美人の花
青葉茂る桜並木に
あでやかな美人が立っている。
濃いピンク色の大輪の花びらは
オートクチュールのドレスのよう。
貴女の名は「芍薬」。
初夏の北海道は百花繚乱の季節。
桜にはじまり、アカシア、ライラック、
先日は滝川で日本一の菜の花畑を観賞。
そして今、我が家の目の前、桜並木の植栽には
華やかな芍薬の花が咲き誇っています。
そばを通りかかる誰もが思わず足を留める美しさ。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」。
まさにことわざ通りよねぇ~。
牡丹も芍薬もよく似た花ですが、草木である芍薬は茎の先に、
樹木である牡丹は横に枝分かれした先に花をつけるところから
女性の美しさを形容する言葉として生まれたとか。
ま、美人は立っても座っても歩いても、何をしてもキレイってことか。
え~え~、そうでしょうとも、はいはい、美人は得よねぇ~。
何故か軽くヒガミ根性が頭をもたげる(笑)。
キレイな芍薬には何の恨みもございませんが、
ちょっとこのことわざの由来を調べてみたら、
実は意外に諸説があって、面白かったのが「生薬説」。
芍薬も牡丹も百合も漢方の生薬として用いられますが、
その使われ方を例えた言葉だと言うのです。
生薬的に読み解くと、美人も色々悩めるようで・・・。
なんと、「立てば芍薬」の「立てば」は
イライラして気のたっている女性を意味しているのだとか。
芍薬の根は痛みをとったり筋肉をこわばりをとる生薬、
イライラの症状が芍薬により改善されるのだそうです。
へ~、芍薬美人は、イライラ気が立っていたのか~。
うんうん、美人ゆえの悩みもあるのでしょうねぇ~。
「一方「座れば牡丹」はぺたんと座ってばかりいる女性をさし、
漢方でいうところの「お血(おけつ)」の症状、
お腹あたりで血のめぐりが悪くなっている状態を改善するのが
牡丹の根の皮を乾燥させた生薬。
で、「歩く姿は百合の花」は百合の花のように
ナヨナヨと弱々しく歩く様子を表現していて、
今でいえば心身症のような状態を緩和するのが、
百合の鱗片を乾燥させた生薬なのだそうです。
つまり、イライラしたり、元気がなくなったりなどなど、
それぞれの症状に合った生薬を用いると、
悩める女性たちも芍薬や牡丹や百合の花のように
健やかな美人になれますよ、というのが「生薬説」。
う~む、プロモーション戦略として実によくできている。
そりゃあ、イライラ美人やナヨナヨ美人より、
元気はつらつ健康美人を目指したいものよねぇ・・・
・・・て・・・ハ・・・ハ・・・ハァ~ックション!!!
くしゃみが、鼻水が、目のかゆかゆが、止まらなぁ~い!
百花繚乱の初夏、花は愛でたし、鼻は辛し・・・。
ただいま花粉症の症状がマックス・・・。
マスクしながらブログ書いている今も、くしゃみ、鼻水の嵐・・・。
鼻の下は真っ赤、屑かごはティッシュの山。
美人なんてほど遠いよぉ~。
立っても座っても歩いても、くしゃみ鼻水・・・。
花の初夏が恨めしい、花粉症の鼻・・・。
ヘェ~ックション!!!
(写真は)
立てば芍薬。
美しい花はどこから見ても艶やか。
花粉症の辛さもイライラも癒されるよう。
ああ・・・いつになったら抜け出せるのか。
くしゃみで腹筋が割れそうだ(笑)。

