トレビあん!

そうでしょうとも。

こういう日が来るのはわかっていたわ。

ただいま美食の街パリを席捲中。

世界に羽ばたけ、

日本の「あんこ」。

昨日夕方のニュース番組の海外ネタに思わず釘づけ。

「パリの街でどら焼きブーム」とな。

既に老舗「とらや」も出店しているスイーツの都パリ。

和菓子に対する認知度はそれなりにありましたが、

今回のどら焼き人気はかなりのもの。

パリが「あんこ」に夢中なんだとか。

まずはパリの一等地にある甘味処「和楽」。

ハイセンスな店内ではお洒落なマダムたちが

焼きたてのどら焼きを黒文字風のナイフとフォークを操り、

それは優雅に味わっているではありませんか。

「甘過ぎず、口当たりが良いわ」。

「できたての生地がソフトで最高」。

慣れた手つきで緑茶を啜り、実に満足気。

このお店はミシュラン一つ星の日本料理店「あい田」が展開していて、

日本人の和菓子職人さんがお客さんの目の前で

どら焼きを焼き上げるオープンキッチンスタイルが特徴。

あまりの大人気で職人さんは不眠不休、

睡眠時間2時間で焼き続けたこともあったとか。

日本の和菓子文化を伝えたいという思いとともに

フランスの食材も取り入れようと、

どら焼きの皮にゲランドの塩を利かせるなどの工夫も。

さらに映像はパリの女子会に潜入。

どら焼きに恋した女の子たちがお家でどら焼きパーティー。

インターネットなどで情報収集、

クレープ専用のホットプレートを活用して、

パリジェンヌがきゃぴきゃぴ楽しそうにどら焼き作り。

おおお~、「あんこ」の時代が本当にやってきた。

北海道こしあん党党首として万感胸に迫るなぁ。

実はパリのどら焼きブームの背景には

ある日本映画の影響があるそうです。

そう、河瀬直美監督の名作「あん」であります。

ハンセン病患者の老女と寡黙などら焼き職人との

心の交流を描いた作品はフランスでもロングヒット中。

映画の中で「あんこ」の映像に触れたフランスの人々が

「あんこってどんなもの?」「どんな味がするの?」と

興味、関心を抱いたのがきっかけらしい。

確かにパンケーキのような皮であんこをはさんだどら焼きは

フランスのあんこ未体験者には入門しやすい和菓子。

そして「あんこ」の美味しさに目覚めた彼らは

鶯、桜、柏に椿、きんぎょに紅葉に雪景色などなど

日本が誇る美しい季節の和菓子にも夢中なんだそうです。

ふふっ、一度「あんこ」の魅力にハマったら、もう抜け出せません。

北海道つぶあん党&こしあん党、フランス支部計画を練らねば(笑)。

「あんこを世界遺産に」、ユネスコにも売り込まねば(笑)。

ヘルシーで甘過ぎず、見た目が美しい。

日本の和菓子の魅力をいち早く気づいたのがフランスというのも

もしかすると偶然ではなく、必然なのかもしれません。

繊細な感受性、詩的なセンス、微妙な味わいを感じ取るツボが

日本人とフランス人はどこか似ているような気がします。

そういえば、どら焼きとマカロンも不思議に似た形をしている。

おやつのツボも、よく似ているんだ。

最近ではパリの路面電車のホームに

フランス人店長が切り盛りするたい焼き屋さんも開店したそうです。

パリジャンが仕事帰りにホカホカのたい焼きにかぶりつく。

そんな光景がフランス映画に登場する日も遠くない、かも。

作品タイトルは、「トレビあん」、なんてね(笑)。

(写真は)

カリブ海クルーズから帰国した夫。

なぜか旅の荷物からたくさんの羊羹が。

ツアーに参加された方々からの

北海道つぶあん党党首への差し入れとか。

トレビあん!なお土産。