本屋さんへ行こう

そうだ。

本屋さんへ行こう。

それも旅先の本屋さんへ。

きっと素敵なお土産が

見つかります。

昨日の夕方

バレンタインデー当日の札幌中心部は大賑わい。

仕事まではまだ時間があったので、

チョコの駆け込み需要で大混雑のデパ地下を抜けて、

地下鉄大通駅そばの書店へ避難(笑)。

本屋さんはいつでも心のアオシスだもんね。

新刊本をチェックして、ぷらぷらと雑誌コーナーへ。

目についた最新号などぱらぱらとめくっていると、

隣のブロックから外国語の会話が聞こえてきました。

アジア系観光客と思われる40代くらいのご夫婦が何やら打合せ中。

華やかなダウンウェアを着込んだ奥様が旦那様らしき男性に

多分(笑)「もう少しで終わるから、ちょっと外で待ってて」的なことを言い、

男性はうんうんと頷きながら店の外へ。

言葉はわからなくても夫婦の会話のニュアンスは万国共通(笑)。

なんとなく推理できちゃうから面白い。

どうやら日本の雑誌に興味があるらしいマダム、

夫が横にべったりいられるとじっくり落ち着いて見られないので、

丁重に、優しく、人払い、いや夫払い、したらしい。

わかる、わかる、アタシもよく使うよ、その作戦。

「ごめんね、すぐに終わるから、どこかで待っててぇ」って。

さて、かくして一人になったマダムは本腰を入れて

所狭しと並んだ日本の雑誌をあれやこれや熱心に品定め。

1冊、また1冊と気に入った雑誌を小脇にはさみ、

さらに1冊、また1冊と新たな本を抜き出し、ぺらぺら、ぱらぱら、

そのうち、勢い余って、バサバサッ、何冊を床に落としてしまった。

「Oh~sorry~」と慌てて雑誌を拾うマダム。

いったいどんな本をご購入予定なのかしら?

失礼にならない程度にそっと横をチラ見、

マダムが小脇にがっしり抱えていた本の表紙を見ると、

「季節の吊るし飾り」などなど和風の手芸やクラフト関連の本でした。

な~るほど、手芸好きのマダムにとって、

旅先の日本、北海道、札幌の書店はパラダイス。

ジャパニーズなクラフト本は最高のお土産なわけですね。

外国人観光客の増加は北海道経済を大いに牽引していますが、

そのニーズの多様性を大いに実感した瞬間でした。

彼らが北海道に求めるものは海鮮、ジンギスカン、スイーツだけじゃない。

自分の知的好奇心を満たしてくれる日本の書籍、本も

おみやげとして大きな価値を秘めているのですね。

そうだ、そうだよ。

旅先の本屋さんめぐりは最高に楽しい。

パリの古書店、サンジェルマン・デ・プレの写真集や画集の専門書店、

沖縄・那覇の市場の片隅にある小さな小さな本屋さん、

旅先の空港で最後に立ち寄るのもいつも本屋さんだ。

その土地の文化と誇りが詰まった本を発掘した時の喜びは最高。

旅に出たら、本屋さんへ行こう。

ふと、お隣を見ると、

まだまだマダムの本選びは続いています。

今やネットで世界中の本を検索できるし、買うこともできるだろうけれど、

やっぱり、旅先の本屋さんは、楽園、ですよね♪

お国も名前も知らない外国人観光客のマダムに

そっと心の中で語りかけ、仕事先へ向かったのでありました。

旅人よ。

本屋さんへ、行こう。

(写真は)

バレンタインのおやつ。

六花亭の「貯古齢糖(ちょこれいとう)」

甘酸っぱい梅ジャム入りの

ほろにがチョコレートパウンドケーキ。

紅茶にも緑茶にも合いますなぁ♪