ようこそカレーコース

13億人もびっくり?

これぞ日本の技術力。

しつこいカレーの汚れもおまかせ。

カレー汚れ専用洗浄コース搭載、

夢のような洗濯機、作っちゃいました。

経済面の新製品紹介記事は

現代日本のモノ作り力を示す格好の指標ですが、

今朝の紙面が驚きの新製品デビューを報じていました。

パナソニックのインド現地法人、パナソニック・インドが

国民食カレーに特化した機能つきの洗濯機を発売開始。

カレー汚れ専用洗浄コースを搭載した新機種であります。

「こんな洗濯機がほしかったのぉ~!」、

インドのママたちからの感動の声が聞こえてくるようです。

なかなか落ちないしつこいカレーの汚れ、

たまにしか食べない日本でも悩みの種なのに、

毎日のようにカレーを食べるインドですもの、そりゃあ大変。

お洗濯のたびにさぞや苦労されてきたことでしょう。

しかし、これからは、この洗濯機におまかせってわけ。

そりゃあもう、徹底的に研究開発されてきたらしい。

まずはインド料理研究家に依頼し、インド全域のカレーを研究。

ターメリックやチリ、マスタードなどカレーに含まれる成分を分析し、

衣服についたカレーを落とすのに最適な水温、水流、

洗濯時間の組み合わせを2年間かけて見つけ出したとか。

気になるお値段は従来の全自動洗濯機より、やや高めの

2万9000ルピー(約4万9000円)ほどと

中間所得層にも手の届く価格に設定されているそうです。

ようこそ、カレーコースへ。

人口約13億人のインド、洗濯機の普及率はまだ10%ですが、

経済成長に伴い、洗濯機の販売個数は毎年10%の伸び、

「お隣も買ったんですって、カレーの汚れが落ちるのよ、

ウチも欲しいわぁ、ねぇ、あなた」なんて夫婦の会話が聞こえてきそう。

ちょっと頑張れば憧れの家電に手が届く。

三種の神器に夢を馳せた昭和の時代を彷彿とさせます。

ああ、手回しローラーつきの旧式洗濯機が蘇る。

幼稚園にも通っていないまだホントに小さな頃、

当時の母は毎日毎日、渾身の力をこめて

手回しローラーをぐるぐる回し、洗濯物を絞っていたっけ。

お洗濯って、すっごく、大変なんだ・・・。

額に汗して洗濯する姿はぼんやりとした白黒写真のように

遠い遠い記憶の底に今もおぼろげに残っています。

そんな女性たちを家事の重労働から解放してくれたのが、

日本のモノ作り、技術力。

グローバル化の時代。

今度は13億人の市場を視野に

カレーコース付き洗濯機でインドのママたちを応援ってことね。

「インド人の心をつかむカレーのように新製品も浸透させたい」とは

発売元のパナソニック・インドのコメント。

ちなみにカレー好き日本人にも大歓迎の新機種だと思うのですが、

日本で同じ機種を販売する予定はないそうです。

う~ん、ちょっと残念。

日本のカレーライスもある意味国民食だとは思うのですが(笑)。

試験的に国内限定発売してみない?

頑固なカレー汚れも落ちる洗濯機。

食べ盛りを抱えるママたち、食いつくかも、よ?

(写真は)

札幌もすっぽり冷凍庫の中、

厳しい寒さが続きます。

でも、どんなに寒くても洗濯機がある。

冷たい水でお洗濯しなくていい幸せ、

それが当たり前じゃなかった時代もあったんだよね。

日本の家電に、感謝。