テックなカカオ

桃栗三年

柿八年

え?

収穫まで3日?

テックなカカオ

またまた、目覚めたら金メダル、嬉しい週明け月曜日の朝です。

フェンシング男子フルーレ団体が金メダル!

世界ランキング1位の日本が2位イタリアを45-36で下し、堂々の金。

ゴルフの松山英樹選手も銅メダルを獲得、プレーオフでメダルを逃した

東京五輪のリベンジを果たし、本当にいい笑顔でした。

オリンピックの華と言われる陸上種目も始まりましたし、

まだまだ、わくわく、どきどき、うるうるするドラマが待っていそうです。

そんなスポーツ面厚めの朝刊、北海道新聞1面トップの見出しは、

ちょっと、いやかなり、苦かった。

「カカオ豆不作 チョコ直撃」

主産地であうガーナなど西アフリカの天候不順などの影響で

チョコレートの原料になるカカオ豆の価格が高騰し、

道内の菓子メーカーにも影響が広がっているそうです。

「白い恋人」は1枚売りは10%アップの83円、24枚入りは2034円と

1年半ぶりの価格を引き上げ。現時点では生産に影響はないものの、

カカオの確保が難しくなっており、製品原価に響いているとし、

高騰が続けばチョコの配合割合の変更も検討する可能性があるとか。

う~ん・・・白い恋人のチョコの配合割合が変わるかもしれない?

う~む・・・スイーツ好きにはゆゆしき事態が続いています。

国内大手メーカーもすでに昨年から値上げに踏み切っていて

「コアラのマーチ」や「カントリマアム」も価格アップしています。

生産地の洪水、干ばつ、病原ウイルスによるカカオ豆の危機ですが、

カカオの木は新しい実をつけるのに最短でも3年はかかる上に

農家の収入が低いため木の植え替えも容易ではなく、

供給量を回復させることは難しくなっているのが現状らしい。

どうする?どうなる?カカオ豆、チョコレート。

消費者も悩ましいがけれど、チョコレートメーカーの憂いも深刻。

しかし、ただ手をこまねているわけではなさそうで、

新たな取り組みも始まっているようです。

明治ホールディングスは食糧危機をバイオ技術で備えようと

カカオ豆の細胞培養に乗り出しました。細胞培養によるチョコレートを開発する

米企業のカリフォルニア・カルチャードとの協業でカカオの細胞培養技術を

確立し、培養カカオを原料としたチョコ開発を行う予定だとか。

培養カカオ???

え~っとですね、カリフォルニア・カルチャードの技術によると、

まず最高の官能特性を持つカカオの品種を選択し、数個の細胞を採取、

カカオが育つ熱帯雨林の状態を正確に模倣したバイオリアクターの中で

細胞が成長、増殖、3~4日後に収穫、発酵、焙煎工程を施すのだそうです。

えっ?待って待って、細胞培養から3日で収穫???

カカオの木って実をつけるまでに最短でも3年って話でしたよね?

いやいや、ウソみたいな、SFみたいな、ホントの話なんだねー。

熱帯雨林まんまのバイオリアクターの中で細胞培養から3日で収穫。

しかも優れた官能特性を持つ品種から採取した細胞培養は、

チョコレートに含まれる1500以上の不可欠なフレバー分子を生成する

唯一の方法だそうで、細胞収穫までたった3日という短期間の生産は

カカオ業界、チョコレートの常識を劇的に変える可能性を秘めています。

チョコレートは食品の中で牛肉、羊肉などに続いて5番目に温室効果ガスを

排出しているそうで、先進国のチョコレート消費が西アフリカなどの生産国の

森林破壊の主要原因になっているとも指摘されています。

培養チョコはまだ認可されていませんが、気候変動や環境負荷、児童労働など

チョコが抱える問題を解決する一つの手段となるかもしれません。

桃栗三年、柿八年どころじゃない、

熱帯雨林バイオリアクタでカカオは3日。

チョコの苦い問題解決の救世主となるか?

テックなカカオから目が離せません。

(写真は)

夏の定番サラダ

トマトとオレンジのサラダ」

北海道産トマトは元気だよ