五月のバラ

水も滴る美人とは

あなたのことか。

初夏の朝日に照らされて

恥ずかしそうに咲くその姿よ。

立てば「芍薬」。

降ったりやんだり。

気ままな時雨模様の週末が明けた月曜日。

夜間の雨もすっかり上がり、

早朝から清々しい青空が広がっています。

札幌の予想最高気温は昨日より10度も高い26度。

久しぶりの夏日となりそうな運動会日和。

月曜日になって晴れても、ねぇ・・・。

爽やかな青空を恨めしく思いながら、

我が家前の植栽の緑を眺める朝のひととき。

桜並木は瑞々しい葉桜がぐんぐん茂り、

次の主役の紫陽花も背丈が伸ばてきました。

葉っぱの真ん中に小さなつぼみを探していると、

はっとするような鮮やかな濃い牡丹色が

目に飛び込んできました。

牡丹のようで牡丹でなし。

「立てば芍薬」の美しい初夏の花

今年も美しく咲いてくれました。芍薬です。

皐月の雨のしずくに濡れた姿は

まさに、水も滴る美人さん。

華やかでいてどこか清楚で慎ましやかで。

江戸の昔から理想の女性にたとえられるわけよねぇ。

しばし、うっとり眺める朝のひととき。

芍薬の花言葉は

「恥じらい」「はにかみ」「清浄」そして「威厳」。

早朝はまだ花びらを閉じている芍薬、

日中になるとあでやかに咲き誇りながらも、

また夕方になると閉じてしまう。

慎ましやかな美人さんですが意思は強い。

ふむふむ、女性から見ても素敵。

芍薬の英語名は「ピオニー」。

語源はギリシャ神話の医薬の神様パイエオンで

西洋では薬としての効用もよく知られていますし、

漢方の生薬では乾燥させた根を使います。

女性ホルモンの分泌を助けてくれたり、

肌もきれいにしてくれると言われています。

ただ美しいだけじゃないんですね。

美しさと薬能を兼ね備えた芍薬は

洋の東西を問わず愛される初夏の花。

ヨーロッパでは「五月のバラ」とも呼ばれるそうです。

背筋を伸ばしすっくと立つその姿

はインナーマッスルの大切さを教えてくれるよう。

さあ、新しい1週間のはじまり。

身体も心もしなやかに鍛えましょう。

(写真は)

札幌の初夏に匂い立つ。

美しい「五月のバラ」。

牡丹色の芍薬。

雨の露はまるでダイヤモンド。