川風に吹かれて

南国の夕暮れどき。

川を渡る心地よい風に

優しく頬を撫でられ、

お腹をすかせてそぞろ歩き。

これぞ人生の楽園。

突発的な洗濯機新旧交替劇のご報告をはさみ、

再び沖縄夏旅2017リポートを続けましょう。

梅雨明け、夏本番の沖縄本島を

風まかせ、気分まかせでゆるりと巡る今回の旅。

到着した夜に噂の北谷砂辺「ARDOR」で

早く、おクライマックス的な最先端ディナーを満喫。

空けて2日目は濃密な魅力溢れる本島中部をドライブ。

まずは恋する器を求めて、やちむんの聖地読谷村へ。

お気に入りの工房ギャラリーを巡礼(笑)、

作家プロデュースのカフェ&ギャラリーで心地よいランチ後、

フェンスの向こうを一望できる道の駅かでなへ立ち寄り、

沖縄の歴史と今を体感、甘藷を伝えた琉球産業の大恩人、

野國總管さんの大きな銅像にご挨拶をして、

レンタカーは浦添市の港川カフェストリートへ。

夏限定、喫茶ニワトリの秘密のお庭で絶品かき氷、

お向かいの沖縄セラードコーヒーで至福の一杯、

焙煎したての豆をお土産にゲットし、気が付けば夕方5時過ぎ。

さあ、車窓から南国も美しい夕陽を眺めながら

そろそろラッシュが始まった国道58号線を走り、

那覇へ戻りましょう。

旅は、おなかがすく(笑)。

特に、沖縄はおなかがすく。

体感するすべてに細胞が激しく反応するからだろうか。

沖縄へ来る度に食欲が3倍増してしまうアタシ。

那覇空港に降り立ったとたん、

体内の食欲中枢を刺激するスイッチがオンになり、

帰りの飛行機に乗るまでオフになることがない。

3食+おやつ、うちなんちゅうご飯に夢中。

というわけで、気分まかせ、風まかせの旅ながら、

食事のプランニングは決してぬかりない。

お昼はコレだったから夜はアレね。

明日はあそこでアレ食べたいから、

明後日はこの店でソレ食べることにしよう。

ロケ日程を決める優秀なマネージャーのごとく、

食欲と気分と沖縄ごはん情報網を駆使して、

完ぺきなスケジューリングをその都度立てていくのであった。

我ながら、エラい(笑)。

かくして2日目の夜は

那覇在住の友人おすすめの居酒屋さんへ。

地元の人ご推薦、しかも同業者もよく訪れる店らしく

これは絶対間違いありません。

レンタカーをホテルの駐車場に無事停めて、

お部屋で一休み、ささっと着替えて、

夏の夕暮れの街へおでかけしましょう。

夕暮れの那覇の街をゆったり流れる久茂地川。

その川沿いには風情あふれるお店が軒を連ねていて、

南国の熱気も心なしか過ごしやすくなった時間帯、

川風に頬を撫でられながらのそぞろ歩きは乙なもの。

緩やかに蛇行する久茂地川に沿って、

頭上にはゆいレールの線路が首里方面へと延びていく。

ノスタルジックな川と都市のモダンが共存する風景、

那覇らしい魅力を感じさせる景色だ。

のんびり、ゆったり。

今日一日の出会い、旅の財産を心で反芻しながら

夕暮れの川沿いをそぞろ歩いていると、あれ?見覚えのあるお店が。

そうだ、ここは、去年の夏、最後の夜に来たんだよねぇ。

「抱瓶(だちびん)」。

琉球王国時代の宮廷料理のひとつ「ミヌダル」、美味しかったなぁ。

黒胡麻ペーストをたっぷり載せて蒸しあげた豚肉の味が舌に蘇る。

脳だけじゃなく、舌にも記憶中枢を司る海馬があるのか。

人の名前は忘れても、食べたモノと店は忘れない(笑)。

情緒あふれる那覇の久茂地川沿い。

おなかをすかせ美味しい追憶に夢中になっていると・・・

あ、ここだ。「居酒屋まさら」。

清潔な真白い暖簾、

大きく「魚」と書かれた日除け幕が実に楽し気だ。

食いしん坊センサーがピピピっと反応する。

間違ない!このお店は、いい。

暖簾をくぐる前から、

幸せの予感がいっぱい。

地元民が愛する「居酒屋まさら」へ、いざ。

美味しいお話は明日へと続く。

(写真は)

夕暮れの久茂地川沿いを

のんびり美栄橋方向へそぞろ歩き。

お魚の楽しい日除け幕が目印。

さあ、何食べよう♪