瀬底トリコロール
車で行ける
地続きの南の楽園。
小さな離島の畦道に
赤・白・青の三色旗。
沖縄・ミーツ・マカロン。
夏の沖縄旅5日目は本島北部本部半島ドライブ。
奇跡の聖地「備瀬のワルミ」(現在は立ち入り禁止)に
幸運にも立ち寄らせてもらった後は、
四半世紀ぶりに世界遺産「今帰仁城跡」をゆっくり巡り、
東シナ海を望む絶景カフェで島野菜のマクロビランチを堪能、
朝早く那覇を出発したのですが、あっという間に
南国の日差しも傾きかけてきました。
あとひとつ、どうしても行ってみたい場所があります。
そうだ、瀬底島へ、行こう。
本島と橋でつながる魅力的な離島が幾つかありますが、
本部半島から車で行ける地続きの楽園が瀬底島。
瀬底大橋を渡り、日帰りできる美しい離島は
周囲7km、自転車で1時間もあれば一周できる小さな島での
旅人の目的は仏蘭西菓子。
沖縄の離島に本格的な仏蘭西菓子店ができた。
そんな噂を聞いてしまったら、訪ねないわけにはいきません。
今帰仁村の高台にある「カフェ こくう」を後にして
レンタカーは国道505号線を本部町方向へ南下、
車窓の風景は亜熱帯の森を抜け、本部町の街中へ。
有数の漁港を擁する町営市場なども寄ってみたいところですが、
夕暮れが迫り、今回は断念、旅の楽しみにとっておこう。
渡久地港にかかる本部大橋を渡って少し走ると、
おおお、見えてきました、美しい橋が。
夕陽が沈む西へ向かって優美な曲線を描く瀬底大橋です。
1985年(昭和60年)にこの橋が架けられたことによって
那覇からの日帰りも可能になった瀬底島。
県内有数の美しい天然ビーチ「瀬底ビーチ」や
水納島や伊江島が望める美しい夕陽のスポットが大人気、
車で行ける天国のような楽園であります。
さあ、瀬底大橋を渡りましょう。
海の上を走る楽園ロード、視界全部が青い海と空に満たされて、
もう、最高のドライブウェイ、沖縄大好き~と叫びたくなる(笑)。
橋を渡り切れば、もうそこは瀬底島。
わずかな時間しか走っていないのに、なんだかほっこり。
さわさわと揺れるサトウキビ畑に真っ赤なブーゲンビリア、
昔ながらの赤瓦の屋根の上にちょこんと載ったシーサ―等々、
のどかな沖縄の原風景に出会えるのでした。
橋を渡って島に入った瞬間、美しくのどかな風景のせいか、
なんだか不思議に清らかな気持ちになります。
「セソコ」の由来には諸説ありますが、
「セ」=精(聖)、「スク」=海(遥か遠い場所)を意味し、
「遠くから神様がやってきた聖なる島」という説があり、
小さな島には15か所もの拝所や御嶽があるそうです。
今でも集落の行事には老いも若きも参加して島の歴史や文化を
大切に引き継いでいる風土が醸し出す空気なのかもしれません。
何というか、心地よい、肌触りの良い島。
そんなとびきり美しい瀬底島ですが、
人口900人ほどの小さな離島に、
本格的な仏蘭西菓子店があるらしい。
島の素材を使ったマカロンに伝統的仏蘭西菓子などなど
それは、すっばらしい(過保護のカホコ風に・笑)お菓子に
出会えるという噂を頼りに、のどかな瀬底島の小道を行く。
サトウキビ畑に青い田んぼ、鮮やかな南国の花々の間を
そろそろと車を走らせていると・・・
ん?「macaron」・・・?
大きな木の根元に小さな木の看板を発見。
マカロン・・・?ふ~む、確かにマカロンの絵もあるぞ。
看板の矢印を頼りにのどか田舎道を曲がると・・・おおお~!
思わず頭の中でフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」が鳴り響いた。
赤・白・青のトリコロールの三色旗がはためく瓦の古民家が。
外壁にはあの手描きのマカロンのイラストが踊っている。
あった!ここだ!
噂の離島にできた本格的仏蘭西菓子店
「RINGO CAFE’(リンゴ・カフェ)」だ。
沖縄へのリスペクトから生まれた
色とりどりの島マカロンに秘められたお話は
明日へと続きます。
(写真は)
沖縄の原風景にはためく
三色のフランス国旗。
ここは噂の「RINGO CAFE’」。
小さな離島で焼かれる
伝統の仏蘭西菓子とは?

