天高く鮭いとしい秋

銀鱗輝く魚体。

美しいサーモンピンク。

北海道の秋の主役が

今年は記録的スリム傾向。

天高く鮭痩せる秋。

ああ・・・また週末食べ過ぎてしまった。

昨日は一日遅れで父の命日のお墓参りを済ませた後、

我が家の決まり文句「食べるのも供養」とばかりに、

満員御礼の人気回転寿司店で母と夫と3人で日曜ランチ。

秋刀魚に岩内産平目、本鮪三種盛り等々、秋ネタを堪能。

美味しかったけど、食べ過ぎちゃったね~(笑)。

「また1週間かけて体重、戻しましょう」と夫と誓い合う。

なんだか、毎週毎週、同じ誓いを繰り返しているような(笑)。

そんな月曜日の朝、うらましい、いや、心配な朝刊見出しが。

「秋サケ 痩せ気味」。

道内の今季の秋サケ定置網漁で

魚体が記録的に小さい状況が続いているとか。

人間が肥えたと肥えたと後悔するのはよくある話ですが、

秋サケが痩せているのは北海道新聞の一面トップニュース。

記録的な不漁だった去年に比べて、

今季は漁獲匹数は前年同期を2割近く上回っているものの、

重量ベースの漁獲量は前年並みに留まっているそうです。

つまり、小さくスリムな鮭が多いということ。

過去20年の秋鮭1匹当たりの平均重量は約3.6キロですが、

今季はほぼ3キロちょうど、これまでで最低の数字。

例年なら3キロ台が5割、4キロ超えが3割、2キロ台は1~2割ですが、

今季は2キロ台が4割、4キロ超えはたった1割。

細身でスリムな秋サケが目立っているそうです。

魚体が小さいサケは脂ののりもよくないので単価が低迷、

市場関係者は去年に引き続き冴えない表情が続いているようです。

どうした?秋鮭なぜ痩せた?

専門家によると成長期の栄養状態が関係しているらしい。

北海道の秋鮭が痩せている一方で、

今年のロシア極東のカラフトマスが例年の倍以上の豊漁だそうで、

どうやら「道内に回帰するサケとの間で

成長期に餌の奪い合いが起きた可能性がある」らしいのです。

サケの育つ海域が過密状態にならないように

孵化、放流を含めた調整が必要とのことですが、

そうか・・・育ち盛りにロシア勢に押されて

餌を食べられなくて、スリムになっちゃったってことねぇ。

それでも細身の体で一生懸命泳いで故郷へ帰ってきた旅を思うと、

その健気さに愛おしく、脂ののりがどうであろうと、

美味しくて食べてあげようって思います。

たとえスリムでも

秋サケの銀鱗、サーモンピンクは美しい。

香草パン粉焼きにしたり、フリットにしたり、

美味しくお料理する方法はいっぱいあるものね。

帰ってきてくれてありがとう。

天高く鮭いとしい秋。

(写真は)

シンプルな秋鮭の塩焼き。

スリムでも美味しかったよ。

大海の旅の記憶を

愛おしんで味わう。