AI文学賞

ここまで来たか、人工知能。

チェスや将棋だけじゃない、

「小説」だって書けちゃうんだ。

それも文学賞の一次審査、通過!

「AIと”共著” 1次審査通過」。

近未来の新聞ではありません。

今朝の新聞の見出し、2016年現在の出来事。

公立はこだて未来大、名古屋大、東京工大などの研究グループが

人工知能(AI)を使って創作した短編が

「星新一賞」の一次審査を通過したそうです。

1400作品余りの応募の中から選ばれたというから、びっくりぽん。

えっとぉ、文系の頭は話の展開についていけませんが(笑)、

そもそも人工知能がどうやって小説を書くんだ?

記事によれば手順は以下の通り。

まずサンプルとなる小説を人間の手で執筆、

単語やフレーズなど大量の選択肢をコンピューターに入力。

AIがそれらから選択し、文章を組み立て、

別の似たような小説を書いた、ということ。

さらに研究グループでは一方で

あらすじをAIに書かせ、実際に人間が文章を書く研究も進行中。

現段階では人間がかなり「お手伝い」していますが、

今後、両者を合わせて、全てAIが小説を書く研究を進めるそうです。

AIはルールのある俳句や和歌などは得意らしいのですが、

自由度の高い散文、小説は「課題だらけ」とか。

ほっ。ちょっと安心(笑)。

今のところ、人間の自由な発想に人工知能は追いつけないらしい。

チェスや将棋や碁の世界名人たちが

人工知能に苦杯を喫するニュースが続くなか、

小説まで人工知能に書かれてしまっては、

人間、立つ瀬がないではありませんか(笑)。

でも、AI研究の進歩はすさまじいからなぁ~。

近い未来、ノーベルAI文学賞、なんて出てきちゃう?

それにしても、一次審査を通過したAI小説、

いったいどんな作品なんだろうか。

ちょっと読んでみたい気もしますが、

称賛すべきは「星新一賞」の知的ユーモアセンス。

生涯に1000以上もの作品を生み出したSF小説の大家を記念し、

「理系文学を土俵にアイデアとその先にある物語を競う賞」と

公式HPにそのヴィジョンが謳われていますが、

「一般部門」の応募要項を見て驚いた。

「対象 なし」。

へ?対象なしって、誰でもOKってこと?

「人工知能も宇宙人も応募可」。

えっ?ええ~っ?

星新一の次女で星ライブラリ代表の星マリナさんが

公式HPに寄せた文章で堂々と宣言しています。

さらに「未来からいらした方は『時代小説』で、現代の方は『未来小説』で、

みなさまのご応募をお待ちしています」。

さっすがぁ~、さすがの父上譲りのユーモアセンス。

「対象なし」、人工知能も宇宙人も未来人もOKの文学賞、

ってことは、過去からタイムスリップしてきた「過去人」は

「ノンフィクション小説」あたりで応募できちゃいますね~。

うふふ。人間の「自由」な発想って、やっぱり素敵だ。

人工知能が発達すればするほど

人間に備わった能力の素晴らしさを再認識することにもなる。

AIには、まだまだ負けない、よね?(笑)。

(写真は)

AIにも文学賞にも何ら関係はありませんが、

週末ごはんの副菜のポテサラ(笑)。

人間が入力した膨大なデータから

新しい作品を作り出せるAI。

AI版クックパッドがお目見えする日も遠くない、かも。