花やかなお豆腐
ザ・秋晴れ。
どこまでも天高く青い空が突き抜けています。
爽やかな朝日がくっきりとした光と影のコントラストを生み出し、
澄み渡る秋の空気は万物の美しさを引き出しています。
大雪山系からは早くも初雪の便りが届きました。
秋の美しさに潜むかすかな冬の予感。
この秋晴れ、今のうちに楽しんでおかなくちゃ。
おっと、その前に「夏の沖縄旅」リポート、
懐かしの苫小牧スイーツ話で小休憩しましたが、
旅も終盤を迎えた8日目のお話を続けましょう。
名残惜しくはありますが、明日には帰る飛行機に乗らねばなりません。
香港路地裏的な美味中華食堂「燕郷房」で満腹ランチ、
食後はちょっと車を走らせ、浦添市の港川カフェストリートへ。
自家焙煎工房「沖縄セラードコーヒー」が新設したカフェで至極の一杯を堪能、
お土産に深煎りマンデリンなど極上豆をゲットし、那覇へ戻ってきました。
明日は泣く泣く(笑)機上の人。
その前に沖縄生鮮食材買い出しの下見をしておかなくてはなりません。
帰る当日に、地元のお野菜など買いこむのが旅人の鉄則。
限られた時間を有効に使うためには前日の「仕込み」が大事。
ま、仕事の段取りと一緒よね~。
まずはお野菜の下見っと。
本当は昔ながらの相対売りが残る「農連市場」で
朝採り島野菜など買って帰りたいのですが、
商いのピークは明け方とあって、今回も無念の撤退(笑)。
午後にはひっそり静かなガープ川沿いの農連市場を背にして、
大きな開南通りを渡り、太平通りへと足を進めます。
国際通りからかなり奥まったこのあたりは完璧な地元ゾーン。
畑で採れた島野菜を平台にちんまりと並べ、
無心でモヤシのヒゲ根を一本一本とっているおばあさんや
揚げたてのてんぷらや作りたてのおかずが並んだお惣菜屋さん、
奥で捌いたマグロのぶつなどが旨そうな刺身屋さんなどが
肩を寄せ合うように並んでいるお気に入りエリア。
まずは太平通りに入ってすぐの大きな青果店をチェック。
那覇在住、料理上手な知人も
「ここのお野菜はおすすめ」とリコメンドしてくれたお店で
本当に次から次へとトラックから新鮮な沖縄野菜が入荷してきて、
いつでも採れたて新鮮、質の良い品物が並んでいます。
緑の濃いゴーヤー、立派なナーベラー(へちま)、
つやつやとした葉っぱが元気な島の葉野菜たち。
このお野菜軍団を見ているだけで健康になれるような気がする。
わぁ~ん、全部買って帰りたいよぉ~。
とりあえず、あれと、あれと、それあたりは明日も入荷してるわね。
ざっと仕入れ人のように(笑)視線を走らせ、下見を済ませて、
サンライズ那覇通りと交差する新天地市場通りに入ります。
そうそう、ここでももう一軒、寄りたいお店が。
ジーマミー豆腐専門店「商六」さんです。
あったあった、きょうもガラス越しに手作り作業が見えます。
が・・・しかし・・・看板の文字が・・・いささか変わっている。
大きな墨文字の書体が同じなのですが、一文字違う。
「花商」。
でもお店に並んでいるジーマミー豆腐は同じだわ。
どうやら実家系統だった旧屋号から
オーナーさんの名字を一文字とった「花商」に変更したとか。
華やかさもある新屋号も良いですね~。
お店の前にはサンプルがあって、大・小好きなサイズと個数を注文すると
ガラスの向こうの作業場で手作りしたばかりの
ジーマミー豆腐が買えるのです。
落花生(ジーマミー)とさつまいもの澱粉(ンムクジ)を練り合わせて
白いお豆腐のように固めたジーマミー豆腐。
県内どこでも食べられる代表的な沖縄グルメですが、
この「商六」あらため「花商」のジーマミー豆腐はすべて手作り、手絞り、
ピーナッツの香りが豊かで濃厚なねっとり感がお気に入り。
以前は那覇空港でも少し手に入りましたが、
現在はこの新天地市場通りの本店でしか買えないようで、
前日に寄ってみたというわけです。
以前はきれいなマダム風の奥さまがお相手してくれましたが、
きょうはきれいなお姉さんが店頭にいます。(娘さん?)
「あのぉ、明日帰るんですけど、朝に来て買えますか?」と聞くと、
「冷蔵で1週間持ちますが、できるだけ新しい方がいいですよね。
明日朝、お取り置きしておきますよ」と笑顔でにっこり。
「良かったぁ、じゃあ・・・小さいのを6つお願いします」。
「はいっ、小6個、お取り置きしておきますね、お待ちしています!」。
う~ん、なんて素敵な笑顔&応対でしょう。
以前のマダムもそうでしたが、
この「商六」いや(まだ慣れない・笑)「花商」さんは
ジーマミー豆腐も美味しいけど、接客がとても心地よいのです。
それって、すごく大きなポイント。
時間が限られていても、国際通りから奥まった地元ゾーンにあろうとも、
わざわざ足を運んで気持ちよく美味しいお買い物をしたくなるもの。
那覇の地元エリアにある
笑顔が気持ち良いジーマミー豆腐専門店。
花やかな甘いお豆腐が買えますよ。
(写真は)
この大きな看板が目印。
気持ち良い接客で
美味しいジーマミー豆腐をどうぞ。

