沖縄リポート2016・夏~海を渡る水牛車

ふ~っ、さっぱり、気持ちいい。

爽やかな夏空が広がる土曜日の朝、

本日はマンションバルコニーの清掃日。

夏の初めと秋の終わりに水を使える貴重な機会、

デッキブラシでゴシゴシ、バケツの水をザブザブ、

春からの花粉も黄砂も桜の名残もキレイに洗い流しました。

夫婦でタッグを組んでの共同作業。

はい、お互いに、お疲れさまでした~。

と、キレイさっぱり爽やかな気分で

沖縄リポート2016夏、八重山クルーズ編を続けましょう。

旅の前半は八重山諸島の中心、石垣島に3泊、

2日目は早朝から石垣島離島ターミナルから船に乗って、

「西表島・由布島・小浜島・竹富島4島を巡るツアー」に参加。

7時間半で四つの島をまわる欲張りプラン、うふふ楽しみ~。

南国の青い空と眩しい朝日に照らされて、朝8時、船は出発。

波は穏やか、絶好のクルーズ日和です。

エメラルドグリーンにコバルトブルー、ラピスラズリのような深い青。

サンゴ礁や海流によってさまざまに美しく変化する八重山ブルーに

うっとり見惚れるうちに、船は大きく揺れることもなく、

およそ40分ほどで最初の目的地、西表島に到着。

おおお・・・なんと雄々しいフォルムの島でしょうか。

その9割が亜熱帯の原生林に覆われた西表島は

「日本のアマゾン」とも呼ばれ、イリオモテヤマネコなど、

世界的にも珍しい動植物が生息するネイチャーアイランド。

男性的な島影はちょっとハワイ島にも似ています。

島の東部にある大原港で船を下り、

待っていたバスに乗って、まずは小さな由布島へ向かいます。

そう、あれですよ、あれ、八重山観光と言えば、水牛車。

三線の調べが流れるなか、ゆったりと海を渡る水牛車、

沖縄旅の鉄板中の鉄板、一度、乗ってみたかったのよねぇ~。

「この辺はイリオモテヤマネコがよく出てくる道路ですよ」。

ガイドも務める女性ドライバーさんが懇切丁寧に島案内。

移動中に島の概要が理解できる、パックツアーの利点ね。

ああ~、いっぱい水牛さんがスタンバイしている~。

10分ほどでバスは由布島の水牛車乗り場に到着。

西表島の東に浮かぶ見える緑いっぱいの小島。

島ひとつがまるごと亜熱帯植物園となっている由布島まで

およそ400mに浅瀬を水牛車に乗ってゆったりのんびり渡るのです。

夏休みのハイシーズンにはここも行列必至のようですが、

ツアーなので、待ち時間もなく、すんなり乗車できました。

わぁ、可愛いお尻。

座ったのが一番前だったので、水牛ちゃんが目の前に。

名前は「あんり」ちゃん。平成19年生まれのヤングレディ。

体格は立派ですが、お隣の男の子と比べると角も小さめ、女の子だもんね。

船頭さんの掛け声でゆっくりゆっくり水牛車は発進。

ちょうど干潮の時間だったので、水深はあんりちゃんの足首を濡らす程度、

でも満潮時にはお腹につくほどの深さの海を渡るといいますから、

あんりちゃん、パワフルウーマンですねぇ~。

ゆ~ったり、ゆ~ったり。

遠浅の海を水牛さんペースで緑の小島めざして進む島時間。

日頃の忙しさやあれやこれやの煩わしさなんて

南国の青い海と空と緑の島影にすっかり融けていく。

なんとストレスフリーな歩みでしょうか。

疲れた人は、八重山に来るべきです。絶対癒される。

疲れてない人も(笑)、八重山に来るべき、もっと幸せになれる。

のどかな島の情緒が体中の細胞をゆるめてくれる。

揺りかごのような心地よいリズムに揺られること10分、

至福の心持ちで由布島に到着。

あんりちゃん、ありがとね。お礼を言って、水牛車を下ります。

島ではまた植物園のスタッフが色々ガイドをしてくれたのですが、

まず驚いたのが「水牛池」。みれば傍らの池の中、

水牛たちが首まで水に浸かっています。まるで水牛さんたちの露天風呂。

なんでも水牛は鼻の頭にしか汗腺がないため、

こうして全身水に入って、体の熱を冷やすのだそうです。

むむむ・・・水に入る牛・・・だから、水牛なのか?

水牛の知られざる生態に驚きつつ、

いざ、島そのものが亜熱帯植物園の由布島をぐるり。

おおお・・・緑が濃い。花が美しい。時折熱帯の鳥の啼き声が聞こえる。

亜熱帯の濃厚な緑が重なりあい、ブーゲンビリアにハイビスカス、

プルメリアなどなど南国の色鮮やかな花が咲き乱れ、

まるでルオーの絵の中に迷い込んだよう。

バタフライガーデンでは日本最大の蝶、オオゴマダラが

白と黒の美しい模様をひらめかせながら優雅に舞い、

珍しい黄金に輝くサナギまで観ることができました。

由布島で見る熱帯の夢。

しかし・・・暑い。

暑さ大好きの夏女ですが、気温34度&強烈な日差し、

えっと、猛暑の浜辺でホットヨガしてるみたいな、暑さの二乗。

汗がとめどなく流れ、メイクは崩れ、眉毛がなくなる(笑)。

八重山観光に水のペットボトルは各自一本必携であります。

手持ちのミネラルウォーターで点滴しながら(笑)脱水を避けるべし。

たまらず、売店に駆け込み、マンゴーソフトで一息つく。

ああ・・・命のアイス。

さあ、天国の小島みたいな由布島も堪能。

バスで再び大原港方面へ戻り、

お次は日本最大のマングローブ群生地をジャングル・クルーズ。

ターザンに会えるかも?ね。

西表島までまたゆったりのんびり水牛車に乗って戻りましょう。

ああ、三線の調べが聞こえてきた。

島時間、最高。

(写真は)

海を渡る水牛車。

帰りはそれぞれの船頭さんが三線を爪弾き、

自慢の島唄を聞かせてくれる。

と~っても素敵、だが、水牛車同士がちと近く、

こちらの「花」とお隣の「なだそうそう」が重なって微妙なセッション。

耳は正直、いつのまにか上手な方を聴いていた(笑)。

これも良き旅の思い出。