教科書と大統領選挙

ようやく立冬。

早過ぎる11月の大雪に

暦があわてて追い付いたかのよう。

ジャンプ台も白い雪化粧。

いよいよ冬がやってきた。

発達した低気圧の影響で雪に見舞われた北海道。

札幌中心部も23cmの積雪を観測、

体感的にはその倍は積もった感じがします。

週明け、立冬の月曜朝、窓を開ければ

ザクザク、シャリシャリ、かき氷を砕くような音が聞こえます。

凍った雪道を踏み締めながら朝の通勤、通学。

手袋、冬靴、冬コート、さあ出番です。

一方、海の向こうではますますヒートアップ。

いよいよ明日投票が始まるアメリカ大統領選挙。

クリントンかトランプか、選挙戦最終盤になって支持率は伯仲、

最後の週末は両陣営とも政策そっちのけの中傷合戦となったと

今朝の新聞が伝えていましたが、辟易している有権者も多いようで、

ニューヨークタイムズなどが3日に出した世論調査では

82%の人がこう回答しているようです。

「今回の大統領選には、うんざりだ」。

確かにね。

日本でもうんざり、というか頭を抱えている人たちがいる。

同じ社会面に関連の注目記事を発見しました。

それは英語学習の教本や演説本を出版する関係者たち。

アメリカの大統領選挙といえば、

かつては英語学習の手本となるような名演説が聴かれましたが、

今回は「暴言王」の登場で様相が一変。

乱暴な英語、個人攻撃に終始する内容、アメリカ人英会話教師は

「教室では教えたくない」と嘆いていました。

英語音声学の専門家が両候補の演説を分析したところ、

トランプ氏は否定語や攻撃的な語が多く、問いかけを多用、

演説というよりもテレビのトークショー、

一方のクリントン氏もトランプ氏批判が目立つという。

確かに「YesWe can!」と全米を熱狂と共感に巻きこんだ

前回のオバマ語とはかなり対照的です。

今回の大統領選、日本のニュースで断片的に流れる演説を耳にしていても

印象に残っているのは「lie(噓)」とか「disastrous(悲惨な)」とか、

強く悲観的な言葉ばかり。

希望や明るい未来を想起させる言葉が乏しい選挙でありました。

こりゃあ、大統領選後に勝利した候補の演説本出版しても

あんまり売れそうもない気が。関係者の嘆きに同情したくなります。

クリントン本はオバマ本ほど売れそうもないし、

トランプ氏の演説には日本人がまね英語表現があるとは思えず、

う~ん、どうしよう・・・ある出版社はクリントン氏が勝利した場合、

クリントン本を出す予定ですが、その後「オバマ傑作演説集」を出版、

期待はもっぱら、後発のオバマ本らしい。

英会話教材にはなりにくい今回の大統領選。

戦い済んで残るのは「disastrous」ではなく

世界にとって、日米にとって「hope(希望)」でありますように。

投票権はないけど、やたら選挙結果が気になる、

今回の大統領選、ではあります。

(写真は)

真っ白に雪化粧したジャンプ台。

立冬にふさわしい冬景色。

暦と季節が一致した。

けど・・・まだ・・・11月・・・・なんですけど・・・。