ひよこと子羊
チャナ、グラム、
ベンガルグラムにガルバンソ、
チックピーにチェーチェ、
ひよこ、子羊、栗にエジプト。
百の名前を持つ可愛いお豆。
お豆の話の前に、
今朝8時前、大阪で震度6弱の地震発生。
現在もテレビ各局の速報番組が続いています。
今のところ広範囲に及ぶ大きな建物倒壊などは確認されていませんが、
新幹線や在来線などがストップ、朝の通勤、通学時間でしたから、
市民生活に大きな影響が出ているようです。
報道ヘリが道路が板チョコのように割れている様子を映し出しています。
地下の水道管が破裂したのでしょうか、大きな穴から水が流れ出し、
近くのグラウンドらしき場所が池のようになっています。
一部では住宅火災の情報もあり、
とにかく大きな被害がありませんように、
これ以上被害が広がりませんように祈るばかりです。
災害物資としても大切な缶詰。
我が家は夫のお土産のポルトガル缶詰がマイブームですが、
先日開けたバカリャウ(干し鱈)の缶詰に入っていたのが
ころころとした小粒のベージュ色のお豆。
ポルトガル語で「Grao」と表記されていましたが、
併記されている英語表記では「CHICKPEAS」とあります。
そう、これぞ百(?)の名前を持つ可愛いお豆。
「ひよこ豆」であります。
原産地は西アジアでヨーロッパからアフリカ、中東諸国、
東南アジア、インド、中国など広い地域で食用とされ、
豆のおへそ近くに鳥のくちばしのような突起があることから
ひよこのような形をした豆、ひよこ豆と呼ばれています。
高たんぱく、低脂質、栄養豊富なエスニック食材として
近頃特に注目されている人気のお豆。
そうそう、ひよこ豆のカレーとかコロッケとかサラダとか、
お洒落なオーガニックカフェなどでお目にかかることありますよね。
インド料理のダール(豆の煮込み)やチャナマサラ(豆カレー)、
中東料理のファラフェル(コロッケ)などなど
ひよこ豆を使った郷土料理は世界中に存在しています。
それだけに実にたくさんの名前で呼ばれているのですね。
インドでは「チャナ」「グラム」「ベンガルグラム」、
英語では「チックピー」イタリア語「チェーチェ」、
スペインやメキシコでは「ガルバンソ」、
そして日本では「ひよこ豆」「エジプト豆」「栗豆」などなど、
世界で愛されるだけに色々な名前を持っています。
英名「チックピー」の「chick」はひよこという意味。
ひよこ豆はその日本語訳、中国でも「鶏児豆」と呼ばれるように
ひよこに似た愛らしいカタチが名前の語源かと思っていましたが、
調べてみると、どうやら、ひよこ説は後付け。らしい。
古いラテン語「cicer」から派生したフランス語「pois chiche」が
英語に転化される際に「chickpea」と勘違いされたらしく、
元来はひよこちゃんとは無関係だったようです。
ちなみに学名「arietinum」は「子羊の頭」という意味。
う~む・・・たしかに・・・そう見えなくもない(笑)。
ひよこのようでもあり、子羊の頭のようでもあり。
ちなみに日本の別名「栗豆」はほくほくした食感が栗に似ているから。
かと思えば、エジプトでひよこ豆のコロッケ食べた記憶があるしねぇ、
エジプト豆?栗豆?ひよこ豆?子羊豆?
百(?)の名前を持つ美味しくて可愛いひよこ豆。
世界ではほかにも「鷹の顔」とか「小さい鼻」とか
かなり好き勝手に呼ばれているようですが、
ほっこりした歯触りと優しい甘みは誰もが大好き。
煮ても揚げても粉にしても
バカリャウと缶詰にしても、美味しい可愛いお豆でした。
(写真は)
ポルトガルでも愛されてます。
バカリャウとひよこ豆の缶詰。
干し鱈の塩気とお豆の甘さがベストマッチ。
このままバゲットに載せてパクリ♪

