信心深いGI茶豆
夏の一番暑い盛り。
お盆に合わせるかのように
収穫期を迎える特別な枝豆。
ご先祖様もお待ちかね。
ニッポンが誇る逸品。
夏の沖縄旅リポートも今日はお盆休み(笑)。
我が家もこれからお墓参りに出かける予定。
夫と私の亡き父二人の写真が仲良く並ぶ前にも
お花に果物、お菓子など心尽くしのお供物に加え、
そして届いたばかりの故郷名産品もお供えしました。
今年も届きましたよ、新潟が誇る黒埼茶豆。
夫の実家が送ってくれた最高級ブランド枝豆。
「枝豆界の魚沼産コシヒカリ」とも評され、
甘みと香りに優れた希少価値が高い逸品。
新潟県の旧西蒲原郡黒埼町小平方地域で
栽培されていたものが元祖といわれています。
昔は畦道を補強するために植えられていたそうですが、
今では米に変わる主役作物、特産品に。
茶豆は土壌を選ぶと言われますが、
黒埼地区は栽培に適した肥沃な土壌と環境に恵まれているため、
独特のコクのある甘みと芳しい香りを持つ茶豆ができるのです。
収穫の最盛期は夏の一番暑い時期、太陽の恵みを十分に受ける
ちょうど今時期、8月のお盆頃の数週間だけ。
黒埼茶豆はまるでご先祖様が帰ってくるのを
待ちかねていたかのように収穫されるのです。
なんと信心深いお豆さん。
毎年、我が家に新潟から黒埼茶豆便が届くと、
ああ、今年も夏のお盆が来たなぁと実感します。
さっそく大きなパスタ鍋にお湯を沸かしながら、
宅配便の箱をいそいそと開けると、
鮮やかな緑色の黒埼茶豆がきれいに小分けパックされ、
お行儀よく整然と並んでいました。
ん?これは何だ?パックの表面に鮮やかな赤いマークが。
一瞬、2020東京五輪関連の日の丸マークに見えましたが、
よ~く見ると・・・日の丸の中には金色の文字がある。
「日本地理的表示 GI」。
その下には金色の富士山がデザインされ、
「JAPAN GEOGRAPHICAL INDICATION」と
ぐるりと金色のロゴで縁どられています。
そうか、GIだ!
気候や土壌など生産地の特徴と
その地域で長年培われてきた生産方法により、
高い品質と評価を獲得してきた産品の名称(地理的表示)を
国が知的財産として保護する「地理的表示(GI)保護制度」。
「くろさき茶豆」は今年4月全国で29番目にGIに登録されたのです。
地元ではGI登録記念イベントや祝賀会で大盛り上がりのよう。
めでたしめでたし、GI 茶豆。
優れた美味しい生産物は国がしっかり保護する制度。
「神戸ビーフ」「夕張メロン」「三輪素麺」「下関ふぐ」など
GI登録された産品リストは、別名もらって嬉しいリスト(笑)。
品質やブランドを地域の共有財産として守るための地理的表示ですが、
お中元、お歳暮選びの際のある意味の指標にもなりそう。
夫の故郷からGI登録品が届く。うふふ、実にありがたい。
ちなみにお問い合わせ先は
農林水産省 食糧産業局 知的財産課。
ほっぺが落ちそうな夕張メロンもくろさき茶豆も
ニッポンが誇る美味しい知的財産なのねぇ~。
大きなパスタ鍋からくろさき茶豆独特の甘~い匂いがしてきた。
GI登録された枝豆界のキング、茹で加減をみるべく一個つまみ食い、
う~ん、甘く香ばしく知的な味わいがするわぁ~。
夏のお盆に合わせて収穫期を迎えた絶品枝豆。
ご先祖様も、亡き父二人も、どうか召し上がって下さいね。
信心深いGI茶豆を供えて、そっと手を合わせる。
今年も、お盆の季節がやってきた。
(写真は)
赤い日の丸&金色の富士山マーク。
地理的表示保護制度に登録された
緑のくろさき茶豆。
GIマークは頑張る地域の金メダル。

