北海道セーグル
大地の味がする。
緑の草原と風の匂いがする。
かみしめるほどに
豊かな自然を五感で感じる。
北海道のパン・ド・セーグルに感動。
北海道に住んでいて良かったと思う瞬間は数々ありますが、
昨夜のプチ晩酌の時間もまさにそれ。
北海道の大地が生んだ超美味パンに感動しました。
蝦夷富士とも言われる美しい羊蹄山の麓、喜茂別町にある
パン好き垂涎のパン屋さん「ソーケシュ製パン」のライ麦パン。
先日のオントナdayの会場で道内人気ベーカリー5点が集結、
普段、札幌ではなかなか手に入らないお宝パンをゲットできたのです。
見た目は素朴、持つとずっしり。
質実剛健、誠実なライ麦パン「パン・ド・セーグル」。
美しい自然の中で四季を感じながら薪窯で焼かれる田舎パンの中でも
いちばん素朴で田舎暮しにお似合いのパンかもしれません。
時とともに熟成していく酵母を使い、昔ながらの製法で生地を作り、
水分を逃さず薪窯で香ばしく焼き上げる「ソーケシュ製パン」のパンは
季節ごと、日ごとに味わいが変わっていく土地とともに生きるパン。
自家製酵母のパンは薪窯から出た後も徐々に熟成、
我が家にやってきた今も、生きているのです。
今も息づいているライ麦パン「パン・ド・セーグル」。
ドイツやフランスでは穀物の使用割合によってパンの名前が違います。
「seigle(セーグル)」とはフランス語でライ麦を意味する言葉。
「パン・ド・セーグル」はライ麦粉比率が60%以上、
「パン・ド・メディユ」はライ麦粉50%・小麦粉50%、
「パン・オ・セーグル」はライ麦粉比率が10~40%。
で、素朴なソーケシュの「パン・ド・セーグル」はといえば、
何と北海道産ライ麦粉100%使用、
まごうかたなき北海道版パン・ド・セーグル、なのであります。
包装の裏に張られた原材料表示を見ると、
ライ麦全粒粉(北海道産)、羊蹄山天然水、サワー種、
食塩(北海道産)、ライ麦粒(北海道産)。
ライ麦から水、自家製酵母、塩に至るまでオール北海道。
羊蹄山の水に至っては自ら汲みに行っているそうです。
この「パン・ド・セーグル」は北海道の恵み100%でできている。
いざ、豊かな大地のライ麦パンを実食。
薄くスライスして、ちょっと味濃いめのチェダーチーズと
まろやかなクリームチーズに自家製リンゴのコンフィチュールを添えて、
お気に入りのペルシャ釉のやちむんプレートに盛りつけます。
まずはチェダーチーズを載せて、パクリ。
う~ん・・・ライ麦の香り、ほど良い酸味、
そして穀物自体が持つほのかな甘みが口の中に広がる。
ずっしり素朴な風味と濃厚なチーズの相性は抜群。
余韻を逃さぬうちに赤ワインをごくり・・・天国。
天国は、ごく身近にあった(笑)。
一切れのパン・デ・セーグルをかみしめると
果てしなく広がる北海道のライ麦畑、
清冽で美味しい水が湧き出る美しい山々、
四季折々、日々刻々と移りゆく自然の風景が
瞼の裏にパノラマのように広がってくる。
パンを食べることは土地を味わうこと。
真面目に誠実に焼かれたパン・ド・セーグルに、
心からありがとう、だね。
ソーケシュの「パン・ド・セーグル」。
サワー種そのものもライ麦から起こした酵母で作られているとか。
北海道のライ麦の旨みを丸ごとすべて味わえるというわけ。
雨にも風にも寒さにも日照りにも負けず
健やかにたくましく育った北海道のパン。
そんなパンを食べられる幸せ。
北海道に感謝。
(写真は)
北海道をまるごと味わえる。
ソーケシュ製パンのパン・ド・セーグル。
沖縄のガジュマルの器によく似合う。
北と南はいつだって相性がいい。



