花とワインとチョコレート
どれを贈られても
嬉しいけれど、
全部もらったら
最高に幸せ。
手土産三種の神器。
花にしようか、ワインにしようか、
やっぱりチョコレートか。
夕食に招かれた男性が下した決断は、
「迷ったから、全部、持ってきた」。
思わずほっこりした海外ドラマでの一場面。
頑なで偏屈なハーディー警部補、意外に可愛いじゃない(笑)。
最近、遅ればせながらハマっている海外ドラマが
「ブロードチャーチ~殺意の町~」。
イギリスで34.2%という驚異的な視聴率をたたき出したクライム・サスペンス。
2014年の英国アカデミー賞で3部門受賞、
アメリカでもリメイク版が作られたという話題作が
年明けからBS12で一挙放送、ってことで第4話まで観たのですが、
これが、ハマる。めっぽう、面白い。
舞台はイギリスの海沿いにある平和な町ブロードチャーチ。
住民同士がみんな顔見知りという小さな町の砂浜で
11歳の少年ダニーの遺体が見つかるところから物語が始まります。
着任したばかりで、何やら心の傷を抱えていそうな、
エキセントリックな警部補ハーディーと
地元のママさん刑事エリーが捜査を開始するのですが、
徐々に平和な町に隠されていた不穏な何かが明らかになっていく・・・。
次々と・・・身近な誰もが・・・住民みんなが・・・怪しく見えてくる。
登場人物みんなが・・・秘密を・・・抱えている。
一見、平和で、静かで、穏やかで、普通の町の背後に何が隠れているんだ?
「普通」の町が、一番、怖い・・・。
この展開、このムード、既視感があるぞ・・・。
そうだ、あれだ、「ツイン・ピークス」だ。
デビット・リンチの傑作ドラマのヒリヒリ感だ。
「ブロードチャーチ」は英国版「ツイン・ピークス」との異名もあるのでした。
とりあえずシーズン1・全8話のうち、
まだ半分までしか見ていないので、謎の真っ只中。
誰もが怪しく見えてきた真っ最中で(笑)犯人の目星もついていませんが、
サスペンスとは全く無関係ながら、印象的だったのが冒頭の場面。
偏屈な上司ハーディーとの捜査に辟易していたエリーは
正面突破を図ろうとある日、自宅の夕食に招くのでした。
エリーがあれこれ気を使って差し入れしても
あれは嫌いだ、これは食べないと協調性ゼロのハーディーでしたが、
その夜、エリーの家に現れた彼が手にしていたのが、
花とワインとチョコレート。
「花だ、ワインだ、それと、チョコレートだ」と憮然と三つを手渡し、
「迷ったから、全部にした」と早口でつぶやく。
思わず苦笑するエリー。
暗くて陰があって重い過去を引きずっていそうなハーディーですが、
なんだ、結構可愛いところあるじゃない。
一瞬で彼に対する共感が高まる場面でありました。
不器用で気持ちを言葉にできない男が両手に抱えた、
花とワインとチョコレート。
人と人の距離を縮めてくれる最強の三種の神器ですね。
初めてのお宅を訪問するとき、
日頃頑張ってくれている女性の部下を励ますとき、
感謝の気持ちをうまく言えないとき、
不器用な男性たちよ、
花か、ワインか、チョコレート、ですよ(笑)
手土産に迷ったら、この三つのどれかにすれば間違いない。
もちろん、三つ全部も大歓迎(笑)。
短い場面でアタシとハーディー警部補との距離も
ぐっと縮まりました。
さあて、犯人は・・・はたして誰なのか・・・。
一緒に謎解きを楽しむとしましょう。
ん?シーズン3まであるの?
謎は、まだまだ、続くのだった(笑)。
(写真は)
2018年お年始チョコ。
行きつけのネイリストさんから
頂きましたぁ。
チョコレートの箱には
いつも幸せが詰まっている。

