国際つぶつぶ年

ど・・・どうしよう・・・。

360度どこもかしこも真っ白。

11月の雪が降り続く立冬イブの日曜日、

こりゃあ、ひきこもるしかなさそうだ(笑)。

早朝の天気コーナーでは札幌の積雪7cmって言ってけど、

空が破れたかのように降り続く雪の勢いが凄い。

1時間に2,3cmペースで降ってるよなぁ、これは。

みるみるバルコニーの手すりに雪が積もり、景色が見えない。

冬タイヤ交換もまだの我が家、車はアウト。

今日はお買い物にも行けないなぁ・・・。

お家にある食材で食いつなぐしかありません。

週末作り置きのおかずもまだあるし、

冷蔵庫には卵もあるし、よし、葱をいっぱい刻んで、

桜海老もいっぱい入れて贅沢卵焼きでも作ろうかな。

雪に閉じ込められての献立作りもまた楽し。

ポークやツナや素麺など常備食材をうまく使う沖縄料理も

台風をやり過ごす暮しの知恵から生まれたもの。

雪でも台風でもお腹はへるもんね。

北も南も、食べて晴れるのを待つ。

そんな雪の日曜日、朝刊のある特集記事に注目。

世界にはもっともっと厳しい気候で暮す人々がいました。

アフリカ大陸のサハラ砂漠の南側にある半乾燥地帯。

短い雨期、栄養に乏しい土地には作物が育ちにくいため、

慢性的な食料不足に苦しむ一帯は「飢餓ベルト」と呼ばれます。

ここに暮らす人々を支えている救世主的な作物が「豆」。

アズキの仲間で日本でもお赤飯などに使われるササゲでした。

やせた土地でも育ちやすいのが豆の利点。

根っこにある小さなこぶ「根粒」の中にいる微生物が

植物の成長に必要な空気中の窒素を取り込んで、

土壌にも放出するので化学肥料なしでも豊かに獲れるのだとか。

豆類の中でもアズキやササゲなどが属する野生種の多様性は

飛びぬけてたくましく、海水がかかるような砂浜や

砂漠の乾燥地帯でも生えるものがあるそうです。

しかも豆は低脂肪、高タンパク、ビタミンBやミネラルも豊富、

まさに豆は地球を救う、ですね。

今年は国連が定めた「国際マメ年」。

地球温暖化による干ばつや高温、塩害などで

世界の食料生産が脅かされるなか、

数万年前から生き抜いてきたマメ化植物への期待は実に大きい。

さらにマクロ的な期待と同時に、あんこ好きとして心理的な期待も。

知ってました?アンパンマンは粒あんでなければいけないということを。

鷲田清一氏が選ぶ今日の「折々のことば」で紹介していたのが

「正義って普通の人が行うものなんです。偉い人や強い人だけが

行うものではないのね」というやなせたかしさんの言葉。

解説によると、目の前におぼれかけて入る子どもがいたら

誰もが迷わず飛び込むだろう。それが正義。

社会にはそういう粒がたくさんなければいけない。

こしあんにするとその一粒一粒が消える。

だからアンパンマンは絶対粒あんでなければいけない、らしい。

そうか、豆がエライのは「つぶつぶ」のおかげなんだな。

やせた土地でも育つ根粒菌もつぶつぶ、

飢えた子に自分の顔をちぎってあげるアンパンマンもつぶつぶの粒あん。

つぶつぶが地球を救うんだ。

自称北海道こしあん党党首ですが、

これから、あんぱんに限っては粒あんを推奨するとしましょう。

優しさと思いやりの一粒一粒を大切に。

これからずっと、国際つぶつぶ年で行こう。

つぶつぶは栄養豊富でやさしい。

(写真は)

降りやまぬ雪。

バルコニーに積もった雪で外の景色が見えない。

立冬イブは11月の大雪サンデー。

ああ、いつタイヤ交換できるだろう、トホホ。