パラソル男子

女もすなる

「日傘」というふものを

男もしてみんとてするなり。

記録的な猛暑の夏、

パラソル男子のススメ。

酷暑、炎暑、猛暑続きの日本列島。

体温を超える気温の中、

炎天下を歩くのは命の危険さえ伴うこの夏、

男子諸君がようやく気づいてくれましたね。

「日傘男子 今年こそ晴れて定着?」

今朝の朝刊記事の見出しです。

気温36度の午後3時。

激しい日差しがアスファルトに照りつける銀座の街を

28歳の記者さん(男性)は勇気を出して「日傘」を開いた。

記事は余りの猛暑に先月下旬生まれて初めて買った、

黒地に白チェック柄のメンズ日傘を使う実体験からスタート。

そうか、男子は日傘をさすのに「勇気」がいるのか。

じっとしていても額から汗がしたたり落ちる酷暑の午後。

しかし、日傘を開いた途端、頭から胸にかけて日陰ができて、

「頭上の熱が引いていく」。涼しい、心地いい・・・、

「だが、すれ違う人たちがちらっと自分も見る視線が気になる」。

そうか、銀座の街では、まだ視線が気になるかぁ・・・。

日傘男子デビューの本音がよくわかる体験談です。

しかし、日傘男子には心強い応援団がいた。

2011年、環境省は上着を脱いで日傘をさすと

発汗量が2割抑えられるという調査結果を発表、

「男性用日傘の商品開発・普及が必要」と呼び掛けたのです。

クールビズを定着させた環境省、

次のミッションは「日傘男子」、いいんじゃないかしら。

傘の歴史をひもとけば

古代エジプトやペルシャの壁画にも

王や高層、貴族の頭上に優雅な日傘がたくさん描かれています。

日傘は日除けと共に富や権威の象徴でもあったようですが、

時代を経るにつれてもっぱら女性が使うアイテムとなっていき、

日傘をさすなんて男らしくない、なんてイメージが定着。

確かにね~。

西欧の風景画などでも日傘を優雅にさすのは女性。

紳士は帽子で日差し避けるものとされてきたようですが、

時は現代の酷暑列島ニッポン、涼しいヨーロッパとはわけが違う。

環境省の音頭が功を奏したかどうかはわかりませんが、

連日最高気温が30度台後半を記録している今年の夏、変化の兆しが。

記者が日傘デビューした銀座にあるロフトでは

暑さが厳しさを増した7月下旬から

男性用日傘の売り上げが急増、

若いビジネスマンや年配層まで幅広い世代が購入。

7月上旬の6倍ほどになったそうです。

土佐日記の冒頭をパクれば(笑)、

まさに「女もすなる日傘といふものを、

男もしてみんとてするなり」であります。

そうです、そうです、炎天下にお仕事で出歩く男性諸君、

男らしくないとか、人目が気になるとか、

ごにょごにょ言ってるヒマが一度日傘、さしてごらんなさいな。

自分で作れる移動式日陰(笑)の心地よさといったら、

いったん体験すると、もう手離せなくなりますよう♪

日傘男子をメーカーも応援。

洋傘大手のオーロラと東レは今月1日、

埼玉県の日傘普及事業に賛同し、

男性用の折り畳み日傘70本を贈ったそうです。

暑さ対策を推進する県や県内市職員で結成した、

「日傘男子広め隊」のメンバーが通勤時に使い、

日傘を利用しやすい環境作りに役立てる、とのこと。

さらに県環境科学国際センターによる日傘の効果検証、

日傘男子職員の体感調査も実施しHPで公開予定とか。

いいんじゃない、いいんじゃない、

先入観を打破するには科学的、実証的データは有効。

そもそも「日傘」=「parasol(パラソル)」の語源は

「太陽(sol)」を「よける(para)」という意味のフランス語。

日傘一本あれば、

命を奪いかねない強烈な暑さを避けられる。

この夏、パラソル男子増えますように♪

(写真は)

ビールの最強おつまみ

「手羽先のピリ辛焼き」。

豆板醤入りのお醤油だれにつけて

魚焼きグリルに入れるだけ。

日傘男子もきっと大好き(笑)。