コスモポリタン大福
豆大福に苺大福、みかん大福、
進化を続ける日本自慢の和菓子、
いよいよコスモポリタンな大福が登場。
世界へはばたけ、
甘く大きな福を抱きしめて。
「ハラル認証大福 マレーシアで発売」。
今朝の北海道新聞の経済面の見出しです。
おお、ついにハラル大福が誕生しましたか、
広がるアジア経済圏、民族、宗教を超えてつながる甘い輪、
興味津津で「大福マレーシア進出」記事を読みました。
世界はひとつ、みんなお菓子が大好き。
十勝の和菓子製造会社が
イスラム教の戒律に従った食品「ハラル認証」を取得した大福を
マレーシアで販売することになりました。
以前、現地で試食販売をしたところ、大好評だったのですが、
日本と同じ100円余の価格では高過ぎるとの課題が判明。
また豚肉やアルコール由来の成分が禁じられるハラル制度もネック。
う~む、どうしよう。
そこで現地の食品製造会社と
相手ブランドによる委託生産(OEM)契約を結び、製法を指導、
価格を抑えるため、原料のもち米や小豆、砂糖などは
東南アジアや中国産を使い、ハラル制度に則った大福を製造、
日本円換算で1個約50円の「ハラル大福」が実現したのです。
今月10日に開業するクアラルンプール近郊の
日系スーパーの店舗を皮きりに販売を開始、
十勝生まれマレーシア育ちのハラル大福がデビューします。
甘党センサーがビビビ!と反応する。
「ハラル大福」絶対、現地でウケると思うなぁ。
だって、マレーシアは知る人ぞ知るスイーツ天国。
老若男女、みんなお菓子が大好きな国らしい。
南国ムード漂う市場で、家庭で、オフィスで
みんな甘~い「クエ」(現地語で「お菓子」を意味する)をほおばり、
おやつタイムを楽しむスイーティーなお国柄。
もち米やココナツミルク、黒糖、バナナなどを使った「クエ」には
色々なヴァリエーションがあり、
何と言っても目を引くのはその鮮やかな色合い。
ピンク、緑、黄、青、紫・・・カラフルなお菓子に驚きますが、
ほとんどが自然の色から抽出されたものとか。
緑は香り高いバンダンの葉、赤は紅麹、
まるで万年筆のインクのような青色は
朝顔に似たブンガ・トゥランの花びらの色だそうです。
春夏秋冬、四季折々の移ろいを愛でる和菓子のあえかな色合い。
そして南国の空の下に映える色鮮やかな「クエ」。
お菓子の色にはそれぞれのお国柄や気候がよく表れています。
和菓子の製法を活かし、現地の材料を使って、
その国の文化にリスぺクトをはらいながら生まれた「ハラル大福」、
この先「クエ」に負けないカラフルな大福なんてのも面白いかもね~。
郷に入れば郷に従うお菓子もあり?
あんパン、カステラ、あん巻きタルト・・・。
異国のお菓子を美味しい和菓子に仕立ててきた日本。
モノ、人、文化、ますますつながるアジアの時代、
和菓子がその国の文化に染まって根づいていくのも素敵だ。
南国アジア色の大福に出会える日もそう遠くないかも。
その名の通り、大きな福を世界に運んでおくれ。
コスモポリタン大福よ。
(写真は)
えっと、マレーシア取材は無理なので(笑)、
ハラル大福の代わりに
この間のおやつの苺大福とおはぎを。
そうそうもち米でココナッツクリームを包んだ
マレーシア版おはぎもあるんだって。
「クエ・セリ・ムカ」。写真で見たけど、
強烈な青色と緑がザ・南国だった。
お菓子の色合いってお国柄が出て面白いね~。

