平匡ロス

「真田丸ロス」に

「逃げ恥ロス」、

ならば、アタシはさしづめ

「平匡ロス」。

あの不器用な敬語が愛しい。

年も押し迫り、人気ドラマも続々終了。

それとともに「真田丸ロス」「逃げ恥ロス」も社会現象に(笑)。

昨日は天声人語も「逃げるは恥だが役に立つ」に触れていました。

お給料制の契約結婚を描いた大人気ドラマ、

特に札幌地区の視聴率は凄まじく、最終回は瞬間最高視聴率30%超え。

このドラマの何がこれほど人々の心に響いたのか。

生きていくのは一人でも二人でも面倒くさい。

「『どっちにしても面倒くさいんだったら、

一緒にいるのも手じゃないいでしょうか』。

人と人が寄りそう形の多様さを温かく描いた」と、

天声人語氏も星野源演じる主人公の言葉を取り上げていました。

同感。色々な生き方、恋愛、結婚があっていいよねって、

そっと背中を押してくれるドラマでしたが、特に引かれたのが

主人公平匡さんの美しき敬語であります。

夫が雇用主、妻が従業員という設定から

新垣結衣演じるみくりと平匡の会話は終始、敬語がメイン。

まあ、超キュートな従業員みくりが敬語なのはわかるとして、

何とも愛おしいのは雇用主たる(笑)平匡さんの若干腰の引けた敬語(笑)。

もうドラマの最終回、魅かれあっているのは十分確認済みの二人なのに、

恋が最高に盛り上がる場面なのに、「~じゃないでしょうか」、

平匡さんはおずおずとした敬語を崩さない。

あ~、タメ口の告白の数百倍、ムズキュンするぅ~。

このドラマの大ヒットの要因は色々分析されていますが、

丁寧で不器用なこの敬語使いの台詞も一つの要素かもしれません。

LINEやSNSなど短い書き言葉、タメ口のやりとりが日常的な時代にあって、

ちょっと古風な敬語の会話は、どこか新鮮に響いたのではないでしょうか。

恋する相手に対して、なかなか距離を詰められないもどかしさ、

簡単にタメ口きけない不器用さ、そのダメさ加減がかえって愛しい。

俺様キャラと真逆な平匡キャラの神髄は敬語にあり。

これって、実は社会現象となったあのドラマに通じていました。

先日のNHK「アナザーストーリー」のテーマがあの「冬のソナタ」。

さまざまな角度から日韓関係や経済現象まで変えたドラマを検証、

大ヒットの要因として二人の若手女性脚本家による台詞に注目。

たとえば、普通は「サランヘヨ(愛しています)」と告白する場面で

主人公の二人は丁寧な敬語である「サランマシソヨ」と言っています。

あえて古風な敬語を使うことで相手を思いやる気持ちを表わしているのですね。

ああ、ヨン様と平匡さんがかぶってきた~。

韓国の地方で大家族に囲まれて育った女性脚本家だからこそ、

伝統的で温かな敬語表現をドラマに生かすことができたそうです。

平匡さんとみくりのちょっともどかしい敬語表現も昔懐かしい昭和の風景、

そう、小津映画の一場面に通じる温かさがあるような気もする。

少なくとも「逃げ恥じ」は昨今のドラマの中で最も言葉使いの美しい作品だった。

今感じている「平匡ロス」は温かな言葉ロス、敬語ロス、なのかもね。

ちょっと他人行儀に聞こえる

不器用で真面目で誠実な

平匡さんの愛すべき敬語。

また聞きたいなぁ。

「逃げ恥」シーズン2、マジに望みます♪

(写真は)

クリスマス三連休。

昨日から雪が降り続く。

まさに真っ白なホワイトクリスマス。

桜並木もクリスマスツリー化してる。

さあ、クリスマスメニューも考えなくちゃ。

おっと、その前にお掃除、お掃除っと。