美味しい文様
ちょいと粋な小紋。
夜空にまたたく星。
うふふ、
素敵な別名がいっぱいあった。
夏も美味しいゴマサバくん。
夏の終わりを惜しむかのように
昨日は一日中しとしと、ザーザー雨が降り続きました。
ちょっと湿りがちな気分は金曜ごはんで晴らしましょう。
さてさて今日はどんなお魚が入荷しているかしらと、
ご近所スーパーのお魚売り場をのぞいていて、
目が合ったのが(笑)噴火湾産のゴマサバ。
マサバよりもちょっと小顔なゴマサバ。
胡麻のような点々の文様がその名の由来ですが、
北海道から東シナ海まで日本中の海域で獲れるため、
「コモンサバ(小紋鯖)」「ホシサバ(星鯖)」などなど、
色々素敵な地方名で呼ばれています。
小紋や星屑にたとえるなんて粋なネーミング、ですね。
噴火湾産のゴマサバくんは鮮度抜群。
小紋のような星屑のような胡麻のような文様もくっきり、
血合いも美しい鮮紅色をしていて活きの良さがわかります。
さ~て、晩夏のゴマサバ、どうお料理しましょうか。
定番サバ味噌もいいし、カレー風味のから揚げもいいねぇ。
一般的にサバの旬は秋から冬とされますが、
年中安定的に獲れるゴマサバは暑い夏にも味が落ちないのが特色。
そうか、夏に元気なお魚、夏野菜と一緒に美味しくなってもらいましょう。
ル・クルーゼの大きなオーバル皿に
平取産の桃太郎トマトと茄子とズッキーニを彩りよく重ね、
その上に塩・胡椒したゴマサバの切り身を並べて、
タイム、にんにくのみじん切りを混ぜた香草パン粉をかけて
オリーブオイルをひと回し、二回し、三回し、して
あとは高温のオーブンで30分ほど焼けば出来上がり。
今週の金曜ごはんのメイン。
「噴火湾産ゴマサバの香草パン粉オーブン焼き
~彩り夏野菜とともに」。
ふふっ、料理名は産地を入れてちょいと長めに、
さらにサブタイトルをつけると、ジョエル・ロブション風になる(笑)。
おうちごはんを楽しくするには言葉遊びも大事♪
さあ、熱々のうちにいただきましょう。
カリカリに香ばしく焦げた香草パン粉をまとったゴマサバを
ほっこり火が通った茄子、トマト、ズッキーニとともに、はふはふ・・・。
う、美味ぁぁぁ~い♪。
ゴマサバの身はふんわり、その濃い旨みと程よい脂を
元気な夏野菜が十分吸い込んでいて最高に旨い。
晩夏の北海道の海と畑の競演だ。
ゴマサバ、さすが、夏に負けない魚だ。
真夏の暑さも通り過ぎていったので、
今回は塩加減をちょっと控えめにしたこともあって、
お魚も夏野菜も、素材の上手さがストレートに舌に伝わってくる。
鮮魚の香草パン粉焼きはウチの定番料理ではありますが、
季節、素材によって毎回違う美味しさに出会えます。
ま、ある意味、おうちごはんは毎日が一期一会。
最高に美味しかったゴマサバくんですが、
ごめんなさい、気づけば、香草パン粉のおふとんで
ご自慢の小紋のような星屑のような文様が
すっかり隠れてしまいました。
美味しい文様に、ごめんなさい。
季節は晩夏からいよいよ秋へ。
さあ、北海道もお盆。
大切な人たちが戻ってくる夏の終わり。
亡き父はお空のどの辺まで帰ってきてるかな。
茹でたてのトーキビを仏前に据える朝、でした。
(写真は)
噴火湾産ゴマサバの
香草パン粉オーブン焼き
~夏野菜とともに。
小紋も星屑も隠れているけど、
お味は最高♪

