沖縄でパナマ
夏の那覇で
真のパナマ・ハットを手に入れる。
南国の昼下がりの日差しを小粋に遮る
ちょっと前下がりのプリム。
なんて贅沢な自分土産。
あれ・・・?ここは霧のロンドン?・・・なわけない(笑)。
明け方の札幌はロンドン名物さながらの濃い霧に包まれていました。
子供の頃、故郷の港町室蘭ではガスや霧を見慣れていましたが、
札幌ではかなり珍しい光景にちょっと驚きました。
たまたま洗濯洗剤を切らしていたので、夜も明けぬ暗い中、
車で近所のコンビニまで行ったのですが、
ひとつ前の信号もミルク色に霞むほどの濃い霧。
そこの角から今にもシャーロック・ホームズが気難しい顔で現れそう。
中央区円山がベーカー街に思えたほど。
超早起きならではの新鮮体験。
日が上るともに濃い霧も嘘のように消えて
すっきり秋晴れ、絶好の行楽日和になりそうな土曜日、
さあ、夏の沖縄旅2016リポート、旅の後半・本島編の最終章も大詰め。
明日は沖縄を離れる前日、那覇のぶらり散歩から車で宜野湾市に移動、
普天間基地前の食堂で琉米ミックスなランチをとった後は、
沖縄国際大学で大学ラグビーのリーグ戦を観戦、青春の輝きに感動するも、
あまりに強烈な午後の日差しと暑さに前半のみで撤退(笑)、
すごすごと昼下がりの那覇へ舞い戻ってきました。
だって、絶対に、はずせないお買い物があったんだもん。
飛行機に乗ってでも行きたい素敵なお店。
坂道にある帽子屋さん「analogue(アナログ)」。
沖縄へ行く度に通い続けている野宮的マストショップ。
本ブログでも何度か登場していますが、今年もやってきました。
県庁前の交差点から松尾方面に続く緩やかな坂道の途中、
パリの街角にありそうな小粋でお洒落な帽子屋さんがあります。
形も雰囲気もさまざまハットが並ぶショーウィンドウ、
いつ来ても心ときめく佇まい。
「こんにちは~」。
扉を開けて店内へ入ると、接客中だったオーナーの比嘉さんが
「やあ、いらっしゃいませ~、お久しぶりですね~、今年もようこそ」と
愛らしい髭面(笑)で微笑みかけてくれました。
店内はお洒落な夏物ハットが勢ぞろい、
帽子好きの旅人を誘惑します。
きゃー、あか~ん、どれにしよう、どれも欲しい~。
「帽子選びは、とことん被ってみること」。
比嘉さんの教え通り、ネイビーのストローハット、
ナチュラルカラーのつば広ハットなどなど、被る被る被る。
やだもぉ~、どれも素敵だ、被るたびに迷う、どれか一つに絞れない、
ええ~い、いっそ二点買っちゃう?
でも、繊細な帽子2個を札幌まで無事に持ち帰れるか心配・・・などなど
あれこれ惑うハット好き旅人に比嘉さんがキラーパス。
「試してみます?パナマハット」。
「パナマハット」。
「本パナマ」、「パナマ帽子」「パナマ帽」と呼ばれる夏帽子の名品。
「パナマ」の名がついていますが、作られているのは南米エクアドル。
熱帯アメリカ原産のトキア草の若葉を細かく裂いて、様々な工程を経て
全て手作業で作られる帽子の芸術品であります。
帽子好きなら一度は被ってみたい憧れの存在、ですが、
希少な天然素材を使い熟練の技で仕上げられるパナマハット、
価格もそれなり、気軽に手に入れられない高嶺の花。
しかし、ハットの神様は、旅人に微笑んだ。
「まず、手にとってみて下さい、被ってみて下さい」。
比嘉さんがストックスペースから大切に出してきてくれたのが、
おおお~、美しい、カッコいい、お洒落~、素敵。
我が憧れの白いパナマハットたち。
フォルムはこれぞパナマ帽という洗練されたボルサリーノタイプ。
「某高級ブランドのパナマハットを作っているのと同じ工房のもの、
僕が現地エクアドルから直接仕入れてきたんですよ。
原料も工程も工房も同じ、違うのはラベルと、ほら、お値段、ね?」。
確かに嬉しい価格設定、お財布とも折り合えそうではありませんか。
比嘉さんが救世主に見えてきた(笑)。
「ひとつひとつ手編みですからね、
同じサイズ、同じプリム幅でもひとつひとつ微妙に違うんです
幾つも被ってみて、じっくり選んで下さいね、一生物ですから」。
鏡の前の私に比嘉さんがひとつひとつ手渡してしてくれます。
南米エクアドル、熱帯生まれのトキア草から生まれた
世にも美しい夏帽子、パナマハットがいよいよ自分のものに。
ああ、沖縄で真のパナマハットを買う。
続きはまた明日~。
(写真は)
那覇の坂道の帽子屋さん「analogue」にて。
憧れのマイ・パナマ・ハットに
最後の微調整を加えているところ。
微妙なプリムの落とし加減が生命線。
このお話もまた明日~。

