オーバー・ハワイ
めんそーれ、
939万人。
夢のハワイ超え達成。
南国の島は今も昔も
アジアの交易中継地。
昨日5月15日は沖縄復帰の日。
本土復帰から46年目の初夏を迎えました。
さまざまな困難な歴史を歩んできた沖縄ですが、
経済に関してはこのところ好調なニュースが続いています。
特に絶好調なのが観光。
沖縄県を訪れる観光客数は
2013年以降、毎年1割前後伸び続け、
昨年は過去最高の939万人に達しました。
これは目標だったハワイの938万人を超える数字、
長年の悲願達成、夢のハワイ超えが実現したのです。
凄くない?憧れのハワイを超えだ。
で、気になるのが今後。
「観光客増 その先の沖縄は?」
朝刊の経済面にジャストタイミングな記事を発見。
沖縄経済を牽引する沖縄銀行元頭取で沖縄県経営者協会長の
安里正敏氏へのインタビュー記事であります。
2002年に当時としては最年少で地銀頭取となった経済人のお話、
ぐいぐい読み進んでしまいました。
沖縄観光絶好調の大きな要因は外国人観光客の増加。
LCCの就航やクルーズ船の寄港が増えたことで、939万人のうち
中国、香港、台湾、タイなどの外国人が3割弱を占め、
沖縄県の人口は全国の1%なのに対し、
外国人観光客は全国の1割にまで拡大したとか。
確かに多言語が飛び交う国際通りは名実ともに国際的、ですものね。
「14世紀には沖縄に三つあった王朝がそれぞれ明と貿易」、
「近世には北海道の昆布が北前船を経由して伝わった」
そんな歴史的な「地の利」こそが沖縄経済の土台。
現代では「沖縄から飛行機で4時間圏内にアジアの主要都市が入り、
20億人の市場規模がある」のだそうです。
そう、今も昔のアジア交易の重要な中継地であるわけです。
こうした地の利を生かす物流ネットワークの構築が
今後の沖縄経済の命運を握るわけですが、
安里氏が特に課題としてあげていたのが「海運」。
かつて琉球王朝時代は世界的な海運国家として
外国との交易を華々しく担ってきた歴史がありますが、
現在の状況は「運賃は安いが、沖縄から出す荷が少ない」のだとか。
う~ん、これはもったいない、地の利が生かし切れていない。
で、氏が注目するのが「レンタカー」。
自動車社会の沖縄、県内には3万台のレンタカーがあり、
うち1万台は毎年更新されるそうですが、
その中古車は一旦神戸港に集められてから
東南アジアに輸出されているそうで、まさにもったいない&非効率。
この1万台を沖縄から輸出できるよう改善したい、とのこと。
ですよね~。
沖縄で活躍したレンタカーが中古車になり、
そのまま沖縄の港から船に乗ってアジア圏内へ輸出した方が
時間的に経済的に効率的、輸出する方輸入する方、ウィンウィンだ。
沖縄好きの旅人も毎回必ずお世話になりますが、
空港近くのレンタカー会社にはおびただしいレンタカーが待機し、
県内の道路を走れば2台に1台以上の頻度でレンタカーナンバーにすれ違う。
観光客の身近なところに沖縄経済にとって
大きなビジネスチャンスがあるのですね。
沖縄から海を渡り、
お世話になったレンタカーが
アジア各地で旅立っていく。
南部の海カフェや読谷村まで走った車に
タイや香港の街角で再会する日も遠くないかも。
オーバー・ハワイの沖縄。
夢と目標は大きい。
(写真は)
海運国家沖縄よ再び。
南部の海カフェから望む
美しい青い海。
久高島が懐かしい。

