海と森と絶景と迷子
亜熱帯の森を
くねくねと続く小道。
登って下って右へ左へ。
真っ青な東シナ海を望むカフェは
いったいどこにある?
夏の沖縄旅2017の5日目は本島北部本部半島をドライブ。
現在は立ち入り禁止となった絶景中の絶景「備瀬のワルミ」に
幸運にも奇跡的に到達、大自然が生み出した聖地の美しさに圧倒され、
深い感謝を感じながら、車は世界遺産「今帰仁城跡」へ。
地球の息吹を伝える古生代石灰岩を積み上げた曲線美に感動、
敵方からもあっぱれとされた北山王の英雄伝説に思いを馳せました。
ワイルドな魅力がいっぱいの今帰仁城巡りに夢中になっていましたが、
気が着けばもうお昼。お腹もすきました。
せっかく朝早く那覇を出発し、
高速走って本部半島まで来たのですから、
本日のランチは今帰仁の名物カフェを訪ねてみましょう。
ず~っと気になっていたのですが、
なかなかゆっくり今帰仁めぐりをする機会がなかったもので。
のんびりゆったり気分任せの今回の沖縄旅、
良かった~、やっと、行けるぞぉ~、
念願の「カフェこくう」。
眼下に東シナ海の大パノラマが広がる高台に
ぽつんと佇むおとぎ話のような赤瓦の一軒家。
その写真を見るだけで癒されるカフェでは
地元農家さんが育てた無農薬の島野菜をつかった
絶品マクロビランチが食べられる、らしい。
さあ、今帰仁所跡の駐車場に戻り、さっそくナビに入力。
しかし、案の定、ピンポイント設定はなく近隣のご案内(笑)。
確かにね~、ガイドブックの地図はざっくりしているし、
地元今帰仁村発行の観光マップにもお店は記載されていません。
住所は・・・今帰仁村諸志・・・ふ~む・・・
村の地図で見る限り、今帰仁城からはそう遠くなさそうですが、
そのあたりの大きな道しか載っておらず、ただ緑が広がるだけ。
まあ、ナビの近隣案内に頼って、行ってみるしかない。
お店の電話番号もわかっているし、何とかなるだろう。
これが・・・何とかならなかった(笑)。
国道505号線に出てしばらく走り、山側へ上る道を右折。
どんどん亜熱帯の緑が茂る高台へと車は進んでいきます。
道はどんどん狭くなり、右へ左へ、
ただでさえ方向音痴の旅人はほぼほぼヘンゼルとグレーテル気分。
ああ、もうどこ走っているんだろう。
ちゃんと行けるかな~、ってか、ちゃんと帰れるかな~。
ポケットに白い小石入れとくんだった(笑)。
東シナ海を望む高台にぽつんと立つ孤高なカフェ。
いったいどこにあるんだ?
亜熱帯の森の小道をぐるぐる回り、かなり不安になったころ、
T字路に幾つかあった小さな看板のなかに「→こくう」の看板発見。
良かった~、方向は間違っていなかった~、
ナビに表示されている地図を見れば、
蜘蛛の巣のような細い道が入り組んでいる。
こんな森の中にこんな細い道が入り組んでいるなんて不思議。
な~んて思いながら車をそろそろ走らせていると、
亜熱帯の森がぽかっと開け、交差点が突如現れた。
なんだかずいぶん賑やかな看板が立ち並んでいる。
ウェルネスだとか、リゾートだとか、分譲地だとか・・・?
ほえっ?こんな山の中に、いきなり、分譲地???
海を臨む高台に建つ孤高なカフェをめざしているんですけど・・・?
ぐるり周りを見渡すと・・・確かに。
南欧風の白壁に沖縄らしい赤瓦を載せた瀟洒な建物がちらほら。
ウェルネス施設を備えたリゾート開発がされているらしい。
観光マップには緑の森しか載っていませんでしたが、
どうやら今帰仁村諸志のこのエリアは人気の別荘分譲地らしい。
ということは、後から調べてわかったことで、
この時点では???。
アタシ、どこ来ちゃった?
待て待て、落ち着け落ち着け。よ~く見ると、
分譲地の看板のなかに「カフェこくう」の小さな看板があった。
よし、方向は間違ってない。しかし、まさかの別荘分譲地。
しょうがない、お店に電話をしてSOS、道順を確認する。
どうやらこのリゾート施設のパークゴルフ場が目印らしい。
高台に向かう急峻な細い坂道を登っていくが・・・。
登って登ってぐるぐる登って・・・
ああ~、青い海が見えた、東シナ海だ。
と、ほっとしたのもつかの間、車は行き止まりに。
そこに広がるのは別荘が建つ前の整地された分譲地。
不動産会社ののぼりがはたはたと海からの風になびいているだけ。
どこ?カフェはどこ?
しかたなくお店に二度目のSOSの電話をかけて、
坂道をおり、さっきの交差点まで戻って、
なんとかパークゴルフ場まで到達。
お洒落な別荘がぽつんぽつんと立つ分譲地の向こう、
高台の一番海側の突端に、ありました。
東シナ海を望む赤瓦の「カフェこくう」。
まさかねぇ~。
亜熱帯の森の奥にこんな別荘分譲地がいきなりあるとは
まったく想像していなかった。
カフェが先か、分譲開発が先か、よくわかりませんが、
別荘はどれも新しい印象。カフェが先だったのかな~。
なんでも「海が見える今帰仁、絶景のオーシャンビュー」物件として
人気の別荘地らしい。後から調べてわかったんだけど。
まあ、住みたくなるのも、わかりますね~。
青い東シナ海を眺めながら別荘ライフかぁ~。
観光マップだけではわからない今帰仁村の今、なのですねぇ。
いやいや、それにしても、よかったよかった。
海と森と絶景カフェをめざした迷子の旅人も無事到着。
めっちゃ、お腹すきました~。
絶品の今帰仁マクロビランチのお話は
また明日。
(写真は)
青い東シナ海を望む孤高カフェ。
「カフェ こくう」。
絶景のオーシャンビューは
まさかの人気別荘分譲地だった。
住んでみたくなるよねぇ~。

