長崎の近か

食卓に

初夏の風をもたらす

真白き貴婦人よ。

汝の名は

ホワイトアスパラガス。

札幌の開花宣言を待ちきれず、

我が家前の桜並木はすでにさくら咲く。

可憐なピンクの花をほころばせ始めました。

そんな桜の季節の食卓に

早くも初夏の爽やかな野菜が到着。

実家の母が差し入れてくれた

北海道産の採れたてホワイトアスパラガス。

さっそく丁寧に皮をむいて茹で上げテーブルへ。

「味噌マヨネーズが合うわよ」との母のご意見を採用、

真白き貴婦人のような旬野菜に

やさしいベージュ色のソースを添えて、

さあ、いただきましょう。

う~ん・・・初夏の風が吹き抜ける~。

この時季ならではの爽やかな風味。

そして、甘い!

ホワイトアスパラ特有のほろ苦さはほとんどなく、

むしろ野菜が持つ甘みに驚きました。

いつのまに(笑)貴方はこんなに甘くなったの?

甘いは、旨い。

「長崎の遠か」。

朝刊の土曜版にこんな言葉が載っていました。

料理などの味つけに甘みが足りないことを

長崎の人たちはそう表現するそうです。

江戸時代から貿易で栄えてきた長崎にとって

砂糖がいかに身近だったかがわかりますね。

また横浜で百年以上続く中華料理の老舗で。

初代の故郷、本場中国よりも甘めの味が特徴、

「日本人は甘いのが好きだから」とは

初代の孫である3代目料理長の言葉。

ある雑誌で見かけたエピソードですが、

やっぱり、甘いは、旨い。

春の終わりから初夏にかけて

ほんのわずかな時季にしか味わえない

季節の贈り物ホワイトアスパラガス。

豊かな北海道の黒土のお布団をそっと掛けられて、

日焼けしないように大事に大事に育てられた

美白の女王野菜。

柔らかで繊細な食感と

爽やかな香り、そして魅惑的な甘さに

きっと長崎の人もこう言うことでしょう。

「長崎の近か」(笑)。

世界に自慢したい北海道の旬野菜、です。

(写真は)

見目麗しい美白野菜。

北海道産ホワイトアスパラガス。

あまりに美味しそうで

写真を撮る前に穂先一本食べちゃった(笑。

味噌マヨとの相性も抜群。

お上品な前菜だわぁ。