小雪の海
今日は小雪かぁ。
暦通りにうっすら雪景色の朝ねぇ。
と、のんびり窓の外を眺めていたその時、
テレビ画面が緊急地震速報に切り変わり、
行きつく間もな福島県の津波警報が。
緊迫する小雪の海。
午前5時59分ごろ、福島県沖を震源とする地震が発生、
福島、茨城、栃木各県で最大震度5弱の揺れを観測。
気象庁は福島県の太平洋側に津波警報を発令、
そして地震発生から2時間を過ぎたった今、
宮城県にも津波警報が発令されました。
仙台港で1m40cmの津波が観測され、現在も潮位は上昇中とか。
早朝からニュース画面から目を離せなくなっています。
「つなみ!にげて!」
「津波!逃げろ!」
テレビ画面には真っ赤なスーパー文字。
「ただちに避難して下さい!」「一刻も早く高台や高いビルへ避難して下さい!」
アナウンサーが緊迫した声で避難を呼びかけています。
「東日本大震災を思い出して下さい!」
「津波は繰り返し襲ってきます!」
「引き波の後に大きな津波が来ることも予想されます!」
そうです、避難したら、決して戻らないで!あの時を思い出して!
福島県の港の中継映像。
防潮堤の間を陸から海へ向かって海が移動している。
引き波だ。頭が混乱する。陸から海へ?
やがて海は一旦動きを止めたかと思うと
今度が海から陸へ向かって海の水が移動し始めた。
怖い。一旦引いて蓄えたエネルギーを放出するかのように
陸へ向かって音もなく押し寄せてくる、これが津波だ。
津波警報のサイレン以外は何の音も聞こえない。
しかし、小雪の海は危険な動きを繰り返している。
陸から海へふだんはあり得ない海の動きを映し出すテレビ画面を
ただただじっと見つめているしかできない。
津波の恐ろしさが蘇り、胃の腑がせり上がるような不安に支配される。
そして心配で心配でいたたれなくなる。
海沿いの人たち、みんな無事に避難を終えただろうか。
遅くまで仕事をしていたり、体調が悪かったり、
まだ寝ていたりして出遅れていないだろうか。
体の不自由な人、お年寄り、小さな子供たち、大丈夫だろうか。
また地震の影響か、福島第2原発3号機の使用済み燃料の冷却プールが
一時停止していましたが、先程ポンプ再起動。
東京電力は今、会見で状況を説明しています。
一方、気象庁は地震の規模をM7.3からM7.4に修正。
福島県、宮城県では今だ津波警報発令中。
ニュース画面から目が離せない。
舞い散る小雪を眺める余裕は吹っ飛びました。
とにかく被害が広がりませんように。
津波の危険が収まりますように。
穏やかな初冬の海が戻りますように。
祈るようにテレビ画面を見つめる朝。
小雪の海よ、静まれ。
(写真は)
今朝の札幌。
海から遠いジャンプ台は白い冬支度。
小雪らしい風景ですが、眺めている余裕はありません。
まだ津波警報が発令中、
どうか被害などありませんように。
祈るばかりの朝。



