進化する葡萄

より美しく

より甘く

よりみずみずしく

世界が夢中

進化する葡萄

超スローペースの台風10号の進路が気になります。

時速10㌔前後と自転車並みののろのろ速度で日本列島に接近中ですが、

北海道は秋雨前線の影響で昨夜から雨が降り続いていて、

強い雨にじめじめ湿度、気温以上に蒸し暑さを感じます。

立秋、お盆、処暑も過ぎ、小学校のいつもより長い夏休みも明け、

残暑はまだ続きそうですが、季節的にも気分的にもやや秋モード。

秋の味覚の代表、秋の果物の芸術品が佐賀県伊万里から届きました。

「いのうえオーチャード」の美しい葡萄であります。

土づくりからこだわった「いのうえオーチャード」は

果物好き、葡萄好きを虜にする超人気の美しい葡萄園。

伊万里から届いた箱を開けると・・・

うわぁ・・・美しい・・・本当に、これは宝石・・・!

葡萄の王様、エメラルドグリーンの「シャインマスカット」に

そして・・・?ん?シャインマスカットによく似た別の品種、

え~っと「マスカサーティーン」、

さらにきれいな赤系品種は「クイーンニーナ」と名前のようです。

まず「マスカサーティーン」から調べてみましょう。

植原葡萄研究所が育成した新しい品種で父親が「シャインマスカット」、

母親が赤系「ロザリオロッソ」。パパの性質が強く出たようで見た目は

シャインマスカットそっくり。ちなみに名前の由来は育成時に

「シャインマスカット13号」を使用したことらしい。

粒のサイズも大きく、糖度は18~20度と高く、マスカットの香りも強く、

果皮が薄く皮ごと食べられ、果粒に透明感があるので

シャインマスカットよりも皮ごと食べた時の食感もよいのだそうです。

うふふ、今から味わうのが、楽しみ楽しみ。

そして赤系の「クイーンニーナ」は農研機構果樹研究所が育成した新品種。

ヨーロッパブドウとアメリカブドウを掛け合わせた「安芸クイーン」の子で、

旧系統名である「安芸津27号」の「27」と、スペイン語で女の子を意味する

NINA(ニーニャ)にちなんで「クイーンニーナ」と名づけられたそうです。

とにかく赤い色が美しいの。

ブドウの高級品種は黒系の巨峰や緑のシャインマスカットが代表的ななか、

赤系ブドウの大粒高級品種をとの願いから生まれた待望の「クイーンニーナ」。

こちらはシャインマスカットに続いて、早速実食。

ルビーのような美しい大粒をパクリ。

サクッ、果皮が心地よく弾けた瞬間、

じゅわぁぁぁ~~~っと甘い果汁がお口の中で弾けます。

かみ切りやすい固めの肉質も食べやすくて、めちゃ美味しい。

ほんと、日本の葡萄は、凄い。

日本産の高級ブドウは今や世界が絶賛するブランド品。

シャインマスカットが海外に無断流出する問題もありましたよね。

アジア各国で日本産よりはるかに安い価格で出回っているようですが、

栽培の技術、ノウハウがなければ優良品種の特質は出せません。

ブドウの歴史が古いヨーロッパの人々も

ワインの国フランス人も来日して食べた日本の高級ブドウの

余りの美味しさに驚愕、価値観が揺さぶられるらしい。

こんな甘く美しく美味しい葡萄があるなんて、ってね。

日本に葡萄が渡来したのは奈良時代。原産地からシルクロードを経て

唐から伝わり、718年(養老2年)高僧・行基が甲斐国勝沼の柏尾山大善寺に

薬種園を設け、ヨーロッパブドウである甲州種の栽培を始めたのが

日本のブドウ栽培の始まりとされます。

より甘く、より大粒に、より美しく。

長い年月をかけた努力の積み重ねが実り、

宝石のような日本産の美しい葡萄が結実したのですね。

進化する葡萄にリスペクト、です。

(写真は)

佐賀県伊万里市の葡萄園

「いのうえオーチャード」の

宝石のような葡萄

美しい芸術品