遊びましょう
山肌から残雪が消え、
春の日差しを浴びながら、
寒の戻りにも負けず
桜の固いつぼみも少しずつ膨らんできた。
さあ、春だ、遊びましょう。
なかなかぽかぽか陽気となりませんが、
我が家前の桜並木はコツコツと
開花に向けてストレッチを続けています。
長く厳しい冬に耐えてきた固い小さなつぼみが
慎重に慎重に背伸びの準備をしているようで、
心の中で頑張れ~ってエールを送る今日この頃。
桜前線は津軽海峡手前あたりでしょうか。
桜も頑張る一方、中高年も頑張る。
「バク転 中高年挑む」。
今朝の北海道新聞の記事の見出しです。
コーチについてバク転の練習を繰り返す写真に思わず注目。
近頃、大人になって「バク転」を習う人が増えているのだとか。
バク転って、あの後ろに反り返って一回転する、あれ?
今、中高年に何が起きているんだ?
昭和の時代、ドリフの仲本工事や「キーハンター」の千葉真一、
覆面プロレスラーのタイガーマスクなどなど、
テレビ番組の中でバク転をする歌手や俳優はヒーローだった。
スゲェ~、カッコいい~。
休み時間や放課後、子供たちはこぞって真似したけれど、
そう簡単にまねできる技じゃない。
だからこそ「バク転」は憧れ、夢だった。
そんな子供たちが大人(中高年)になった今、
夢を現実にしたいと体操教室などで挑戦しているらしい。
トレーナーがネット上で「バク転教えます」とPR したら
200人が集まったそうで、バク転ニーズの高さに驚きます。
「体が動くうちにバク転を教わりたい」。
絶賛バク転練習中という51歳の中学教諭の男性の言葉に、
なんだかキュンとした。幾つになっても、少年なんだ。
砂や泥んこまみれになりながら夢中でまねしたバク転。
何度やってもできない、そのうち日が暮れ、カラスが鳴く。
くそぉ~、いつか、絶対、やってやるぅ~。
夕焼けの空に誓った昭和なあの日。
大人になった平成の今はプロのコーチが教えてくれる。
時間とお金をひねり出せば、夢が現実になるかもしれない。
実年齢は中高年でも、発想は遊びに夢中だった少年のまま。
微笑ましい。
記事が紹介していたフランスの社会学者によると、
人間の「遊び」は四つに分類されるらしい。
スポーツなどの「競技」、宝くじなどの運が絡む「偶然」、
ものまねなどの「模倣」、ブランコやジェットコースターで
回転や落下する「めまい」の四種類。
天地さかさまになる「バク転」は
四つ目の「めまい」に分類されるそうです。
な~るほどね、何だか納得、男の子は回転・落下が大好き。
息子が小さな頃、高い高いからすとんと抱き落とされたり、
親の両腕でぐるんぐるんしたり、お布団の上ででんぐり返しをしたり、
回転、落下系の「遊び」にキャッキャキャッキャと喜んだものだ。
明らかに女の子よりも盛り上がり度が違っていた。
男の子は、大人になっても、「めまい」に夢中なんだな。
しかし、「バク転」はかなり高度な体操技。
小さな頃はいざ知らず、運動不測の中高年が
「見よう見まねでやるのは非常に危険」とか。
指導者のもと、倒立やブリッジなどを根気強く練習した上で
挑戦するよう、記事中でも専門家が注意を呼び掛けていました。
だよねぇ~、華麗なバク転もコツコツの積み重ねから。
自分の肉体と折り合いながら
安全第一で「遊びましょう」。
挑戦する元少年は素敵です。
(写真は)
ありものの材料で作った和パフェ。
ロールケーキとバニラアイスを重ねて、
実家の母手作りの粒あんと真っ赤な苺を添えて、
黒豆きなこをトッピング。
食いしん坊の遊び心(笑)。

