サッポロステイ
今晩、なに食べる?
朝のジュース、
どれにする?
暮らすように旅する。
サッポロステイ。
昨日夕方、買い物客でにぎわうご近所スーパーでのこと。
30代くらいのご夫婦が鮮魚コーナーでお刺し身を品定め、
マグロのパックを手にする姿はごくごく日常的な風景ですが、
聞こえてきたの日本語ではなかった。
「おおお~、めっちゃ新鮮、活きがいい~!!」的に盛り上がり、
「よし、今晩はこれがメインね、あとはTOFU?」てな感じで、
近くのお豆腐コーナーへ向かうのでした。
キレイな英語混じりの会話から
台湾もしくはシンガポールあたりの観光客の方だと思われますが、
お豆腐を熱心に吟味するご夫婦の買い物籠は
お刺し身やお豆腐や季節の野菜や果物にパンなどなど
地元住民のふだんのお買い物の中身とほとんど変わらない。
北海道インバウンド消費の新しいスタイルでありましょう。
とにかく薬や化粧品を爆買いする短期滞在から
地元のスーパーで食材を買ってお料理を楽しむような長期滞在型へ。
リピーターを中心に北海道を訪れる外国人観光客のニーズは
「暮らすように旅をする」ことにシフトしてきているようです。
と、そこへ「パパ、ママ、これも買っていい?」てな感じで
お菓子コーナーに遠征していたらしい子供たちが
買い物籠に日本のチョコやグミを入れていきます。
「もう、しょうがないわねぇ~」的にママは苦笑、
まったく札幌市民の家族連れの買い物風景そのまま。
そこへ、さらにもう一組の同じ世代の家族連れが合流。
「ああ、お刺し身買ったのね、じゃ、お肉はウチね」みたいに
今晩の夕食材料の買い出し打ち合わせの会話を交わしているようだ。
どうやら2組の仲良しファミリーで北海道旅行に来たのでしょう。
親も子供たちも楽しそうで無関係なこちらも(笑)ハッピーな気分になる。
おっと、アタシも牛乳買って帰らなくちゃ。
するとくだんのインバウンドファミリーもすぐお隣にやってきた。
キレイなママが「あ、朝のジュース買わなくちゃ、アップルでいい?」と
これまたキレイな英語でパパに聞く。「いいね、アップル大好き♪」
パパもママも、いつにもまして仲が良い、ゴキゲンだ。
ああ、わかる、わかります、
外国のスーパーでの「今晩なに食べる?」的なお買い物は
めっちゃテンションあがる、めっちゃ楽しいものですよねぇ。
我が家も息子が小さな頃、毎年でかけていたハワイ旅行は
リゾートホテルではなくお気に入りのコンドミニアムへ。
初日はレンタカーで地元のスーパーへ繰り出し、
まずは滞在中の食材を買い出しするのが一番楽しかったかも。
地元ハワイ産のパパイヤ、マウイオニオンなどの新鮮野菜に果物、
新鮮なマヒマヒやアヒ(マグロ)などの地元の鮮魚、
でっかいガロン売りの牛乳やレンガサイズのバター、
くまさんボトルに入った蜂蜜、「錦」という名のジャポニカ米、
ジョンソンビルの粗挽き生ソーセージ、胚芽パン、
ハワイ・コナコーヒーにバドワイザーライトをワンカートン。
息子が半ダースは入りそうな(笑)巨大カートの中身も
その時の非日常的な日常体験の快感も今でもしっかり覚えている。
憧れの旅先で「今晩なに食べる?」なんて言いながら、
地元の食材、美味しいものを、お財布はあまり気にしないで
ポイポイ、カートに放り込んでいく。
非日常的な日常行為であるお買い物の思い出は、忘れられない。
旅の魔法にかかっているからね、
「お母さん、コレ買っていい?」なんて
息子が超カラフルな虹色をねだっても「いいよ♪いいよ♪」と
にやけて許可してしまったものだ。普段は却下するのに(笑)。
いつもより財布のひもも心のひもも、ちょっと緩めて暮らすように旅する。
旅人は幸せ、旅先の経済も潤う、ステイ旅はウインウインなのだ。
今はアスパラもトーキビも旬ですよ~。
新しいサッポロ・スタイルの旅を楽しむ
2組のインバウンドファミリーに、
心の中でおススメしながら、そっとグッバイ。
札幌夏旅、ご家族でどうぞお楽しみくださいね~♪
(写真は)
今晩、なに食べる?
札幌在住の我が家は
旬のピーマンで
二色青椒肉絲♪

