グアテマラ桜
はらり・・・
桜ひとひら。
素敵な発見に心ほっこり。
ひとひらの幸せ感じる
初夏の休日の朝。
今日も暑くなるのかしら。
高気圧の影響でぐんぐん気温が上がり、
昨日の札幌は今年最高の27.7度を記録。
今朝も真っ青に澄み切った空が広がり、
爽やかな初夏の空気が心地よく、
洗濯物もカラリと乾きそう。
そんな休日の朝、
後からのんびり起きてきた夫が「はい」と、
私の手のひらにピンク色の小さな何かを載せました。
あ・・・桜の花びら。
「どうしたの?」「バナナの袋に入っていた」。
へ?バナナの袋に桜の花びら?
おそらく日本で袋詰めされる時に紛れ込んだのでしょう。
原産国を見ると「グアテマラ」とあります。
中米グアテマラはコーヒーだけではなく、
美味しいバナナを育てる土壌と気候に恵まれた国。
1年365日のうち360日は太陽が顔を出すと言われるほど。
そんな南国の陽光をたっぷり浴びて育ったバナナが
遠い日本の国で桜の花びらと出会うなんて、
なんとも素敵な偶然です。
「キミ、きれいなピンク色してるね。名前は?」
「あ、あの・・・日本の桜で、エゾヤマザクラって言います」
な~んて会話が狭い袋の中で交わされたかもね~。
素敵な発見に妄想が止まらない(笑)。
南国生まれのバナナと日本の桜が出会うなんて
めったにないことですもの。
とはいえ、一応、調べてみる。
「グアテマラ 桜」と検索してみると、興味深い事実が判明。
なんと現地で「グアテマラ桜」と呼ばれる花があったのです。
実はバナナが育つ南国らしい気候の地域もある一方で
首都のグアテマラシティーなどは標高1500m、
年中過ごしやすい高原性の気候から「常春の国」との別名も。
で、例年2月初めにはそんな常春の国に
春を告げる美しい花が咲くのだとか。
それが「マティリーグア」。
ノウゼンカズラ科のマティリーグアは
やや大ぶりのピンク色の花を咲かせ、
遠目から見るとまるで桜のように見えるところから
現地在住の日本人たちは「グアテマラ桜」と呼び、
中米の桜に故国の春を重ね、愛でているのだそうです。
年中同じ花が咲き続く常春の国で
花の時期が終わるとぽとりと落ちるマティリーグアは
季節を実感させてくれる数少ない存在。
中米グアテマラで「もののあはれ」を感じられる
稀有な春の花、というわけですね。
地球の向こう側に住んでいても
春のピンク色の花に
懐かしい桜の風景を重ね、
故郷を偲ぶ人々の心に思いをはせ、
甘いグアテマラのバナナを味わう休日の朝。
いと、おかし。
(写真は)
今年の最高気温を祝し(笑)、
昨日の金曜ごはんは
「ゴーヤー色々チャンプルー」。
宮崎産ゴーヤーと十勝大豆のお豆腐と
北海道産キャベツとニンジンの競演。
ああ、苦みがうまい。

