秋のルプリン
爽やかな秋晴れ。
抜けるような青空のもと、
清冽な緑の実が揺れている。
今年も会えたね。
毬のような可憐なホップ。
明け方に寒冷前線が通り過ぎた後、
お天気は徐々に回復、爽やかな青空に恵まれた昨日、
夏から秋へと季節ははっきり入れ替わりました。
まさに秋晴れ、すっきり澄んだ空気が美味しい。
ということで、本日も夏の沖縄旅リポートは日曜休み。
秋晴れの週末のお話。
絶好のサッカー日和に誘われて、昨日札幌ドームへ。
コンサドーレ札幌のホーム観戦も超久しぶり。
上位磐田との対戦、見逃すわけにいきません。
いやぁ~、良かった!
結果は2-1の逆転勝ち、16年ぶりのJ12連勝!
終始積極的なプレーが光ってましたねぇ~。
先日のW杯最終予選オーストラリア戦を彷彿とさせるほど。
コンサの選手たちも良き刺激を受けたのかもしれませんねぇ。
印象的だったのがレジェンド対決。
元日本代表の磐田・中村俊輔選手と
2006年ドイツW杯で一緒に戦った小野伸二選手が
2011年春以来、実に2325日ぶりの直接対決。
およそ2万人入った札幌ドームの興奮も高まりました。
「俊輔さんを自由にさせず、最後まで集中を
切らさなかったことが勝ち点3につながった」。
試合後の小野選手のコメントが今のチーム状態の良さを
物語っています。残り9試合。このまま集中集中。
勝ち切るぞぉ~、J1に余裕で残るぞぉ。
勝利の余韻に浸りながらドームを出れば、
天下一品の秋晴れ、清々しい青空がまだまだ元気。
よ~し、このままオータムフェストで勝利の美酒しちゃう?
てなノリで大通まで直行したサポーターも多かったでしょう。
今や秋の初めの風物詩ともなった「さっぽろオータムフェスト」。
北海道の美味しいモノが一堂に介する一大グルメイベントが
今年も9月8日からスタート、どれほどの賑わいなのか、
視察がてら(笑)途中下車して寄ってみることに。
地下鉄大通駅に降りると、既にコンコースに
食べるぞぉ&飲むぞぉムードが満ち満ちているような気がする(笑)。
午後の秋の日差しが降り注ぐ階段を上って地上へ。
ひょえ~っ!ぶったまげたぁ~!なんじゃ、これは!?
大通公園は想像を軽く超える人の波、波、波。
大勢の群れが美味しい匂いと煙に吸い込まれていく(笑)。
どこかにハーメルンの笛吹きが潜んでいるのか(笑)?
オータムフェスト人気、恐るべし。
収穫の秋、広い北海道から集まってきた海の幸山の幸が
ジュージュー焼かれ、揚げられ、
その魅惑的な匂いと煙に誘われ長い行列があちこちに。
ガッツリお肉からお洒落なタパス系、各国のお料理もあれば、
スイーツ天国北海道自慢のデザート系も勢ぞろい。
大通公園全体が巨大な秋の祝祭会場になっていた。
作る人も食べる人も飲む人もみんな笑顔。
食べるは、平和。
しかし、勝利の乾杯をしたくても、会場は超満員。
座れる場所を確保するのも難しそう。
弱気な夫婦は(笑)よろよろと人波に押され西へ西へ。
そのとき、美しい緑のアーチが視界に入ってきた。
ああ・・・今年も会えたね。
美しい秋のルプリン。
毎年、オータムフェストの会場の一角に
そっとしつらえれるホップのガーデン。であります。
余りに会場内が賑やかで満杯まので気づく人も
もしかするとそう多くないのかもしれませんが、
ビ―ル好きとしてはひそかに楽しみにしているお庭。
都会の真ん中でお目にかかれるホップの実。
なんとも素敵な秋の風景なのでした。
ホップはアサ科のつる性の多年生植物。
春になると芽を出し、吊るした紐や支柱に巻きつき、
1年で8~9mほどの高さに成長、
夏の終わりから秋のはじめに可憐な実をつけます。
大通公園のホップガーデンではアーチ状に成長した
収穫時期の美しいホップの姿を間近に見られるのです。
ありがとねぇ~、あなたのおかげで、
美味しいビ―ルができるのねぇ~。
ビール作りに欠かせないホップの実。
雌花が松笠のように成長した「球花」は
小さな毬のようで可憐でかわいらしく秋風に揺れています。
この球花の付け根に黄色い油滴のような粒がビールの肝。
ルプリンと呼ばれこの小さな粒にビールの苦みのもととなる樹脂や
独特の爽やかな香りの成分が含まれているのだそうです。
なんて素敵な秋のルプリン。
北海道でビール作りが始まったのは開拓使時代、
アメリカの技術士が野生のホップを発見したことがきっかけとか。
北の大地で人知れず秋の風に揺れていた可憐な実が
ビール大国北海道の始まりの一歩を築いたのです。
ありがとね。あなたのおかげで
今日も私たちは美味しいビールが飲めるのだ。
超満員の会場で静かに揺れる緑の実。
秋のホップにそっと別れを告げて、
大通公園を後にする。
さあ、お家に帰って、
冷蔵庫の北海道産缶ビールで祝杯だ!
(写真は)
秋の空に揺れる緑のホップ。
愛らしい姿に癒される。
賑やかな大通公園の癒しスポット。
ビール好きは気づく、かな?

