菜の花ケーキ
あら?
黄色いマルセイ?
春らしい新製品発見。
さっそくお味見♪
春のお彼岸、
ぼたもちを買おうと立ち寄ったご近所の六花亭で
黄色いレトロ包装の新製品を見つけました。
「マルセイバターケーキ」。
2月4日から新発売になった「マルセイ」シリーズの新顔。
北海道土産の定番「マルセイバターサンド」の妹ちゃんね。
今や全国区の知名度を誇る「マルセイバターサンド」。
その発売は昭和52年、39年前の5月。
地元十勝に根づいたお菓子屋をめざそうと
現在の社名に変更したのを記念して作られたお菓子です。
象徴的な赤いレトロなパッケージは
十勝開拓の祖である依田勉三率いる開拓移民団「晩成社」に因み、
明治35年に北海道で初めて商品化された「マルセイバタ」のラベルを
復刻、デザインしたもの。○に「成」で、マルセイね。
そんな十勝スピリットを受け継いだ新製品、
「マルセイバターケーキ」のパッケージ、
デザインは赤いバターサンドと同じですが、
色合いは可愛らしい春らしい菜の花を思わせる黄色。
お墓参りに行く途中の車の中で、早速つまんでみます。
菜の花色のパッケージを開けると・・・。
うふふ、優しい卵色のバターケーキに
チョコガナッシュがサンドされています。
そっと一口・・・う~ん、しっとり濃厚なバターケーキ、
芳醇なバターの香りが素敵、ガナッシュとの相性もグッド。
「マルセイバターサンド」と同じ材料を使って作られているとか。
いつもながら丁寧で誠実な味わいに安心します。
六花亭のお菓子は道産子の心の故郷。
いつ食べても、ほっと優しい気持ちになる。
最近、帯広百年記念館の学芸員さんの調査によって
晩成社で製造された「マルセイバタ」は
東京の本郷にあった明治期の有名喫茶店「青木堂」へも
販売されていたことがわかりました。
ここのお菓子は森鴎外や平塚らいてうもご贔屓にしており、
夏目漱石の「三四郎」の中にも
主人公が青木堂を利用する場面があるということで、
明治の文豪たちも「マルセイバタ」シリーズを口にしていたのかも。
当時の「マルセイバタ」は豊頃駅から鉄道で函館へ、
さらに青函航路を経由して東京秋葉原駅に輸送、
そこから青木堂など上野駅周辺のお店へ販売されたとか。
冷蔵設備も十分ではなかった明治期、
北海道十勝生まれのバターは汽車や船に揺られ、
長い旅路を経て東京まで運ばれていました。
晩成社のバター製造は
1906~1918年まで行われていたそうです。
それから100年余りを経たこの春
まもなく北海道に新幹線が開通します。
「マルセイバタ」の遺伝子を次ぐお菓子が
全国のスイーツ好きに知られる機会もぐんと増えそう。
菜の花ケーキも誇らしげに並んでいます。
「開墾のはじめは豚とひとつ鍋」
依田勉三が開拓の苦労をこう詠んだ明治から時を経て
新幹線とともに北海道に新しい春がやってきます。
ますます頑張れ、北海道スイーツ。
(写真は)
菜の花色のパッケージも春らしい。
「マルセイバターケーキ」。
北海道土産のニューフェイスは「バタ」の風味たっぷり。
コーヒー、紅茶、焙じ茶にもよく合います♪

