あてなるあも

甘くて

柔らかくて

母のような

愛のお菓子ね。

ティ・あも。

あも。

口にするだけで心がほっとするような

なんとも癒される響きがします

あんこ好きの夫がお誕生日プレゼントに頂いた和菓子の名前。

カンブリア宮殿でも紹介された叶匠寿庵の看板お菓子であります。

滋賀の大津に本店を構え、素材にこだわったお菓子作りが人気を博し、

創業60年で全国各地に店舗を持つほどに急成長、

「和菓子のソニー」と異名をとるお店の代表的存在。

豆をつぶさぬように丁寧に炊き上げた小豆餡の中に

柔らかくしっとりしたお餅を忍ばせたお上品な棹菓子。

今回は夏限定の抹茶風味の季節限定商品、

お濃茶の心地よい苦みと小豆の甘さがベストマッチ。

「さすが、あんこのお味が違いますなぁ~」と

はんなりおやつ時間を堪能いたしました。

こういうお上品さを「あてなる」というのでしょうね。

見た目やお味はもちろん、名前も実にあてなるもの。

「あも」。なんともあてなる響きの言葉でございます。

宮仕えの上級女官たちが使った女房言葉で「お餅」の意味とか。

「あんも」とも言い、餡餅(あんもち)の略ともされますが、

あも・・・なんか口にするだけで甘く懐かしい気持ちになります。

実は、ちょいと調べてみるとですね、

「あも」は「母」という意味の上代語でもありました。

あも=お母さんのことだったのかぁ、何だかきゅんとするわけよね。

幼子のまだよく回らない舌でも「あも」は発音しやすい。

ママ、マンマ、中国語もマーなどなど、「母」を意味する言葉は

どの言語も子供が発音しやすい音でできています。

あも・・・amo・・・。

あれ?イタリア語でも同じ音の言葉がありましたね。

「amo」は「amore(愛する)」という動詞の活用形。

「Ti (あなたを)amo(愛しています)」と使われます。

イタリア映画などの甘い場面でよく聞く言葉ですよねぇ。

うふふ、ちょっと素敵な同音異義語。

餡餅=母=愛してます。

日本とイタリアに同じ音の言葉が存在していて

なんだか素敵な意味の連鎖をしていました。

イタリアはマンマのことが大好きなお国柄、

まさに「あも amo」ってことになりますね(笑)。

あてなるあも。

あも、大好き。

(写真は)

抹茶風味の「あも」と

ふっくら大納言のどら焼き。

和菓子のソニー、

美味しいおすえ。