沖縄リポート2016・夏~日本のアマゾン
札幌から2500km南の海上。
緑濃い亜熱帯のジャングルが広がる島。
そこは最後の秘境、日本のアマゾンだった。
生まれたままの自然に圧倒された夏。
凄いぞ、西表島。
梅雨明けの沖縄旅2016リポート。
前半は八重山諸島の中心、石垣島にステイ。
2日目の早朝、離島ターミナルから船に乗って、
「西表島・由布島・小浜島・竹富島~4島を巡るクルーズ」に参加。
海を渡る水牛車に乗ってまるごと亜熱帯植物園になっている由布島へ。
楽園の小島を後にして、再び西表島に水牛車で戻り、
いよいよネイチャーアイランド探検です。
島の90%を鬱蒼とした亜熱帯の森が覆い、
イリオモテヤマネコをはじめ希少な固有種が生息する西表島。
最後の秘境と呼ばれる大自然を舞台にしたエコツアーが人気で、
カヌーやトレッキング、シュノーケリングなど
アクティブに体感するプランもいっぱいありますが、
神秘の滝まで遡る体力系に参加するのはまたの機会にするとして、
今回は普段着のまま、ジャングル体験できるマングローブクルーズへ。
ノースリーブワンピ&サンダルでOK、トレッキングシューズもいりません。
いざ、仲間川マングローブクルーズへ。
石垣からの船が着いた大原港のほど近く。
日本最大のマングローブ群落が続く仲間川を
遊覧船に乗ってのんびり1時間遡るクルーズであります。
オープンな作りの船は涼やかな風が感じられて最高。
ちょうど満潮時、水位が増え、とろりと濃密な流れに圧倒されます。
その両側はどこまでも続くマングローブの群落。
川幅が狭くなると、まるで目の前にマングローブが迫ってくるよう。
時折、真っ白な南国の鷺が樹上で羽ばたいたり、
亜熱帯の鳥の鋭い啼き声が頭上を通り過ぎていったり。
ほぼほぼアマゾン。極上の非日常体験。
マングローブとは熱帯や亜熱帯の河口など
海水が満ちる潮間帯に生えている植物群落のこと。
濃い緑の葉を繁らせ、水の中にしっかり何本もの根を下ろし、
南国のジャングルに適応した独特のフォルムは美しく幻想的。
さらに満潮時のクルーズでは船から降りて上流の森に上陸し、
日本最大の「サキシマスオウノキ」を見学することができます。
干潮時には上陸ポイントまで船が行くことができないそう。
甲子園球場が300個入るほど巨大なマングローブ群落、
陸路ではなかなか進むことができない深いジャングルの中も
仲間川を遡れば、奥深くまでアクセスすることができるのです。
さあ、船を下りて、日本のアマゾンへ上陸。
亜熱帯の森をインディ・ジョーンズ並みの冒険かと思えば、
歩くこと、ものの1分ほどで、樹齢400年の大木に遭遇。
おおお~、言葉を失うほどの存在感。
板のような独特な根がうねうねと大地にひろがり、
その根自体が人間の背丈を遥かに凌駕する巨大さ。
幹周りは360cm、樹高は20m、見あげても木のてっぺんが見えないほど。
林野庁の「森の巨人たち百選」にも選ばれた珍しい「サキシマスオウノキ」。
西表島の守り神のひとり、かもね。
見つめていると、心がしん、として、神聖な気持ちになる。
気がつくと、手を合わせていた。
ジャングルの守り神「サキシマスオウノキ」にそっと別れを告げ、
木の桟橋を渡って、船に戻り、クルーズ再開。
再び雄大なマングローブ林を眺めながら、船着き場へ。
船上ではガイドさんがホッキ貝みたいにデカイ、
仲間川のシジミ貝を見せてくれたり、貴重な生態系の話をしてくれたり、
1時間のマングローブクルーズは密度濃く、満足120%。
船もほとんど揺れないし、屋根があるから日差しにさらされることもないし、
小さなお子さんからお年寄りまで、安心してジャングル体験ができます。
西表島を訪れた際にはぜひ。
沖縄県では本島に続いて2番目に大きい西表島。
初めて訪れましたが、自然のスケール感に圧倒されました。
島のほとんどが深い亜熱帯の原生林、常に自然の潤いに満たされています。
だから島のてっぺんはいつも雲に覆われていて
海の上から眺めても、その全容はなかなか姿をつかめません。
人がカヌーやトレッキングで分け入ることはあっても、
そのほとんどは神秘のベールに隠されたまま。
手つかずのジャングルに包まれると
眠っていた五感が覚醒するような。
自分の中の「原始」に出会える島でした。
よし、次は体力チャージして、
島の奥深く、大小30はあるという神秘の滝でも
訪れようではありませんか。
筋トレへのモチベーションが一気にアップした
西表島マングローブクルーズを堪能し、
欲張り八重山4島巡りツアー、次なる目的地小浜島へ。
ふぅ~、船から降りて、また船に乗る(笑)。
(写真は)
仲間川のマングローブ群落。
日本最大面積を誇る自然のマングローブ林。
日本で見られるマングローブ植物7種すべてが生息。
とろりと濃密に流れる亜熱帯の川の流れ。
普段着で快適にジャングル体験。
ありがたや。

