カレーの行方
大鍋のカレー。
そんな風景も
貴重になっていくのか。
レトルトが
ルーを超えちゃった。
爽やかな初夏の青空。
札幌の予想最高気温は26度だとか。
気温が高くなるほどにスパイシーなカレーが恋しくなります、が、
ひょえ~、とうとう、そんな日が来てしまったのね~。
朝刊の経済面の見出しにある時代の終焉を予感。
「レトルトカレー ルー超えた」。
手軽で便利で美味しいと人気上昇中のレトルトカレー、
民間の調査会社によると
2017年の売上高が前年比3%増の461億円と
固形のルーの売り上げを5億円上回ったのだそうです。
20年前の調査開始以来、ルーがレトルトに逆転されるのは初めて。
日本の国民食、家庭料理のド定番カレーに何が起きている?
忙しくても、家族の帰りがまちまちでも、
大鍋にカレーをどっさり作っておけば事足りましたが、
時代は時短。益々時間に余裕がなくなり、単身世帯も増え、
家庭でルーを使って複数分のカレーを作る機会は減る一方で、
レトルトカレーの進化は止まらない。
ほとんどの商品が箱ごと電子レンジでチンすればOK。
今や鍋もお湯も必要ないのだ。
今どきレトルトは手軽で、お手頃価格で、味も本格的なのはもちろん、
現代のライフスタイルに対応しさまざまに進化中。
エスビー食品の「食べ方チョイス」シリーズは
バターチキン、キーマなど6種類が揃い、量は半食分のハーフサイズ。
色々な味を少しずつ食べたい女性たちのニーズにどんぴしゃ。
今年で発売50周年のボンカレーを発売する大塚食品は
「おいしくて塩分1グラム」が謳い文句の
「マイサイズ いいね!プラス」シリーズを
調剤薬局や病院内の売店で売り出し中。
健康志向の強い消費者ニーズにこれまたぴったんこ。
量も塩分も気遣ってくれて、しかも電子レンジ対応。
じゃがいもの皮むきも涙流しながらたまねぎを切ることも必要なし。
好きなレトルトを好きな量だけチンすればいいわけで、
わざわざ大鍋でどっさりカレーを作る意味なくない?ってことかぁ。
そういえば先日の新聞で「めんつゆ」の売り上げ減少って記事も見たっけ。
調理の手間を省くどころか、そもそも料理自体しなくなっているため、
調味料の売り上げが年々減ってきているのだそうです。
たしかにね、うどんもお蕎麦もコンビニで買えるもんね。
遠い未来の
カレールーやめんつゆがなくなる日。
その頃の台所はどんな風になっているだろうか。
鍋はあるのか、包丁は存在しているのか。
どんなカレーを、うどんを食べているのだろう。
レトルトカレーがルーを超えた朝。
カレーの行方を考える(笑)。
(写真は)
肉じゃが ほっけの塩焼き。
青菜のにびたし・・・。
とりあえず我が家の台所では
鍋も包丁もまだまだ現役(笑)。

