恋愛遺産

恋愛は

もはや「嗜好品」・・・。

え~、そうなの?

恋は人生のマストアイテムじゃないの?

クリスマスだって近いのに。

「割に合わない嗜好品に」。

朝刊の記事の見出しに思わず注目。

街角にクリスマスソングが流れる季節、

恋愛モードが一年で最も盛り上がるはずですが、

いまどきの若者の恋愛離れを各界の専門家が多方面から分析、

どうやら、もはや恋は必需品ではないらしい。

20代、30代の恋人がいない未婚者への内閣府調査(2014年)によると

「恋人が欲しいですか?」という質問に対して

「はい」は60.8%、「いいえ」が37.6%という結果に。

4割近くの人が、別に、恋人は欲しくない、のだそうだ。

「いいえ」と答えた人へその理由を聞いてみると、

トップは「恋愛が面倒」で46.2%、「趣味に力を入れたい」が45.1%、

ほかに「仕事や勉強に力を入れたい」そもそも「興味がない」・・・。

そうなの・・・?恋なんて面倒で、興味もない・・・の?

若者の恋愛観に詳しいマーケテイング専門家の牛窪恵さんは

実際に当事者たちに話を聞きながら調べ続けてきた結果、

今の20~30代は「恋愛は必需品ではなく嗜好品と捉えている」と分析。

手間やリスクを考えると「割に合わない」と考える若者が多いのだとか。

恋は、割に・・・合わない・・・?

わからん、「恋人たちのクリスマス」に浮かれていた昭和世代には

さっぱり、わからん(笑)。

だがしかし、バブルは遠い過去の話。

長引く景気低迷と将来不安からデートや恋人へのプレゼントなど、

恋に伴うお金や時間が無駄と考えるのも、わからなくはありません。

さらに牛窪さんの分析によると、最大の理由は「超情報化社会」。

常にスマホやネットで人とつながっているため、

別に特別に恋人がいなくても「満たされやすく」なっているのだとか。

恋をしなくても無料の動画やゲームやアプリで楽しく過ごせるし、

困ったことがあってもスマホが解決してくれる。

ひと昔前みたいに、映画や音楽の趣味が一致して恋に発展したり、

苦手な配線を手伝ってくれた男子に胸キュンしたり、

そんなロマンチックな瞬間は、起こりにくい時代になったというわけ。

恋人なんかいなくても、スマホさえあれば、困らない、淋しくない。

授業以外はサークルかバイトあとはデートくらいしか

楽しみがなかった自分の大学時代とは全然違うという指摘に納得。

そうだ、そうだった、遠い大学時代の思い出が蘇ってくる。

入学したての頃、授業が終わって、一旦教室を出るのがこわかった。

学生でごった返すキャンパスにひとり放り出され途方に暮れるから。

まだ友だちもそういないし、携帯電話もない。

ちゃんと昼やお茶の約束をあらかじめ、しておかないと、

キャンパスの人の波の中で圧倒的な孤独感を味わうことになる。

どこかに所属していなくちゃ。

誰かとつながっていなくちゃ。

だから一生懸命サークルを探し、学部でも友だちを作った。

ネットもない時代、直接声をかけあい、喫茶店などで語らう。

そんな超アナログな方法で、誰かとつながった。

その延長上に、いつも、恋愛があった。

こんな青春を送った世代が自分の経験測から単純に、

今の若者の恋愛離れを憂うことはできないなぁとしみじみ思った。

スマホ世代の息子なども友人との約束は当日まで実にファジー。

何月何日何時どこどこで、なんてアナログ的な約束を確定していなくても、

お互いスマホでいつでもやりとりできるからなんてことないわけだ。

逆を言えば、恋愛ドラマに必須のすれ違いも、ありえない。

スマホがあれば必ず会える、もんね。

中学生や高校生の頃、お風呂に入っている間に

彼や彼女から電話が来たらどうしようって、電話線を長く引っ張って、

電話機をお風呂場まで引っ張った、なんて経験はもはや昔話、伝承か(笑)。

でもね~、あのときめき、ドキドキ、胸キュンキュン、無駄ではなかったよ。

恋愛は人類共通の大いなる「割に合わない無駄使い」。

世界遺産並みに保護する必要があるかもしれません。

次の世紀に残そう、恋愛遺産。

だって、クリスマスが近いよ♪

(写真は)

今年のわが家のクリスマスケーキ。

ちょい早パーティーのデザートは

近頃マイブームのココアシフォン。

サンタさんとスノーマンが参戦。

美味しく頂きました。