時をつなぐ

若木が

葉を茂らせ

花を咲かせ

未来へ進む

時をつなぐ

おめでとう!ドジャース!!!

おめでとう!大谷翔平選手!!!

メジャーリーグ・ワールドシリーズ第5戦、ドジャースがヤンキースに

7-6で逆転勝ち、今季の王者、ワールドチャンピオンに輝きました。

ホームLAで大谷選手のホームランで決めてほしかった気もするけれど、

いやいや、敵地NYで全力野球で勝ち取った世界一、とにかくめでたい!

1回にジャッジ選手覚醒のホームランなどで5点差となった中盤、

今度はそのジャッジ選手のまさかのエラーから同点、逆転、優勝!

野球の神様は凄いシナリオを思いつくもんです。

大谷選手は無安打でしたが、相手捕手の打撃妨害で出塁するなど

負傷してても彼が打席に立つだけでバッテリーには相当なプレッシャー、

「存在」するだけで価値がある大選手なんだと実感しました。

最後の最後まで試合に出られて本当に良かった。

優勝が決まった瞬間、ケガも忘れたかのように全力で走りだし、

歓喜の輪に最高の笑顔で加わった大谷選手でしたが、

優勝トロフィーを大事そうに眺め、肩を労わりながらそっとあげ、

4度目のシャンパンファイトで「左肩こえ~っ!」とはしゃぐ姿を見て

本当に苛酷な状態を乗りこえて勝ち取った悲願だったんだと思いました。

1000億円超えの超大型契約、史上初の50-50、そして世界一。

小さな頃から夢見ていたメジャーでのWC優勝を成し遂げた大谷選手。

1964年、村上雅則さんが日本人初のメジャーリーガーとなってから60年、

野茂英雄さん、イチローさん、そして昨日始球式を務めた松井秀喜さんなどなど

数々の日本選手が積み重ねてきた実績の上に花開いた大輪の花といえます。

そうだよね、花を咲かせるために、時をつないできたんだよね。

と、しみじみ思ってしまう出来事が最近あったのですよ。

毎年春にきれいな花を咲かせていた我が家のマンション前の桜並木、

そのほとんどの木が、この晩秋に、伐採されてしまったのです。

札幌市の樹木医による調査の結果、老木化が進んだ危険木と診断され、

倒木を未然に防ぐために伐採、来年に若木に植え替えることになったのです。

確かに2,3本は葉っぱが枯れたり、元気のない感じはありましたが、

今年の春も美しい花を咲かせてくれていたのに・・・

そうか、木の内部では老木化が進み空洞化していたのですね・・・。

息子が赤ちゃんの頃から成長を見守るように咲いてくれていた桜並木。

気がつけば、あなたたちも年を重ねていたのですね。

見た目には元気そうで、桜色の花を咲かせていたけれど、限界だったのね。

「グォーン、グォーン!」今もあなたを伐採するチェーンソーの音が聞こえる。

仕方ないとわかっていても、その音が心に痛い。

すでに伐採された桜の木は根を掘り起こすまでの数日間、切り株が残され、

切られたばかりの断面をさらしている姿を見るのが本当に辛かった。

でも、その年輪を見つめるうち、時の積み重ねに感謝した。

年輪の数だけ、美しい桜色の花で私たちを癒してくれていたのだ。

本当に、ありがとう。

老木はいつか役目を終えて姿を消すけれど積み重ねた年輪は消えない。

来年、桜の若木がその時をつないでいくのだから。

細く頼りなげな若木が大きく逞しく成長するように

選手を応援するファンやサポーターのように温かく応援しよう。

時をつなぐ。

美しい花が開く。

おめでとう、ドジャース。

おめでとう、大谷翔平選手。

(写真は)

晩秋の桜並木

伐採された切株

断面が痛々しい

その年輪を見つめる