふ~む、まだ1時間弱は時間がとれそうだ。
ギリギリ、行けるんじゃない?お約束の市場。
「旅に出たら『市場』へ行くべし」。
「製造元・工場」とともに「野宮的旅の鉄則」であります(笑)
ガサゴソ、地元フリーペーパーの詳しい地図で場所を調べると、
旅の神様がまた微笑んでくれた。
何とレンタカー事務所のまん前に産直市場があるではありませんか。
宮古島の新鮮な野菜や果物、お土産を買うならココ!と評判の
ファーマーズ・マーケット「あたらす市場」であります。
JAおきなわが運営している市場で
地元の農家さんが作る新鮮な農産物や加工品が並ぶ人気スポット。
しかも場所は宮古空港のすぐ近く、レンタカー事務所のまん前。
帰りの飛行機の時間が迫る旅人にとって
これ以上のロケーションがあるでしょうか。
迷わず、目指せ。「あたらす市場」。
え~っと、富士パンの駐車場を出て次の信号を左折して、
お?目の前にはもう空港のフェンスが見えます。
これは安心安心、ギリギリまで市場ショッピングが楽しめそう。
空港のフェンス沿いにほんの少し北上したところで
レンタカーは道幅の広い78号線、城辺線に出ました。
左手にスズキプラザ、自動車学校・・・あっ、ありましたありました!
明るくキレイな建物「あたらす市場」です。
道路を挟んだお向かいに、はい、車を借りたレンタカー事務所も発見。
あとは、制限時間いっぱい、お買い物を楽しむだけ(笑)。
いざいざ宮古島の美味しいもんが集う「あたらす市場」へ。
おおお~、広く明るい店内には新鮮な農産物が勢ぞろい。
今が旬の「マンゴー」に真っ赤な「ドラゴンフルーツ」「グアバ」
「パッションフルーツ」に「島バナナ」。
「ゴーヤー」「トウガン」「ニガナ」「ナーベラー」「紅イモ」などなど
それもとびきり、とれたて、ぴちぴち。
しかも生産地ならではの嬉しいお値段で並んでいます。
島野菜好きにとっては天国、パラダイス、興奮しちゃう。
わぁ~ん、もう、端から端までぜ~んぶ買って帰りたいよぉ。
毎日、ここに通って買い物して、毎日、ごはん作りたい。
あたらし市場があるだけで、宮古に住みたいぜ(笑)。
なかには「カンダバー」「エンサイ」など
植物検疫上、県外には持ち出せない葉野菜もあって、
ますます買いたくなるが、
今晩帰るのは那覇のホテル、キッチンはない(涙)。
ふえ~ん・・・日持ちしそうな島野菜はないかしら~。
ん?あれは何?大きな黄色の野菜が目を引いた。
「ナンコウ」。
甘くみずみずしい宮古島在来種のカボチャだそうです。
POPには「ビタミンA、B1、B2、Cが豊富に含まれ
風邪予防や夏バテ解消に特効あり」と書かれています。
「島かぼちゃ」として親しまれる「ナンコウ」は、
普通のカボチャと違ってとても水分が多いのが特徴とか。
カボチャ好きの島野菜好き、魅かれる・・・
だが、デカい。重い。泣く泣くあきらめた。
青い「パパイヤ」に「ハルダマ」「ツルムラサキ」も超新鮮。
葉野菜なんて一把100円だよぉ~、
茹でてピーナッツ和えとかしたら、オリオン進みそう。
これから飛行機に乗らねばならない旅人は
仕方なく頭の中で買い物をし、献立を考え、調理する。
妄想的「エアクッキング」に浸っていると、
おっ?ピーナッツ和えの「ピーナッツ」!?
「宮古島産落花生」だ。
沖縄の市場はずいぶん歩きましたが、生の殻つき落花生(ピーナッツ)、
つまり沖縄の言葉で「ジーマミー(地豆)」を見つけたのは初めてかも。
そう言えば、かつてピーナッツが名産だった伊江島でも
最近はほとんど作ってないって
お菓子工場のおばちゃんが言ってたもんね。
宮古島で会えたか、生のジーマミー。
落花生は土の中で実をつけることから
沖縄では地豆「ジーマミー」と呼ばれ、
昔はハレの日に食べられる貴重品だったそうです。
生の落花生を丁寧にすりつぶして作るジーマミー豆腐は
そのなめらかな口当たりが「クーベーサン(味わい深い)」と評され、
沖縄の人々に愛され続けています。
私も大好きなオキナワン・オードブル(てか、デザート?)。
宮古島「あたらし市場」で出会った生の殻つき落花生。
500グラム入りの袋詰めになっていて、2種類ありました。
さすがJAの市場、生産者がきちんと表示されています。
○○さんの落花生は粒が大きめで、しっかり乾燥されていて、
上地さんの落花生はちょっと小粒ですが、殻の色が黄味が濃く、
まだ水分が残っていてちょっとしっとりしています。
う~む、生の落花生、出会うのも初めてですから、目利きしようがない。
ええ~い、小粒で色が濃い方にしてみよう。
名前も富士パンのママと同じ上地さんだし(笑)、とノリで決める。
がしかし、買っていっても持つのか?大体どうやって食べるんだ?
じーまみー豆腐はちょっと難しそうだし・・・。
ちょうど通りかかった市場の女性店員さんに聞いてみた。
「あの、これ日持ちしますか?」
「はい、冷蔵庫に入れておけば1週間は大丈夫ですよ」
「で、どうやって食べるんですか?」
「えっ?茹でて食べればいいんですけど?」
「茹でるって、殻ごと、ですか?」
「はい、殻ごと。後は枝豆みたいに中の豆を食べればいいんです」。
「なぁ~に当ったり前のこと聞いてんの」的な店員さん(笑)。
すんません、人生初生落花生なもんで。
よし、日持ちはする、
札幌に帰って茹でて食べればいいだけ、
後はオリオンかサッポロ、ビールを冷やしておけばいいだけだ。
いそいそと上地さんが作った宮古島産落花生の袋を
手に取るのでありました。
それにしても「あたらす市場」の「あたらす」って?
新鮮であたらしい農産物が集うという意味合いかと思ったら
「あたらす」とは宮古の方言で「愛おしい」という意味だそうです。
宮古島の農家さんが手塩にかけていとおしんで育てた
とびきりの野菜や果物が集う市場にぴったりのネーミング。
しかも、「あたらす市場」、新鮮な農産物に加え、
とびきりの加工品や地元のお菓子もたくさん集っていました。
いそいそと生の落花生を抱えてレジに向かう途中、
禁断の(笑)島おやつゾーンに遭遇。
「あたらす市場」の甘いスポットのお話はまた明日。
おっと、急がねば、飛行機飛んじゃう(笑)。
(写真は)
宮古島産生の落花生。
中華料理店のおつまみで
塩茹で生落花生を食べたことはありますが、
殻付き茹で落花生は未体験。
うふふ、楽しみな自分土産ゲット。
500グラムで400円なり。

