美しき孫葡萄
高貴な香り。
魅惑的な甘さ。
あふれる果汁。
クレオパトラも魅了する
完璧な葡萄よ。
夏の沖縄旅リポート、本日も日曜休み。
今が旬の果物の女王のお話を。
先日、それはすっばらしい(過保護のカホコ風に・笑)
「葡萄様お詰め合わせ」が我が家に到来。
高級フルーツ店の最上段でお見かけするような
あまりに高貴なお姿はまさに「葡萄様」。
宅配便の箱を開けた瞬間、ひれ伏してしまった(笑)。
北海道でも美味しいブドウがたくさん採れますが、
こんな立派な葡萄様はめったにお目にかかれません。
佐賀県伊万里市にある超こだわりブドウ園、
井上オーチャードで丹精された色とりどりの葡萄様。
エメラルドのような美しい緑色や赤みがかったブラウン。
ひと房ごとに丁寧に包装され、静かに横たわっておりました。
どうしよう・・・こんな立派な葡萄様。
って、ありがたく、いただくしかありませんよね~。
早速、冷蔵庫で程よく冷やし、さあ、どれにいたしましょう。
やはり・・・葡萄界のサラブレッドとも呼ばれる、これ。
超大粒の「シャインマスカット」から、ですな。
そ~っと袋から出して、そ~っと水洗い、
今お気に入りのアート系やちむんの角皿にのせて
いざ、いっただま~す。
まあ、何と神々しいまでの美しさ。
透明感のある美しいイエロー系グリーンの果皮。
果実は超大粒、軸がしっかりしているので、横たえた姿も美しい。
一瞬、名画「着衣のマハ」のイメージが重なる。
葡萄を見て、名画を連想したのは初めてだ。
それほどに芸術的なヴィジュアルに感動。
いざ、一粒。
ぱりっ。薄い果皮が軽い感触で心地よく弾けた瞬間、
じゅわ~~~・・・なんとも上品な甘みが口中に広がる。
果肉はしゃきっと爽やかで歯触り、舌触りが心地よい。
そして鼻腔を駆け抜けていく得も言われぬ高貴な芳香よ。
これは、女王様のマスカットだ。
シャインマスカットは2006年に品種登録されたばかりの
新しく、画期的な、ニュークイーン。
安芸津21号(スチューベン×マスカットオブアレキサンドリア)と
白南(カッタクルガン×甲斐路)を掛け合わせてできた品種で
つまりもともと美味しい品種たちから
それぞれのいいところを引き継いで生まれた、
ブドウ界のサラブレッド的葡萄様なのでした。
甘く、酸味が少なく、落果もなく、
皮ごと食べられ、果肉はかみ切りやすく食べやすいという、
アメリカ系のブドウとヨーロッパ系のブドウの
いいとこどりをした日本生まれの奇跡の葡萄様。
それが「シャインマスカット」。
日本の生食用ブドウの栽培技術、品質は世界最高ですね。
特に素晴らしいのが、その芳香。
他のブドウにはない高貴で上品で虜になる香り。
いわゆる「マスカット香」と呼ばれる特別な香りを
お祖母さまの「マスカットオブアレキサンドリア」から
しっかりと受け継いでいるのです。
果実の女王の系譜であります。
そもそも「マスカット」の語源は「MUSK」=麝香(じゃこう)。
このブドウの香りが人々を虜にする麝香のように
素晴らしいことから名付けられた名前なのでした。
北アフリカが原産でエジプトを中心に紀元前から栽培されており、
クレオパトラも麝香の香りのような芳香、甘みをを持つ
マスカットをこよなく好んだと言われています。
まさに女王様の葡萄。
マスカットオブアレキサンドリアが日本で栽培されたのは
明治19年岡山県に導入されたのが始まりで、
地中海沿岸の高温・乾燥地で育った品種を
1世紀以上にわたる品種改良、技術開発を続け、
世界最高と呼ばれる最高級ぶどうに育て上げ、
さらに新品種の親、祖母として幅広く活躍しているのです。
シャインマスカットは美しい孫葡萄ってわけ。
甘いブドウや皮ごと食べられるブドウは
たくさんありますが、
クレオパトラも愛した芳香を受け継ぐ
シャインマスカットはちょっと別格かも。
香り高き夢見心地で食べるジュース。
食べたら美人になれる、気がする(笑)。
(写真は)
世界最高品質。
日本生まれの「シャインマスカット」。
タイムマシンに乗って古代エジプトへ。
クレオパトラ様にお届けしたい。
時空を超える美味しさ。

