ホタテマジック
タテ
ヨコ
戻し方
変幻自在
ホタテマジック
台風10号の影響が月をまたいでも続いています。
のろのろペースでようやく東海道沖まで進み、ゆっくりゆっくり北上、
東海に接近し、今夜にも熱帯低気圧に変わる見込みで、
その後北陸方面から日本海に抜ける予想だそうです。
熱帯低気圧に変わっても大量の雨雲はそのままですから
これまで記録的な降雨量となっている地域は厳重な警戒が続きます。
週明けは台風が去った西日本では猛暑日が復活するようで
厳しい残暑の中での台風被害の後片付けは大変だと思います。
札幌は朝からすっきり晴れ渡り、空気もカラッとしていて、
心なしか、すこし季節が進んだ実感があります。
先日はトンボがひまわりの上をすぃ~っと飛んでいくのを目撃、
晩夏から初秋へのバトンタッチを象徴する一瞬でした。
さあ、味覚の秋が来る。
と、その前に、道南の木古内町から極上海の幸がど~んと届きました。
厳しい津軽海峡の海で育った木古内町産の殻付きホタテ!
大きな発泡スチロールの箱にどっさり、幾つあるんだ~~~?
獲れたてぴちぴちの殻付きホタテ、
ぼんやり見惚れているヒマはありません(笑)
鮮度のよいうちに素早き殻剥き作業をしなければ。
夫婦二人でキッチンシンク前に並んで、いざ、殻剥きスタート!
夫が固く閉じた二枚の貝殻を洋食ナイフでパカッとこじ開け、
妻がその殻から中の貝柱を取り出し、うろなどを取り除く。
もう、無心、ただ目の前のほたてに集中する・・・が、
「うわっ!」隣の夫が時折叫ぶ。
妻「何?」夫「殻、閉じた!」妻「そりゃ、ホタテさんも必死だよ」
そんなこんなの慣れない素人の殻剥き作業も何とか無事終わり、
取り出した貝柱をさらに海水ほどの塩水できれいにしてから
ペーパータオルで水分をふき取っていると、
「これ、もらうね!」と夫がつまみ食い、「うお!美味っ!甘っ!」
そりゃ、そーでしょ、浜で食べるのと同じ鮮度もん♪
かくして迎えた週末、
殻剥き作業を経てホームフリージングした木古内のホタテ降臨。
まず、ボウルに氷を入れて小さじ1杯の塩を振りけた上に
冷凍したホタテを置き、常温で2~3時間置いて解凍します。
氷と塩を使ってゆっくり解凍するのがポイント。
塩の効果で0度前後の低い温度を長時間保てるため、ドリップが出にくく、
浸透圧の働きで水っぽくならないので、ぷりっぷり、うまうま、
冷凍前のとれたて新鮮な生の食感、旨みそのままが楽しめるのですよ。
そしてホタテの魔法はまだあります。
それはホタテのお刺し身の切り方。
ホタテの貝柱は縦に繊維が通っているので
縦か横か、切り方で味わいや食感が変わるのです。
繊維を断ち切るように横に切ると
旨みがストレートに味わえ、しっとりした食感に。
繊維に沿って縦に切ると、
プリップリ、ホタテの弾力や食感を存分に味わえます。
今回は贅沢に「タテ・ヨコ二刀流」でホタテお刺し身を堪能しました。
しっとり旨みを感じるヨコはわさび醤油で、
ぷりぷり食感のタテは胡麻油+お塩で、
うひゃ~、ほんっとに違う、でも、両方美味い!甘い!
なんというか、舌にまとわりつくような旨み・甘み爆弾のような、
とにかく、めっちゃ、美味しかった!!!
海よ、木古内町よ、ありがとう!
殻剥き頑張った私たちへの最高のご褒美、ありがとう!
ホタテは凄い。
切り方で美味さ変幻自在。
北海道は、ほんとに、美味い。
(写真は)
ペルシャンブルーの
やちむんの大皿に
木古内町のぷりぷりホタテ
タテかヨコか、どちらも超絶美味


