第4のワイン

赤でも、白でも、

ロゼでもない。

初夏にぴったりの

第4のワイン。

それは緑のワイン♪

朝から初夏の雨が本気で降っています。

札幌の最高気温は4月中旬並みの13度の予想とか。

ちょっとひんやりする朝ですが、

遊歩道の藤棚や植込みの紫陽花の緑がより鮮やかに見えます。

6月の景色は晴れても雨でもいと美しい。

いい季節です。

さて美味しいポルトガル話の続きであります。

リスボンに初夏を告げる「聖アントニオ祭」。

イワシ漁の解禁と重なり、別名「イワシ祭り」とも呼ばれ、

前夜祭の今日あたりは花飾りで美しい街のあちらこちらに

イワシを炭火で焼く屋台が立ち並び、

食欲をそそる香ばしい匂いが漂っていることでしょう。

我が家も夫のポルトガル土産のお洒落缶詰にひと手間加え、

先日の週末になんちゃって「イワシ祭り」を決行(笑)

メインはイワシのオリーブオイル漬けと夏野菜と

ポルトガルの市場で購入してきたという農家チーズを使い、

オーブンで焼き上げた、名付けて「聖アントニオ焼き」。

リスボンの守護聖人にリスペクトをこめて、

さあ、乾杯。

ポルトガルの初夏「イワシ祭り」を祝うのは

この時季ならではのスペシャルなワイン。

赤でも、白でも、ロゼでもありません。

ポルトガル名物「緑のワイン」であります。

まさに、第4のワイン。

あまりお酒をたしなまない夫が現地で虜になり、

思わずグラスを重ねたというから驚き。

「ほんとにね、軽くて、爽やかで、飲みやすくてね、

なんたって、イワシとの相性が、最高」なんだとか。

でも「緑のワイン」なんて聞いたことないよねぇ~、

日本には売っていないよね~、ポルトガル行くしかないね~、

な~んて思っていたら、ウチの夫さん、グッジョブ!

なんとご近所のワインショップで第4のワインを発見。

大航海時代の新大陸発見にも匹敵する偉業であります(笑)。

まさか、まさか、徒歩圏内に「緑のワイン」入荷していたとは。

おおお~、これが、噂の「ヴィーニョ・ヴェルデ」。

日本語に直訳すると「緑のワイン」。

今、世界中のワインファンから注目を集めている

ポルトガル生まれの新世代ワイン、であります。

「ヴィーニョ・ヴェルデ」はポルトガル北部の

スペインとの国境地帯に位置するミーニョ地方の特産ワイン。

古くはローマ時代からワイン造りが行われていて、

ポルトガルでも最も歴史の古い産地のひとつです。

そこで造られている完熟手前の葡萄を使ったワインが

噂の「ヴィーニョ・ヴェルデ」=緑のワイン。

若々しい葡萄から造られるために

活き活きとした酸とほのかな炭酸を含み、

果実をそのまま口に含んだようなみずみずしさと

爽やかでクリスピーな味わいが特徴で、

アルコール度数も通常のワインよりも低めなため、

初夏から夏にかけてぴったりなワインなのであります。

我が家にやってきた「ヴィーニョ・ヴェルデ」は

普通サイズよりちょっとスリムで背が高いボトル。

白ワインよりも透明で爽やかな色をしています。

光にかざしてみるとグリーンがかって見えるのは気のせいか(笑)。

なんとまあ、愛らしいラベルデザインでしょうか。

「GATAO」というロゴの上に緑色の美しい猫が1匹。

思わずジャケ買いしちゃいそうなデザインだ。

「GATAO」=ガタオはヴィーニョ・ヴェルデを代表するブランド。

ガタオとはポルトガル語で「猫」しかも「大猫」を意味し、

長年、ボトルデザインには猫が描かれてきたようです。

昔のラベルには長靴を履いた大猫の絵が描かれていましたが、

30年ほど前からこの緑の美しい猫ちゃんになったらしい。

物凄いクールビューティーな美人猫?イケメン猫?

あまりに気高くて見惚れてしまうGATAOの猫ちゃん、

さらに気になるのは・・・その目線・・・。

きゅっと天を仰ぎ、上の方にある何かをじっと見つめているのです。

ガタオ・キャットの視線の先に描かれていたのは・・・

うわぁ~、なんとなんと!一匹のイワシ!

しかもポルトガル伝統工芸品の美しい装飾タイル、

「アズレージョ」模様のとびきり美人(笑)なイワシさん。

このボトルこそ、初夏から夏にかけての季節限定、

ガタオの「サルディーニャラベル」なのでありました。

聖アントニオ祭、つまりイワシ祭りに合わせて、

ヴィーニョ・ヴェルデもイワシ仕様に衣替えというわけ。

もう、ポルトガル第4のワイン、お洒落過ぎ~。

なんてウィットに富んでいるのでしょう。

元々、ガタオの猫ちゃんの目線は斜め上に向いていて、

昔の平らなボック・テイル型のボトルには

ボトルの上部に葡萄を加えた小鳥が描かれていたそうです。

猫ちゃんはその小鳥を見ていたのですが、

初夏の聖アントニオ祭にあわせて小鳥をイワシにスイッチ、

この時季だけ限定数量生産の「イワシボトル」が生まれたのですね。

ポルトガルワインの遊び心、最高。

熱々のイワシと夏野菜と農家チーズと

爽やかで軽くて微発泡の低アルコールワイン、

ガタオのヴィーニョ・ヴェルデ。

まじ、ヤバい、ヤバすぎるほど、美味しい~!

もうご近所ショップのイワシボトル、全部買い占めたい(笑)。

一瞬で恋に落ちた。

初夏のポルトガルからやってきた

美人猫のイワシボトル。

第4のワインに乾杯♪

(写真は)

ね?

GATAOの美人猫ちゃんの視線の先に・・・

これまた美しいアズレージョの美人イワシが。

ボトルを鑑賞しながら、

あっという間に飲み干してしまいそう。

爽やかで軽くて、危険な(笑)ワイン。