草のつみつみ

あのぉ・・・連休初日なんですけど・・・。

鉛色の空から冷たい雨が降りしきる。

満開の桜並木が寒そうに身を縮め、

おでかけ気分もしゅんとしぼみそう。

ほんに、いけずな低気圧。

北海道は急速に発達した低気圧の影響で

時ならぬ寒気が入り込み、大荒れの連休入り。

札幌は今のところ冷たい雨ですが、

朝のニュース映像では石北峠が真っ白、冬に逆戻り、

おおお、北見からの生中継も一面雪景色・・・。

梅も桜もいっぺんに咲くのが北海道ですが、

なにも季節外れの雪まで降らなくてもねぇ。

しかも冬物コートを一斉にクリーニングに出したばかり。

今頃とお思いでしょうが、こういうこともあるから

冬物割引き期間の今月末まで待っていたのですよ。

で、クリーニング屋さんが来てくれた昨日がギリギリ期限、

思い切って出しちゃったら、この寒さ(笑)。

ま、いいさ、がっちり重ね着して乗り切るさ。

こんな冷たい春の雨。

温かい焙じ茶でも淹れてほっと一息。

心もほっと癒される草餅などいただきたいもの。

「両の手に桃と桜や草の餅」 芭蕉

松尾芭蕉さん、今朝の北海道は

「両の手に雪と桜と草の餅」でありますよ~。

桃と雪、一文字の違いですが景色がずいぶんと変わりますね。

草餅は俳人の心をとらえるお菓子のようで、

たとえば小林一茶はこんな一句を読んでいます。

「草餅や片手は犬を撫でながら」 一茶

ふ~む、良いですねぇ~。

芭蕉、一茶、どちらの句も「手」を詠みこんでいます。

みずみずしい春の緑をやさしく含んだ草餅は

鄙びた風合いがする素朴さが郷愁を誘います。

蓬を摘み、茹でて刻み、餅に混ぜ込み、丁寧に形よく丸める。

華やかさはないけれど、手間ひまをかけた真心がこもっています。

故郷のお母さんやおばあちゃん、作り手の温もりを感じるお菓子。

「草餅」には懐かしい「手」がよく似合う。

平安時代から愛されてきた春のお菓子ですが、

江戸時代には草餅のことをこう呼んでいたそうです。

「草のつみつみ」。

待ちかねた春、家族みんなで野にいでて草を摘み、

和気あいあい手作りする様子が目に浮かびますね。

ツムツム流行りの昨今ですが(笑)、

昔懐かしい「草のつみつみ」で一服しましょうか。

さあ、温まったら、午後は札幌ドームへGO!

ホーム連勝、稲本ゴールで勢いづくコンサドーレ札幌vs徳島戦。

前売りで既に1万人超え、冷たい雨にも負けず、

サッカーファンはドームへ向かうのだ~。

えっと、今日はレインブーツにしとくかな・・・。

(写真は)

大正15年建造の歴史的建造物をリニューアル。

北菓楼札幌本店詣で記念に購入した草饅頭&黒糖饅頭。

草饅頭の蓬の香りが濃厚で実によろしい。

ぱくっと「片手」でいただきました。