陶のオアシス~沖縄夏旅2017・vol.7
やちむんを眺め、
やちむんで食し、
やちむんに恋する空間。
美術館のようなギャラリー&カフェは
陶のオアシスだった。
梅雨明け夏本番の沖縄旅の2日目。
沖縄の焼き物(やちむん)をこよなく愛する旅人は
那覇から車で50分、聖地読谷村にやってきました。
大嶺實清氏、島袋常秀氏、壱岐幸二氏と
愛する陶芸家の工房ギャラリーをめぐり、
恋に落ちた作品を滞りなく札幌までの発送をお願いし、
心も満ち足りてほっとしたとたん、激しい空腹が(笑)。
気が付けば、お昼をとっくにまわっています。
さあ、読谷村でスペシャルなランチと洒落こみましょう。
30余りの窯が集まる「やちむんの里」の中心的存在、
1990年築窯の「北窯」を作り上げた4人の陶芸家の一人、
松田米司さんの作品を展示するギャラリー&カフェが
今年の4月にオープンしたのです。
その名も「TOU cafe and gallery」。
まだほとんどのガイドブックにも載っていない(はず)、
最新の注目スポット。
え~っと、ふむふむ、ここね、グーグルマップで場所を調べ、
カーナビと共同作業で壱岐さんの工房「壹」から、
読谷村伊良皆方面へとレンタカーを走らせます。
「北窯」とは少し離れたのどかな住宅地、
可愛い公民館を過ぎたあたり・・・のはず・・・。
おおお~、あったぁ~、おっ洒落ぇ~~~!
超ハイセンスなモダンな建物が
腹ペコの旅人を迎えてくれました。
美しい芝生のアプローチを進んだ先に
すっきりした外壁に大きなガラス窓が特徴的な
NYあたりの現代美術館のような建物が佇んでいた。
なんて贅沢な空間の使い方でしょう。
相当広い敷地の中には緑に囲まれた赤瓦の家もちらりと見え、
昔ながらの琉球建築とモダン建築のコントラストが
なんとも印象的だ。
ここはほんとに読谷村?
嬉しい驚きを抑えつつ芝生のアプローチを進み、入り口を探す。
うわぁ・・・どこもかしこも・・・アートミュージアム。
素敵すぎて、どこが入り口がわからない(笑)。
まごつく旅人を美しい女性二人がガラスの向こうから笑顔で誘導、
「こちらが入り口です。ようこそいらっしゃいませ」。
この代官山ですれ違いそうなハイセンス美人お二人こそ、
「TOU」のギャラリーとカフェを切り盛りしている
松田七恵さんと萌さん。
そう、あの「北窯」の4人の親方の一人、
松田米司さんの娘さんお二人、三人姉妹の次女と三女なのです。
お父さまは写真や映像でよく拝見しておりましたが、
こんなに美しいセンス溢れる娘さんがいらしたとは。
親方も、幸せ、ですね~。
カフェで料理担当が七恵さん、ギャラリーは萌さんが担当。
コンセプトから店作りまで二人で力を合わせて
「TOU」を盛り立てているのでした。
「どうぞ、お好きなお席でお休みくださいね」。
招かれて、一歩足を踏み入れたカフェ空間に、ぶっ飛んだ。
どこを切り取ってもきりっと美しく端正でモダンアートのような空間。
超ハイセンス雑誌「casa BRUTUS」のグラビアから抜け出してきたみたい。
高い天井、どっしりした一枚板の木のテーブル、
琉球藍や紅型のハイセンスなタペストリー。
椅子に座っただけで、モデルになった気分(笑)。
やちむん探訪で満足した心と腹ペコの旅人を
お洒落に温かく心地よく迎えてくれる場所。
陶芸家の父の器を使い料理を提供し、
日々の雑踏から少し離れて心のエネルギーを充電する空間。
そこはやちむんの新しい展開の可能性を探り試み、
工芸やファインアートに関心ある人々の交流地点としての
役割も果たしていこうとしている。
あまりの素敵さに空腹も一瞬忘れていましたが、
・・・う~ん、スパイスの魅惑的な香りが
ハイセンスはカフェ空間にそこはかとなく漂よっている。
よ~し、食べて、見て、やちむんを愉しもう。
大きな窓際の席に座り、メニューを開く。
陶のアオシスの充実のランチは
明日へと続きます♪
(写真は)
ね?
ここはNY?パリ?代官山?
いえいえ濃密な緑に囲まれた読谷村伊良皆。
本当にカフェに置いてあった「casa BRUTUS」最新号に
「TOU」が載っていた!
建築的にもインテリア的にもお料理的にも大注目の
沖縄読谷村の最新スポット。

