おいしい黄金比率

8:1:1

これさえ覚えておけば

まちがいない。

ヴィーナスもびっくりの

おいしい黄金比率。

初夏の海から贈り物。

石狩市生振(おやふる)で栽培された、

希少な浜辺の山菜「ハマボウフウ」。

手頃なサイズはオリーブオイルで軽く揚げ、

ワイルドイタリアンなフリットに。

茎も立派な大きいものは

鮮烈な香りを味おうとおひたしにしてみました。

根元の砂をきれいに洗い流して、さっとゆで、

水にはなしす、軽く水気を絞ったら、

万能「八方だし」に浸しましょう。

昆布と沖縄の鰹節たっぷりで濃い目のだしをひいたら、

後は「8:1:1」の黄金比率におまかせ。

だし汁8:醤油1:みりん1。

この割合さえ覚えておけば

美味しい和食がおうちで作れます。

八方だし。

四方八方の八方、色々な料理に使える万能だし。

おひたしやかけだし、さっと仕上げる煮物など

さまざまな和食の基本となる黄金比率。

ミロのヴィーナスや凱旋門、パルテノン神殿などなど

古代ギリシャの時代から人間にとって最も安定し、

美しいとされる「1:1:1.618」の黄金比にも負けない(笑)。

世界中の人々の舌を魅了する「8:1:1」は

日本が誇る世界遺産に認定されてもいい、くらい。

ミツバ+ミント+ショウガ+山椒・・・+大葉も?

とにかく鮮烈で爽やかな香りが特徴的なハマボウフウ。

この個性的な浜辺のハーブを

和食が誇る「8:1:1」にひたして冷蔵庫でしばし休ませ、

いい具合におだしが馴染んだあたりで器に盛り付けます。

野性的な緑が大嶺工房のペルシャ釉の青さによく映える。

目にも鮮やかなハマボウフウのおひたし。

しゃきしゃき。

軽やかな歯触りとともに

身体中の細胞が目覚めるような鮮烈な香りが鼻腔に。

フリットよりもおひたしの方がより強く野性味を感じる。

その強烈な個性が八方だしによって上品な和食に昇華されている。

うまみと香りの濃いカチュー(沖縄かつおぶし)が

がっしりと食材の主張を受け止めているようだ。

だしと食材のおいしいセッションにしばし陶然。

ちなみに八方だしは

基本の「8」を半分の「4」にすれば天だしや麺つゆなどに、

2倍の「16」のすれば鍋物や薄味の煮物にと

さまざま和食に応用できる超すぐれもの。

世界中を魅了する和食、日本料理にとって

「8」は魔法の数字、美味しい数字。

だれが見つけたか。

8:1:1の美味しい比率。

ミロのヴィーナスもうっとり。

おいしい黄金比率に感謝。

(写真は)

初夏の浜辺が目に浮かぶ。

鮮烈な香りが素敵。

石狩産「ハマボウフウのおひたし」。

きっと冷えた日本酒にも合うんだろうなぁ。

飲めないけど(笑)。