桜食む桃源郷
春から初夏へと
優しく吹き渡る
一陣の春の風。
360度の花吹雪よ。
歩いて行ける桃源郷。
10連休最後の日曜日は子供の日。
あまりに爽やかな夏のような陽気に誘われて、
またまた朝になって急に思いたち、お外ランチを決行しました。
例によってありものでちゃちゃっと気軽なお花見弁当作り。
作り置きの桜鱒の香草焼きに頂き物の道産豚味噌漬けを焼いて、半熟卵に
青菜とさつま揚げの甘辛炒め、新鮮野菜などを三段お重に詰めれば完成。
そうそう、冷凍庫にこれまた頂き物の絶品お赤飯があったので、
金時豆入りと小豆入りの2種類をピンポン玉ほどのおむすびにして
沖縄のお塩と煎り胡麻をちょんと載せ小さなお重に詰めてみました。
日本のお重は凄い、普段着のお惣菜を詰めるだけで花見弁当になる。
気負わず、頑張らず、でもちょっとだけアイデアを使えば
いつでも行楽弁当ができる。ハマるな、これ(笑)。
お重箱を桜色の風呂敷に包み、小さなクーラーバッグに
途中に仕入れた桜色のロゼのカヴァのハーフボトルと
桜仕様の缶ビールと緑茶のペットボトルを詰め、
小さなポットには淹れたてのコーヒー、
小さなクッキーと72%カカオのチョコなど携えて、
さあ、準備は万端、いざ名残の桜の円山公園へGO!
公園内は4日で火気使用期間が終わっていますが、
絶好のおでかけ日和に誘われて葉桜の下、
あちらこちらで行楽弁当を広げるグループの姿が。
人出は多いもののBBQの煙も喧騒もなく、
春から初夏へと向かう公園はのんびり穏やかな雰囲気。
楽し気なお喋りや笑い声と新緑の葉擦れが
平和で幸せでのどかな三重奏を奏でています。
めざすは神宮境内にある梅園のあたり。
おおお~、まだまだ白梅、紅梅の花が咲いているぅ。
緑濃い杉林を遠景に紅白の梅と薄ピンクの山桜が咲き誇ってました。
と、次の瞬間、春の優しい風が吹き抜けたかと思うと
うわぁぁぁぁぁ・・・視界が桜色に染まった。
世にも美しい桜吹雪、花吹雪よ。
桃源郷だぁ・・・。
あまりに美しい花吹雪に包まれ
時空を超えたような錯覚に陥りました。
自宅から徒歩10分足らずで行ける桃源郷だ。
ウチのマンション、地下鉄から徒歩3分ですが、
凄いぞ、桃源郷も徒歩圏内の至近距離にあった(笑)
さあ、春から初夏へ向かう桃源郷にシートを敷き、
なんちゃってお花見弁当を広げ、桜色のロゼで乾杯。
実家の母の差し入れは白黒模様が超キュートなパンダ豆の煮豆に
懐かしい甘い卵焼き・・・ぱくり・・・う~ん、ちょっと泣きそう。
高校時代のお弁当を思い出した。
当の母が目の前に元気でいるのに勝手に切なくなる。
あの頃ちゃんと「美味しかったよ」って言ったかな。
高校生だったアタシに心の中で問いかける。
色々な感謝の思いを告げるのに絶好のタイミングなのに、
「うん、甘くって、美味しい」くらいしか言えない。
「高校の時のお弁当思い出すよ、同じ味で懐かしい」なんて、
面と向かっては照れくさくって、やっぱり言えない。
これが・・・親子ってもんかもね。
でも母の煮豆はやっぱり抜群に美味しくて、
「これ、お砂糖いつ入れるの?あく抜きするの?」なんて聞くと
もうすぐ90になろうという超元気な母はますます元気に
張り切って秘伝のレシピをとうとうと披露してくれる。
もう、何度も煮豆のレシピをこうして直伝で聞いているのに、
実は一度も作ったことがない(笑)。
いくつになっても
親に甘えてるんだよなぁ。
なんて・・・心の中で勝手にしみじみしていると、
また天から降り注ぐような花吹雪が一面を桜色に染めた。
桜色のロゼのグラスに花びらがひとひら、
黄色い卵焼きや煮豆や桜鱒にひとひら、ふたひら・・・
もう数えきれないほどの花びらが舞い落ちてきた。
うわぁ・・・・
取り皿にも桜の花びらがはらはらはら舞い落ちる。
知らぬうちに花見弁当とともにひとひらふたひら食べちゃったかも。
桜を愛で、桜を仰ぎ、桜を食む桃源郷。
円山公園駅から歩いて行けます。
桃源郷、意外に近い(笑)
(写真は)
我が家から徒歩圏内。
桜舞い散る桃源郷にて
今季ラストのお花見。
桜色のカヴァで乾杯♪

